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コンテ日吉 30年12月定例会        ≪平成31年1月26日≫

 コンテ日吉を巡って未だ混乱、不透明な状況が続いています。

 

 北海道新聞1月10日、「函館日吉コミュィティエリア(コンテ日吉)」の企業グループなどによる全体会議が9日開かれ、代表法人を医療法人社団善智寿会からから社会福祉法人函館みらい会(旧善智会)に変更することに決めたことにより、市は協定について、再締結も含めて対応を検討する」と報道しています。


 また、1月16日の函館新聞に「医療法人社団善智寿会は15日までに市内の介護施設7事業所を廃止した。経営悪化が要因。石川町で運営していた医院は1日付で法人から切り離し、個人クリニックへ移行した。柏木町の飯田内科クリニックは今年度中の閉館を検討」といった内容の記事が掲載されていました。

 

 そもそも、コンテ日吉の代表法人は医療法人社団 善智寿会(理事長飯田善樹)

です。コンテ日吉エリア全体の事業展開を統括する法人ですので、財政面での担保力があって然るべきとの立場で質問を考えていたのですが、時間切れとなってしまいました。2月定例会で改めて質問しようと考えております。


いずれにしても、飯田グループは資産を担保に29億円もの根抵当権を設定していたのが登記簿謄本から判明しましたが、財務状況が厳しいと巷間囁かれていました。


飯田理事長の突然の失踪に様々な憶測が取り沙汰されておりますが、失踪先での当面の生活費の工面のため、法人等の財務から引っ張り出す、というような展開が小説のなかではあるようです。

事実は小説よりも奇なり、とも言いますが、コンテ日吉を巡る状況は、合点がいかないことが多すぎます。


特養に3億5400万円の補助金を交付した市にも説明責任を果たさずに経営から退き、こうした対応に工藤寿樹市長は「誠意が感じられない」と不快感をあらわにした。と1月20日の函館新聞のニュース細見に掲載されていましたが、額面通り受けとっていいのかと思うことがままあります。

すべて、市の答弁は医療法人社団 善智寿会、社会福祉法人善智会の代弁に終始し、事態を解明しようとする姿勢が見られないからです。

当時、プロポーザルそのものが出来レースと囁かれていましたが、もしかしたら、もしか。


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◎工藤 篤議員

 大綱3点目、福祉コミュニティエリア整備事業、いわゆるコンテ日吉についてお伺いします。

 6月議会での一般質問では時間を足りなくし途中で切り上げざるを得なくなってしまいました。また、ご答弁に理解できかねるところもありましたので、改めてお尋ねしたいと思います。


 今年の3月31日付け北海道新聞に、社会福祉法人善智会の特別養護老人ホーム「ベルソーレ」および株式会社ハーモニーのグループホーム「ベラルーナ」、サービス付き高齢者向け住宅「アルバ」と「コリーナ」の入居受け入れを2ヵ月程度遅らせるという報道がありました。

 2月21日工事終了による完成検査、3月24日にオープンセレモニー、26日開業予定というスケジュールで進んでいたのが、大雪の影響により周辺のアスファルト舗装を思うように仕上げることができず,再舗装を要することになったという理由でした。


 にわかに信じられるものではなく、合理的な説明を受けましたか、と質問したところ、「まれに見る大雪の影響」との事業者側の説明を鵜呑みにしたご答弁、事実関係を検証してみるという態度ではございませんでした。

 それで、完了検査、引き渡しを終えた2月21日以降の降雪を美原の気象台のデータを下に、「まれに見る大雪」はなかったことを明らかにしました。


 そうしましたら、それ以前の大雪が影響しているものとのご答弁に変わりました。2月21日以降に大雪が降ったのかと問いただしたことに、「まれに見る大雪」と答弁していたのに、事実関係が明らかになり、形勢が悪くなると全く違う答弁に変節する、一体、本会議での答弁の重みをどう思っているのでしょうか。

 以前、市長は、市職員に文書の一部を読むよう求めた質問について、「理事者に対する侮辱とも受け取られ、質問になじまない」と議長に申入れし、まるで鬼の首を取ったように大ごとにしたことがありましたが、自らの都合に合わせてころころ答弁が変わるのは許せるんですかね。


 さて、2月22日に、設計監理を行っている(有)ティーアンドパルスから施工主に工事監理報告書が提出されております。

 また、善智会系列の施設・事業所以外のところについては、施設開設後において外構に係る問題は発生していないとのご答弁がありました。


 隣接する結絆の会が運営する「地域密着型特別養護老人ホーム志」は、当初予定通り開業されたようですが、平成30年2月23日に消防用設備等検査が函館東消防署によって行われています。

 同じく、「都市景観形成地域以外の景観計画区域内における行為の完了届書」が2月15日を完了として2月27日付で市に提出されています。

それらの写真はご覧になっていますか。


〇保健福祉部長

特別養護老人ホームベルソーレの完成報告には,工事終了を報告した理事会の議案資料が添付されておりまして,その中に工事監理報告の写真資料の写しも含まれておりますので,確認をしております。


なお,地域密着型特別養護老人ホーム志の「消防用設備等設置届出書」の写真は確認しておりませんが,「都市景観形成地域外の景観計画区域内における行為の完了届書」につきましては,公文書公開請求がありましたので,その中にありましたのを確認させていただいております。


◎工藤 篤議員

 お示しした3件の内、2件の写真資料の写しはご覧になったようです。

この3件の添付資料に付記された写真はほぼ同じ時期でしたが、私が見たところ、まれに見る大雪の残滓を伺えるような状況は見られませんでした。

 ご覧になって、いかが思いましたか。


〇保健福祉部長

 特別養護老人ホームベルソーレの完成報告書に添付されている工事監理報告の写真資料、こちらの写真を確認致しましたが、その中に、重機も一台写り込んでおりました。多分、外回りの工事中であり,外回りの工事中ですから除雪のうえ工事を進めているものと思われますことから,その写真では積雪の状態は確認できないものであります。


