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日大アメフト問題に思う  ≪平成30年5月26日≫

 日大アメフト問題がかまびすしい。


 以下の「3つの感謝」の文章は、昨年の函館市ラグビー協会広報誌「スピリッツ」の巻頭言に掲載しました。

 3年前、函館市で開催された北海道ラグビースクール大会開会式の挨拶で同趣旨のことを申し上げましたが、今年のスクール卒業式で、卒業生がこんな風にお別れの挨拶をしました。


― ラグビーをやる上で3つの感謝を忘れてはならない、ということを教わった。でも、僕はそれだけでは足りないと思う。仲間と出合ったこと、一緒にたたかった仲間への感謝、このことは僕の力になっている。―


 ラグビーの精神がしっかりと彼らの中に浸透していることを目の前にして、誇りに思いました。

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          - 3 つ の 感 謝 -

「ラグビーをやる上において感謝の気持ちを忘れてはならない。」と言われたことを思い出します。


 闘球と言う和名のラグビーは、正しくボールを駆使しての闘いです。激しく、きつく、痛い。

 試合終了を表すノーサイドは、戦い終えたら両軍のサイドが無くなって同じ仲間だという精神に由来すると言われています。でもそれは、対戦してくれる相手をリスペクトし、感謝しているからこそであって、ノーサイドそのものが独立した言葉ではないのだと思います。


 次に、15人という最もプレーヤー数が多いラグビー競技は、ノッコンやスローファード等の反則を見極めるレフリー自身のポジショニングと相俟って、アドバンテージの適用等、ゲームの流れを読みつつ笛を吹くという高度な技術が求められます。さらに、それらを可能とするフィットネス(走力)が最低限の条件となるのは言わずもがなのことです。

 これら厳しい条件をクリアするレフリーがおられるからこそ試合が成り立つ、この当たり前のことに改めて感謝の念を持たなければなりません。


 また、監督やコーチ、家族等、サポートしてくれる方々がいることによってラグビーを続けることができます。

 根崎ラグビー場の維持管理一つとってみても、平成28年度で言えば39回の芝刈りが協会関係者自らの手によって行われました。

 加えて撒水、目土入れ、肥料散布など間断ない手入れによって現在のコンデションが保たれています。

「感謝の気持ちを忘れるな」という諸先輩からの言葉、次世代に繋げていきたいと思っております。



by atsushi-kudou | 2018-05-26 10:11 | 新人議員「虚心平気」  

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