なお,「都市景観形成地域以外の景観計画区域内における行為の完了届書」に添付の写真につきましても,工事中のものではありますが,こちら何枚か写真がございまして、屋根の上や道路の状況を見る限り積雪量の多い状況は一定程度伺える写真も含まれておりました。


◎工藤 篤議員

 6月定例会で美原の気象台のデータを参照し、2月21日以降は「まれに見る大雪」とされる降雪がないことをお示ししました。

 土木部にも確認しましたが、2月21日以降、日吉町4丁目付近で除雪は行われていないということでした。

 まさか、当該施設付近にピンポイントで降雪があったわけでもないと思います。


 さて、平成30年3月27日15時30分頃、医療法人社団 善智寿会の本部長をはじめ3名の方が、保健福祉部地域福祉課を訪れたとされています。

課長と主査が応対したようですが、入所延期の理由のいの一番が「エリア内の介護施設周辺のアスファルト舗装の仕上がりが悪く、手抜き工事のような状況になっていることから再舗装させたい。」と、お話しされたといいます。


隣接する施設周辺の外構工事は同じ時期に行われ、予定通り3月26日に開業されました。

コンテ日吉自体オープンセレモニー、内覧会を行い、開業が日程に上っていたその時期に、再舗装云々の話が出てくるのはあまりに不自然ではないでしょうか。

 

そこで、お訊きします。社会福祉法人善智会は、アスファルト舗装の不陸にいつ気づき、設計監理会社に問いただし、工事会社の再工事の確約を得たのでしょうか。


〇保健福祉部長

 本年3月27日に,医療法人社団善智寿会の関係者から飯田グループ全体の話として,アスファルト舗装の仕上がりが悪く,3月28日に,社会福祉法人善智会と医療法人社団の関係者,設計監理会社,工事関係者の間で,打ち合わせを行う予定でいるとのことでありましたので,その打ち合わせた状況を,28日打合せが終わりましてから設計監理会社に確認したところ,竣工届では3月末までに舗装の再工事をすることとしておりましたが、その後、凍結深度、大雪による凍結深度の関係で3月には十分な施工ができていないとのことで、5月末までに関係者の間で、この内容について履行することを確認していたと伺っております



◎工藤 篤議員

 いまのお話された竣工届の中で再舗装を行う旨の記載があったということは竣工届は2月21日に提出されていますから、善智会、施工業者の小泉建設、設計監理のティーアンドパルスの三者は、2月21時点で再舗装するということで一致していたということですか。


〇保健福祉部長

設計監理会社からのお話では,5月末までに再舗装するということで,三者の間で,一致していたと伺っております。


◎工藤 篤議員

 質問にきちんと答えてください。

 この三者の中で一致していたものは、2月21日時点の竣工届の時ですか。ですか、ということを訊いているのです。もう一度お願いします。


〇保健福祉部長

竣工届が出された際では、3月末までに舗装の再工事をするということで,一致しておりました。


◎工藤 篤議員

 前回のご答弁と明らかに違っております。


 まれに見る大雪の影響から完了検査と引き渡し後に,エリア構内の道路などに不具合が生じたことから専門家に調査を依頼したら,エリア構内のアスファルトを再舗装するという大掛かりな補修が必要との調査結果となり,

 云々と、確かに仰いました。


 念のため、申し上げますが、まれに見る大雪とは、完成検査後、引き渡しが行われた平成30年2月21日以降を指し、その後、専門家に依頼し、エリア構内の再舗装の大掛かりな補修が必要との調査結果があったから、入居を遅らせざるを得ない、ということでした。


 これが3月28日のことです。全く違うじゃないですか。こんなに、答弁がころころ変わるんであれば、何を根拠に質問をしたらいいのですか。これ以上続けることができませんよ議長。議長に議事録精査を求めます。


 ちょっと間をおいて―


【議長】

 議事録精査ですけど、後ほどでよろしいでしょうか。


◎工藤 篤議員

 いま、このことを確認しなければ次に進むことができないんですよ。ぜひ、議事録精査をお願いしたいと思います。時間止めてください。


議長、事務方と協議―


◎工藤 篤議員

 議長、時間止めてください。


議長、事務方に、ちょっと時間ストップ、と指示したが・・・。―


◎工藤 篤議員

 議長、時間止めてください。


【議長】

 時間止めれない、ちょっと止めれないそうなんですよ。ちょっとお待ちください。


◎工藤 篤議員

 何で止められないんですか。


【議長】

 工藤に申し上げますけども、何と何が具体的に違うか、と、今ちょっと考えているんですけども、それが明確でないので、すぐお答えできないような状況なんですよね。


◎工藤 篤議員

 議長、ちゃんと聞いていたら分かると思うんですけども、今、アスファルト舗装の関係については、2月21日の竣工届の中で、三者の間できちんとやるっていう、一致されたと答弁したんですよ。

しかし、6月定例会の中では、3月28日に保健福祉部の担当課のところに来て、「今、分かったと」「3月28日時点で、アスファルト舗装が云々だから」、というような答弁しているんですよ。

つまり、1ヶ月の間に、2月21日以降3月28日の間に、この間何をやっていたんですか、ということを私は質問してきたのに、そういうことですから、これは答弁がころころ変わっていると言うことなんでないですか。

そういう意味での議事録精査を求めています。


それと、議長、私、何年か前に、確か平成23年の年だったと思いますが、議事録精査したときには時間止めてくださいました。なぜ、いま止めてくれないんですか。


議事進行の声(阿部議員)―


阿部議員

 工藤議員の質問と答弁ですけども、まず、理事者側がその食い違いを認めるか、認めないか、ということを、まず認定をすべきだと。

それで、大きな食い違いがあるのであれば、それは議事録精査ということになりますけれども、質問者の質問を認めるということであれば、それはそれとしての議事は継続すべきだと、それは議長が判断、となるかと。


【議長】

(ひとりごとで、どうしますか。)

 理事者の方で、今の議事進行含めてお話があったんですけども、工藤議員の質問に対する答えないですか。


〇保健福祉部長

これまで、ご答弁させていただいた雪と工事の関係など、様々な部分で食い違いがあるのではないかということでございます。

順を追って再舗装の経過について改めてご答弁をさせていただきます。

 多分、一部分を切り取ると、今議員がお話ししたような話しになるのかも知れませんが、順を追いますと、私が今まで答弁したことで間違いがないと思います。


まず、整備、福祉コミュニティエリア整備の工事の期間、その間、今年ののまれにみる大雪の影響から,積雪ならびに凍結の深度の状況を勘案し,設計監理会社から,2月の竣工届を出した時点で、再舗装を3月末までに行うということで確認したということです。

で、その時点では,舗装にどの程度の不具合があり,どの程度の再舗装の工事の規模になるということまでは,凍結の深度の状況から判明しておらず,あらためて法人において,専門家に調査を依頼するとか、そういったことをしたということでございます。


で、順を追って申し上げます。

2月21日に,社会福祉法人善智会へ工事会社から,雪の影響で十分な施工が行えず再舗装する旨の内容を含めた竣工届が提出されました。

それで、3月27日に,医療法人社団善智寿会から,舗装の仕上がりが悪く,再舗装するため,入所を少々遅らせたいという話しが、一報が入りました。

で、28日、3月28日に,法人,設計監理会社,工事会社の間で,凍結深度の状況がその辺で大体何となく分かり、5月末までには再舗装するというころができるだろうということを確認し合ったということです。


ですが、その時工事の内容等がはっきりしておりませんでしたので、4月7日に,再舗装の内容について,法人が依頼した第3者の専門家、そちらに調査結果お願いしてその結果が出まして,舗装の状況の報告と,今後の再舗装工事の予定が示され,4月8日になって社会福祉法人善智会の理事会において,第3者の専門家の報告をもとに,工事中は大規模な工事だということが判明したので、特別養護老人ホームへの入所受け入れを当面休止することを決定したと。


で、4月14日になりまして,工事業者から,現地の舗装の状況の実測値などの提示があり、4月19日に第3者の専門家,設計監理会社,工事会社,社会福祉法人善智会,医療法人社団善智寿会の間の協議で,舗装の仕上げについて路盤の落ち着いた5月上旬から直していくことを確認して,4月25日に,関係者全員が現場をもう一度確認しながら,工事内容を決定するとともに,5月27日までに再舗装完了する予定としまして、そこから工事を進め、その後ですね高齢者施設の入所再開を6月1日で間違いなくできるということで市に報告があり、5月29日、工事の完了で現地を確認して,6月1日に,入所を休止していた施設で受け入れを開始したということです。


ですから、私の言葉が足らないことはあったかも知れませんけれども、間違ったことを言ったのではなく、ちょっとかいつまんだ内容、私の言い方、きっと不備があったのかも知れませんが、そういうことで、以上のような流れでございます。


◎工藤 篤議員

なぜ、6月定例会で、そのような答えをしないんですか。

私は、竣工届も、情報公開開示をした中で、その竣工届なんか一切ないですよ。何故、それを開示しなかったんですか。


そして理由の中に、3月の25か6に開業するという流れの中でやってきたと、そういう理解をしていたと、確か仰いました。

それが、突然3月の28日に3人の方が入らして、このアスファルトの不陸によって、こういう、まあその他にも理由がありましたけど、こういう状態になりました、と。


それで、隣接するところは順調にやってるのに、なぜ2ヵ月も遅らせるようなことをしなければならないのか。

そして1ヵ月以上も、そのことが市が分からなかったと、そういうような状況に対して不信感を持った訳でございますから、ぜひですね、情報開示も含めて後で検証させてもらいますけれども、ちゃんとしたものを出して、きちんと言葉で説明していただきたいということを申し上げておきたいというふうに思います。

そして、第三者の専門家の関係についても、ぜひ教えていただければというふうに思います。


それでは、次に続きます。

社会福祉法人の責任体制について教えてください。

善智会の発足時は飯田善樹氏が理事長でしたが、登記簿を見ると平成30年5月3日に、波田野治氏が新理事長として就任されました。その時点では飯田夫妻は理事として残っています。

それで、運営および財政面での責任を持つのは、法的に、また実際面でどういうふうになるのでしょうか。


〇保健福祉部長

社会福祉法人の運営および財政面の責任につきましては,各理事が,理事会において議決権を行使することにより,法人の運営に関して権限と責任を持つこととなり,また,理事長は,理事会で決定された業務を執行する権限を有しております。


理事長を辞任した場合は,業務執行の権限はなくなりますが,理事として残るのであれば,法人の運営に関して,理事としての責任は引き続き有していることになります。


法令上,理事がその任務を怠り,法人に対し損害を与えたときや,悪意または重大な過失により第三者に損害を与えたときは,その損害を賠償する責任を負うこととなり,また,他の理事等もこの損害を賠償する責任を負うときは,連帯債務者となるものと定められております。


◎工藤 篤議員

 社会福祉法人では、理事長が業務執行を行いますから、それに対しての報酬がありますが、理事に報酬は支給されないというのが一般的だと理解していました。どのようになっていますか。


〇保健福祉部長

 社会福祉法人の理事に対する報酬につきましては,法令上定款または評議員会の決議により,民間事業者の役員の報酬や従業員の給与,当該法人の経理の状況など事情を考慮して,不当に高額とならないよう,基準を定めなければならないものとされており,この基準は,評議員会の承認を受けなければならないとされております。


市内の社会福祉法人の状況と致しましては,常勤の理事に対しては,報酬を支給している法人もありますが,社会福祉法人善智会におきましては,定款で,理事は無報酬とすると定められているものであります。


◎工藤 篤議員

 理事長に報酬は可能という理解でよろしいんでしょうか。


〇保健福祉部長

社会福祉法人善智会の理事長についても定められておりません。無報酬となっております。

(筆者註:評議委員会で役員報酬の規程整備と定款変更の承認があれば、理事長への報酬は可能。)


◎工藤 篤議員

 法令上、理事がその任務を怠り,法人に対し損害を与えたときとは、具体的にどういうことを指すのでしょうか。

 事業計画どおりにいかないで、赤字になり、事業が立ちいかなくなってしまうなど運営上の責任の場合は、どうなるのでしょうか。


〇保健福祉部長

社会福祉法人の理事には,善管注意義務や利益相反取引の制限などがあり,これらに違反した場合には,法人に対し,その違反によって生じた損害を賠償する責任を負います。


 また,事業が計画どおり進まず,立ちゆかなくなることは,そこに至るまでに,さまざまな要因もあるものと思われます。


理事会の意思決定に,その要因があることが確認された場合は,任務を履行できなかった責任を問われる可能性があるのでないかと考えられますが、一方で、総評議員の同意があるときや善意でかつ重大な過失がない場合で、評議員会の特別決議があったときなど、一定の条件のもとで、その全部または一部を免除する規定もあることから、事業の計画に遅れが出たことだけをもって損害賠償の責任を追及することは、極めて難しいものがあるものと考えております。


参考までに
【善管注意義務とは】
《「善良な管理者の注意義務」の略》業務を委任された人の職業や専門家としての能力、社会的地位などから考えて通常期待される注意義務のこと。
注意義務を怠り、履行遅滞不完全履行・履行不能などに至る場合は民法上過失があると見なされ、状況に応じて損害賠償契約解除などが可能となる。
[補説]民法第644条に「受任者は、委任の本旨に従い、善良な管理者の注意をもって、委任事務を処理する義務を負う」とある。
【利益相反とはどういう意味?】
利益相反とは、一方にとっては利益になるけれど、他方にとっては不利益になるという意味。世の中誰にとっても利益になることばかりではないので、利益相反が起こるのは当たり前と言えば当たり前のこと。
その当たり前の利益相反がなぜ問題になるかと言えば、1人の人が2つの役割を持つ場合があるからである。
たとえば、誰かから依頼を受けて代理で何かをするとき、依頼した側にとっては利益になるけれど、依頼を受けた側にとっては不利益になるという場合がある。
このような場合には、代理人となった人は頼まれたことを中立の立場で行うのが難しくなってしまうので、利益が相反する事項をどうやって処理するかという基準が必要になる。

◎工藤 篤議員

 理事長が事業の運営、方向性を定めた後で、理事会に報告し、追認を受ける、というケースはどうなりますか。

 それは、専決事項として許されるものなのですか。


〇保健福祉部長

理事会において,理事長が専決した事項について報告を受け,それを追認した場合は,理事会において決議があったものとみなされることから,そのことが要因で任務が履行できなかったと確認されれば,理事会のメンバーが任務を履行できなかった責任を問われる可能性はあるのではないかと考えられます。


◎工藤 篤議員

無報酬であってもですね理事の責任は重いものですね。そういう視点に立てば、常に理事会は適正な日程で開催し、些細なことでも議論すべきなのかなというふうに受けとりました。


それで、後段の部分、専決事項ですが、こういう案件について専決事項として許されるものなんでしょうか。


〇保健福祉部長

 ただいまのご質問の、こういう案件というのは、ちょっといまハッキリ致しませんが、入所を遅らせるとか、そういうことであるとするならば、入所の遅れに関しましては、4月の初めの理事会で決議されているものであります。


◎工藤 篤議員

 当初決議においての合意についても、3月26日に開業するっていうふうになっていたはずなんですよね。

 それが4月4日の理事会で、ということになると追認という形になるんですか。そういう大事なことが専決事項として、確か書かれているはずなんですが、許されるのかどうかということをお訊きしているのですが、いかがでしょうか。


〇保健福祉部長

 正式に専決事項として認められているもの、今ちょっと手元にないのではっきりと申し上げることはできませんが、場合によるものもありますし、こういった場合、理事会で決議で異論が何も出てなかったと聞いておりますので、これがよかったか悪かったか、適切であったかどうかにつきましては、こちらで、もし問題があれば指導監査などで指摘をしていく必要があるものと考えております。


◎工藤 篤議員

今のお話しですけども、そういうことを訊いているんじゃないんですよ。こういう案件については、確か定款か何かで、専決事項が可能な場面とそうでない場面があるんですよ。例えば、例えば100万円以内の物件であれば、まあ、というような案件がありますから、後で調べておいてください。


それで、次に進みます。

10月26日の函館新聞に、飯田夫妻の社会福祉法人善智会の理事を解任されたという報道がされました。

ということは、飯田夫妻に責任があるとすれば、今後どうなるのでしょうか。


〇保健福祉部長

まず、はじめに、飯田善樹氏と飯田美智子氏につきましては,新聞では解任と出ておりましたが、解任ではなく,10月24日付けで,同月31日をもって理事を辞任する旨の辞任届が,法人あてに提出され,これを受けた法人が,11月13日の評議員会において後任者を選任したということになっております。


 社会福祉法人の理事は,その任務を怠ったときは,法人に対し,これによって生じた損害を賠償するという責任を負うほか,悪意または重大な過失があったときは,先ほども申し上げましたけれども、これによって第三者に生じた損害を賠償する責任を負うことなどが社会福祉法に定められており,仮にですが、仮にそういった責任があるとすると時効は民法上で10年となっております。


◎工藤 篤議員

 この案件は、善智会の内部のことなんですが、どうしても関わっていますので、心配でこういうことを訊いている訳なんですが、ただ民法時効の制度が改正されまして、10年とありますが、権利を行使することができると知った時から5年と、権利を行使することができるときから10年、いずれか早く到達するほうとしてなっておりますので、まあその辺、また後で見ていただけたらと思います。


報道によりますと、新理事に(株)ハーモニー代表取締役「早川拓人」さんですか、および特別養護老人ホーム佐々木千香施設長が選任されたとあります。

早川氏は、ハーモニー代表取締役に就任した時点では、東京都港区新橋に住所を有していましたが、現在もそうなのでしょうか。


〇保健福祉部長

早川氏の住所は,現在も東京都(港区新橋)であると伺っております。


◎工藤 篤議員

 分かりました。いろいろ順序立ててお訊きしたいことがあるのですが、いつも時間を足りなくして肝心なことを聞き逃してしまうものですから、先に、社会福祉法人善智会が運営する定員100人の特別養護老人ホームの入居状況について触れたいと思います。


 民生常任委員会によれば、2月遅れの6月5日時点で4人の入居者が報告されておりますが、その後の月ごとの入所者数をお知らせください。


〇保健福祉部長

月ごとでございますので、7月1日からでいかせてもらいます。

7月1日現在で19人, 8月1日現在で24人, 9月1日現在で29人,10月1日現在で30人,11月1日現在で34人,12月1日現在で39人となっております。


◎工藤 篤議員

 ありがとうございます。

6月定例会で、「社会福祉法人の運営に供する不動産は基本財産とされており、その他、運転資金に充てる現金を保有するなど、社会福祉法人として一定の資金力は必要であると考えている。社会福祉法人善智会も例外ではない」、と、そういった趣旨のご答弁をされました。


 そこで、社会福祉法人善智会の運転資金、現金がどの程度あったのかを資料から探ってみました。


 善智会は平成29年4月4日に設立登記され、資産の総額は

1億57,723千円です。

 函館市からの補助金3億54,375千円を交付されるための社会福祉法人助成申請書が29年5月11日付で提出されております。

その申請書の添付資料4.財産目録によれば、現金預金が60,000千円、固定資産として計上している土地が97,723千円合わせて

1億57,723千円となりますが、これがいわゆる基本財産といわれるもので、登記簿の資産の総額と一致します。

 

 つまり、60,000千円の現金が、開設以降の運転資金として活用されると理解されます。


同じく添付資料の借入金償還計画等一覧表によれば、平成29年度が

1,858千円、30年度に27,224千円、31年度に81,264千円と3年間で1億10,346千円の返還を予定しております。これからもずっとありますけれども、そして、返還金の財源内訳は当該事業の収益となっています。


 ここで、先ほどの入居者数ですが、7月から12月まで併せて175人です。

 仮に、隣接する結絆の会の特養施設と同様に、当初から満床であれば、この6ヵ月間の累計で600人の入居となります。

現実は、30%にも及びません。こういう状況の中で、当初計画の事業収益が上がっているとは考えられません。むしろ、運転資金の60,000千円が目減りしているのではないかと思います。


最新の情報によれば、善智会は4月からの入居に備え、必要人数の従業員を確保していた人件費に16,000千円、給食会社への損失補填3,000千円の支払いがあって、計19,000千円の支出、この時点で介護収入はゼロですので残りは41,000千円となります。


加えて、後でも触れますが、善智会を巡る民事訴訟で、追加工事分として、

小泉建設から12,387,600円、

ティーアンドパルスから15,552,000円、

合わせて27,939,600円の損害賠償を求められております。

 こういう状況では、いずれ資金ショートしてしまうのではないかと懸念されます。


社会福祉事業の主たる担い手として,当該事業を安定的・継続的に経営していくことが求められている社会福祉法人として、市としてどのように押さえておりますか。


〇保健福祉部長

 特別養護老人ホームベルソーレでは,今年4月の開設予定を2か月延期したことに伴いまして,収支計画においても修正を行ったところでありますが,入所の受入れが計画どおりに進まず,議員先ほどお話のあったとおり、介護保険報酬が見込みどおりに給付されていない状況にあり,経営は厳しいものと考えられます。


しかしながら,入所者も徐々にではありますが,増えてきている状況にあり,最新の情報によれば、1月には60名の入所となると聞いておりますので、今後の入所者の受入れが順調に進めば,経営が安定してくるものと考えております。


◎工藤 篤議員

 最新の情報ですが、新聞報道でもいろいろ言われておりますが、その通りになったことは一度もございません。

まあ、入所者数も徐々に増えてきているとのことですが、現在定員100人に対し39人でしょう。

隣接する結絆の会の特養は当初から満床というのと比較して、入居者数が低迷しているのはなかなか理解しがたいものがございます。


思い出しますと、先ほども申し上げましたけれども、6月2日付北海道新聞には、「月内に20人程度、9~10月までに満床にし、スタッフも今秋までに約70人を確保したい。」との記事が掲載されておりました。

前段のご答弁では6月1日~12月1日現在で累計175人に過ぎません。

満度の定数から見た平均入所者の実績は30%程度です。


国からCCRC(生涯活躍のまち)に指定され、市や国、道から

計6億80,000千円を補助され、周辺の市道や上下水道などの整備に

6億20,000千円ほどの市費を投入している以上、入所者数も徐々に増えてきているなんてのんきに構えていていいのでしょうか。

どこに要因があるとお考えですか。


〇保健福祉部長

特別養護老人ホームベルソーレにつきましては,最低基準上の職員数、職員が配置されているものの,実際の運営には,事故のリスクの低減対策,余裕ある夜勤体制など,基準を上回る人員配置が同種の施設と比較して少ない状況にあり,こうした基準以上の職員数を確保できていない状況が,入居者数が低迷しているやはり一番の要因であると伺っております。


私どもも,市内各施設・事業所の動向を-確認しながら,人材確保に関する情報の収集なども行い,特別養護老人ホームベルソーレが早期に定員を充足し,待機者の受け入れを進めることができるよう,気を引き締めて対応に努めてまいりたいと思っております。


◎工藤 篤議員

平成29年4月26日の第2回理事会の事業計画によれば、受入定数100人に対し、職員定数84名、内訳として常勤72名、非常勤12名となっていますが、これは基準上の職員数なのですか。また、これを上回る人員配置が必要なのかお知らせください。


過般の常任委員会で、民生常任委員会で12月1日現在の職員数を51人としていますが、運営に当たって事故などのリスク回避等を考慮に入れた場合、職種に応じた人員配置をどのように考え、どのように対処しているのでしょうか。


〇保健福祉部長

 特別養護老人ホームの人員配置基準については,施設長の他に,看護職員および介護職員の総数が入所者3名に対し1人,生活相談員や機能訓練指導員,介護支援専門員,栄養士が各1人必要となりますことから,定員100人の場合は,医師を含めますと40人以上の職員が必要とされております。

このようなことから,当該事業計画における職員数84人につきましては,この基準を上回る人数となっております。


 実際に施設を運営するにあたりましては,行き届いた処遇ですとか、夜勤など施設の負担軽減を図るべくより良い職場環境を考えますと,市内の各施設の例にもあるように,直接処遇に係わる職員を基準を上回る、基準以上に配置する例が多いところであり,これにより事故などリスクの回避や職員の休暇等への対応も適切に対処できているものと考えております。 


特別養護老人ホームベルソーレにつきましても,12月1日現在の職員数は,介護職員を基準以上に配置をしている状況にありますから,現在入居者数が定員となっていない現状にありますので、ただ今申し上げられましたように適切な対処は図られているものと考えております。


◎工藤 篤議員

 はい、分かりました。

 入居者定員100人の場合、40名以上の職員が必要とされており、当初計画における職員数84名は基準を上回る人数となっているとのことですので、現在51人の職員数がおられるのであれば、基準上は問題ないということになります。

 しかし、職種によって偏りがあっては実際上難しいのだと思います。

 それで、現在、職種ごとの配置数はどうなっているのでしょうか。

 

因みに申し上げますと、結絆の会の運営規定を見させていただきましたが、施設長、医師をはじめ全体で24名、兼務のカウントを除いて24名となっております。

29名の定数に対して24名というような、これが行き届いた配置数なのかなというふうに思いますので、それらを参考に分かるように説明していただければと思います。


〇保健福祉部長

平成30年12月1日現在,職種ごとの配置数は,配置基準のある職員として,施設長は1人,介護支援の専門員が1人,生活相談員が1人,機能訓練指導員が1人,介護職員及び看護職員が合計で42人,栄養士が1人,医師が1人,配置基準のない職員として事務員が1人,宿直員が2人で,合計で,51人となっております。


◎工藤 篤議員

 先ほど申し上げましたけれども、結絆の会の場合は、入居者定員29人に対して、24名、それと比べると、100人に対して、基準上は40名を超える程度でいいというのは、そういう基準そのものが理解しがたいんですが、実際上は、事故リスクの回避等で、基準を上回る職員を配置しているとのことなんでしょう。

それで、善智会の特養は、どのような配慮を考え、現在どのようになっているのかってのは、今、仰っております。


民生常任委員会での報告によればですね、職員51名の中に、中国人日本語留学生が12名含まれるとのことですが、その方々は労働時間が週28時間と制約されておりますし、職種の制限もあるかと伺っておりますし、それはどのように対処しているのでしょうか。


〇保健福祉部長

 中国人の留学生、日本語の勉強できている留学生でございます。資格外活動の許可を得ておりまして、パートタイマーの介護員として入所者の介護業務を行っております。

具体的には,平日学校で授業受けておりますので、学校が終わってからの時間、夜勤には入っていないと聞いております。土・日は平日より少し長い時間の勤務、これを合計週28時間の制限内の時間で来ていただいていると伺っております。


◎工藤 篤議員

 今のお話をお聞きしますと、先ほど44名の介護職員ということですので、ほとんど44名の中に含まれているのかなと思います。


 次に、6月定例会でも申し上げましたが、関係書類を読み込んでいるうちに、善智会では、理事会発足時のみ本人出席の上で、理事会が開催されましたが、後は、文書による、いわゆる同意書によって仕切られていたことが分かりました。


 このことを市は把握していたのか、とお訊きしましたが、はっきりしたご答弁ではなかったように思いますので、改めてお訊ねします。

 そのような理事会の運営を承知したのは、いつの時点で、どのような対応をしましたか。


〇保健福祉部長

社会福祉法人善智会の理事会の運営において,決議が省略されたことを最初に確認致しましたのは,特別養護老人ホームの整備に係る補助事業の手続きの中で,平成29年5月に入札予定報告書の提出を受けたことにより,決議の省略が行われたことを把握したところであります。


当該法人、設立間もない法人でもあり、その時点で,理事会は基本的に会議を開催し運営するよう助言を行ったところであります。


◎工藤 篤議員

 設立間もないところほど、基本通りに事務事業を行うものだとは思いますが、よほど手慣れているものが、事務方にいたんだなと思いました。

 ところで、助言は口頭で行ったのですか。


〇保健福祉部長

善智会の理事会が決議の省略により行われたことについて,決議が省略されたことを最初に確認した時点で,

・理事会は基本的に会議を開催し運営すること,

・理事会を開催して議論するまでもない議案に対しましては,理事全員の同意および監事の異議がない場合は決議の省略を行っても差し支えないこと,この2点につきまして法人の担当者に対し口頭で助言したところであります。


◎工藤 篤議員

理事会の決議の省略についてですが、函館市社会福祉法人の設立および運営に関する要綱の中に、法人運営の基本事項は、すべて理事会において十分審議し、決定されるものであり、かつ、理事は積極的に運営に参画すべきものであるので、理事会の運営が形式的に流れることなく、必要な都度、適正に開催することと記載されています。


理事会は形式的に流れることなく、適正に開きなさいといいつつ、一方で決議の省略ができるといいますが、これは二律背反のように受け止められるのですが、どのように整合性を図っているのですか。


〇保健福祉部長

社会福祉法の改正により「決議の省略」による決定が可能となりましたが, 本市の社会福祉法人設立・運営要綱の規定にもありますように,基本的には理事会を開催し,十分な審議を経て決議すべきものと考えております。


ただし,より合理的に理事会を運営する観点から,法令等の規定により従わなければならないものなど,議論の余地のない議案については,その都度理事会を招集するよりも文書により同意をし決定する方が効率的とも考えられますことから,そうした場合には,決議の省略を行うことは差し支えないと考えております。


◎工藤 篤議員

 理事会は形式的に流れることなく、必要な都度、適正に開催することと規定しながら、決議の省略をお認めになる、ということはすなわち理事会が形式的に行われるということを是認していることになりませんか。


〇保健福祉部長

社会福祉法人の理事会の決議の省略につきましては、社会福祉法により、一般社団財団法人法第96条で定められているところ、こちらを運用することとされておりまして、社会福祉法人の理事会は,理事が参集して双方に十分な討議を行うことによって意思決定をする場であることから,決議の省略は理事会制度の重大な例外を認めることとなり,定款に定めがなければ行うことはできないこととなっております。


そのうえで議決権を行使することができる理事全員が,決議の目的となる事項についての提案に同意の意思表示をし,かつ,監事も当該提案に異議を述べない場合には,会議を開催しなくても各理事および監事が当該議案を決議することについて責任を伴う十分な意思表示を行っているものと認めることができ,また,提案に全員が賛成であるならば,討議を省略することによる理事会機能の形骸化という弊害の恐れも少ないと、このように考えられているものであります。


したがいまして,必要な定めや手続きに従って行われた決議の省略を認めることは,理事会の形式的な運営を是認しているとは言いがたいものではないかと考えております。


◎工藤 篤議員

 善智会の決議の省略による理事会運営は、「建設工事や備品購入の入札手続と実施結果に関し、所定の手続にのっとる実地である旨を確認するものであることから、決議の省略による決定が適正でないとは判断できないものと考えている。」、6月定例会で答弁されています。

 つまり、建設工事や備品購入の入札手続きと実施結果は、所定の手続き上の実施を確認するだけだから、決議の省略によっての理事会運営は適正だ、ということなのですか。


〇保健福祉部長

入札手続きにつきましては,建設工事手続マニュアルに基づき整理されたものであり,また入札実施結果についても,複数の理事が立会い実施した内容を確認するものでありますので,理事会を招集し議論を必要とする議案とは言い切れないと考えます。

 

ただし,入札手続きにつきましては,建設工事手続マニュアルにおいて入札方法等を理事会で慎重に検討することとしておりますので,決議の省略を否定するものではございませんが,理事会を開催し決議を行う方が,より好ましいこととは考えられます。


◎工藤 篤議員

 先ほども触れましたが、6月定例会で

- 会議開催により必要な審議、検討の上、理事会として決議することが本来の理事会運営の姿であり、議案によっては開催による決議が必要なことであります。
- とも、ご答弁されております。

「議案によっては、開催による決議が必要」とのことですが、それはどういうことを指すのですか。


〇保健福祉部長

理事会の決議の省略のできる事項につきまして、法令上特段の制限は設けられていないものであります。

しかしながら,重要な財産の処分、譲渡,多額の借財など,法人の事業活動として重要な内容のものは,理事会での十分な議論を経て決議することが必要であると考えております。


◎工藤 篤議員

 「法人運営の基本事項は、すべて理事会において十分審議し、決定されるものであり、かつ、理事は積極的に運営に参画すべきものであるので、理事会の運営が形式的に流れることなく、必要な都度、適正に開催すること。」と言いながら、効率的な運営をはかる場合は決議の省略ができる。一方で、理事会は基本的に会議を開催し運営するよう助言を行った。

そして今、「理事会の決議の省略事項について,法令上特段の制限は設けられていない。」とも仰る一方で、法人の事業活動として重要な内容のものは,理事会での十分な議論を経て決議することが必要、等々。


 何か禅問答を行っているようで、私の能力では理解できません。ただ、善智会のやってきたことは、好ましくはないが適正と言えなくもない、という方向に持っていきたい、ということは分かるような気がしております。

市長案件の市長案件たるものとの事務方の苦悩を窺い知ることができます。


私も、ある社会福祉法人の役員として理事会等に参画していますが、市の指導は微に入り細に入り行われるとも聞いております。

今日のやりとり、これらは、善智会に限ってのことではないとしなければなりません。他の社会福祉法人の理事会運営の参考に、是非、分かりやすいように整理して示していただけたらと思います。

いかがでしょうか。


〇保健福祉部長

理事会における決議の省略につきましては,法人の業務執行が停滞しないよう,必要に応じて行われているものでありますが,理事会は開催して決議をすることが基本となることから,他都市における決議の省略の実施例ですとか,国また、若しくは道の助言、こういったものを参考にしながら,市内の法人に対し,決議の省略の運用の考え方についてお示しできるよう検討してまいりたいと考えております。


◎工藤 篤議員

 議長、あと時間が1分しかありません。まだ、3分の1近く残っているのですが、今日はこの辺で終わらせて次回に繋げていきたいと思います。

ありがとうございました。



# by atsushi-kudou | 2019-01-26 17:56 | 新人議員「虚心平気」  

農業・漁業所得2千万円をめざすことについて 30年2月定例会     ≪平成30年12月4日≫

12月定例会の一般質問の準備に連日かかりっきりです。

6月定例会では予定していた「農業・漁業所得2千万円をめざすことについて」を時間を足りなくして質問できませんでした。

9月議会に再チャレンジしようと思っていましたら、それもまた、地震災害を理由に一般質問が取り止めとなってしまいました。(信じられない函館市議会運営委員会 ≪平成30年9月8日≫を参照)

それで、12月定例会で改めて質問しようとしていた矢先、2月定例会でのやりとりが報告されていないことに気がつきました。

議会が終わると、ほっとし、もちろんあれこれ反省はするのですが、すぐ次の案件等に追われ、そのままになっていることが多くなっているような気がしています。

ともあれ、気がついた時点でアップしていきたいと思います。

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◎工藤 篤議員

今年に入っての1月6日の朝刊に、「1次産業 所得2千万円」「函館市長、事業費計上へ」という見出しが躍っておりました。

記事に目を転じますと、

― 「漁業者、農業者の所得が年間2千万になるよう目指す」、と述べ、市内の一次産業従事者の所得を向上させる考えを明らかにした。新年度予算案に、実現に向けた効率的な産業のあり方や収益の上げ方などを模索するための関連事業費を盛り込む方針。

工藤市長は「(函館の漁業を)流通、加工、観光業に波及させるためには、生産量を維持し、漁業をもうかる産業に変えていくことが必要」と強調。函館の1次産業は急激な人口減少による市場縮小や労働力不足などの課題に直面しており、若い人たちが新たに算入するためにはサラリーマン以上の所得を稼げるあり方を検討する必要があるとの見方を示した。

市農林水産部によると、市内の農業・漁業者の現在の所得は、人によって大きくばらつきがあるが、低いと年間200万円程度の人もいる。市の目標は長期的にこれを10倍に増やす内容だ。(佐々木風人)

― と結ばれておりました。

議員活動の合間を縫って昆布漁業を営んでいる私としては、専業の漁師さんからは半端漁師と思われているかも知れませんが、これまで行政での水産振興の仕事にも携わり、それなりの経験を重ねてきましたので、少なくとも採介藻漁業に関しては、一家言を持っていると自負していただけに、「漁業所得2千万円をめざす」という市長の大胆な公約には、驚いたというか、びっくりしました。そして、半信半疑ながらも、期待させてもらいました。

というのは、漁業を基幹産業としてきた東部4地域は、漁業者の所得向上に色々知恵を絞ってきたのは事実ですが、ある意味既成概念に囚われ、新鮮な発想、大胆な発想が稀薄だったかも知れないからです。

市長は、所得2千万円という、大向こうを唸らせるようなことを仰ったと報道されましたが、少なくともそれを裏付けるバックボーンを持っておられるはずだと思ったのでした。

ところが、時をおかずして、1月17日の定例記者会見では「あまり難しい言い方をしてもだめなので、分かりやすく2千万円の所得を目指すと言っています」と、トーンが下がり、そのあまりの落差をどう捉えたらいいのか困ってしまいました。

そうはいっても、市長としての重みのある言葉です。

少なくとも数値目標を示した以上、必ずや具体的なロードマップを披瀝してくれるものだと思っておりますが、それをお話してもらえませんか。

◇農林水産部長

農業・漁業は、労働環境が厳しいことや気象の変化や相場の変動などの外的要因に経営が左右され、経営が不安定であることなどから、担い手の減少が続いているため、所得の向上に向けた対策を講じることで、農業・漁業をサラリーマンよりも、多くの所得を得ることができる魅力ある産業とし、担い手を確保しようということでございまして、市長はこの所得向上を分かりやすく、お話にもありましたように所得2,000万円を目指すと申し上げているところでございます。

この所得2,000万円を達成するための具体的な施策はこれから検討する段階ではございますが、この2,000万円という所得目標の設定としては、お話にありましたように非常に高いレベルだというふうに考えてございます。

ただ一方で、大きな成果を上げるためには高い目標設定が必要だとも考えておりますし、行政として何も行動を起こさないことが最大のリスクだとも考えておりますので、少しでも農業者・漁業者の所得を2,000万円に近づけることができるよう農業者・漁業者との対話を通じて、様々な施策を模索してまいりたいと考えております。

◎工藤 篤議員

今、部長からのご答弁は予算委員会でもお話聞きましたので、それはいいんです。分かります。

そういうことじゃなくて、2,000万円、例えばコンブ漁業なんかで言えば、予算委員会の中で、所得というのはどういう意味ですかと聞いたら、経費を差し引いた部分だと仰いましたよね。

それで、コンブ漁業にとっては経費ってどのくらい考えていますかと言ったら、約50%ということでした。当たらずとも遠からずということで50%としますと。2,000万円の所得というのは4,000万円の生産高がなければだめということになりますよね。そうですよね、部長。

◇農林水産部長

所得2,000万円ということになりますと、大体経費率50%から多くて60%程度かなというふうに考えておりますので、収入・水揚げ金額が

4,000万円はなければ所得2,000万円の達成は難しいと考えております。

◎工藤 篤議員

高い目標を挙げるのは分かりますが、法外なこと、農林水産部でやろうとしていることは、あれでしょう。とりあえず漁業者、漁協との対話を通じて共に検討すると。市から様々な取り組みを提案して、市の引率による視察で実際の取り組み事例を肌で感じてもらう、この3点に収斂しているようなお答えでした。

これは今までも行ってきたんじゃないですか。目新しいものではないんじゃないですか。所得2,000万円、私は市長のロードマップを聞いてみたいですね。

◇市長

今までの通常の概念でいくと、工藤議員のようなお話になるんだろうというふうに思います。

私は参考のために、ある新聞で、ニトリホールディングスの似鳥会長と、それからアインホールディングスの大谷社長の対談がしばらく載ったんですね。

これに、すばらしいことが書いてあるんですが、似鳥さんが売上高が30億円程度だった1979年 ― かなり前ですね ― 大きな長期計画を立てろと言われて、2002年ですから23年後ぐらいに100店、年商1,000億円、30億円のときに年商1,000億円という途方もない計画を立てて今がある。

そのときに日本一を目指してほしいんですが、どうすれば目指せるか、30年の長期計画を立てること、それで、目標というのは現状の100倍の発想で立てるべきだ。それでなければ、大したことができない。目標が高すぎるのではという新聞社からの質問に対して、現状からの積み上げでは、売り上げは数%しか伸びない。

大事なのは、目標達成のためにどうするのかという逆算の発想だと。だから、目標を高めに立ててそれをどう達成するかというふうに持っていかないと大きなことはできませんよ。そうすると現状を否定することになる。

ちょっとずつ改善するのではなく、新しい乗り物に乗って大部分は捨てるイメージだ。こういうふうに似鳥会長が仰って、それを受けて大谷さんが、トップがビジョンを語らなきゃ他に語れる人はいません。私たちはとにかくやるんだと言うしかないんです。

まず、今始まったんです。私が話したことによって、そこの高みをどうやって目指していくか、5年、10年でできる話しでないのはもちろん分かっていますよ。今までの延長線上でできる話しでできる話しでないのも分かっています。

だから、私は農林水産部には、もう車でさえ自動運転で電気自動車の時代が間もなく来るんです。

漁業だって、ロボット漁船が出て行って、無人で操縦して帰ってくる時代が夢ではないだろうと。

あるいは海の工場化。コンブでも今、家族総出でやっている。海の工場化を目指して機械化していくことによってコンブ漁業も変わっていくんじゃないか。当然そういうことを考えなければ、今の延長線上でやれるかと。

やっている地域もありますよ。農業、十勝、あるいは漁業、オホーツク、そういうところで、それぐらい稼いでいる人たちがいるわけですね。だから、夢ではない。

ただ、非常に難しいというのは覚悟していますから、その目標をまず定めなければ、そこにみんなで様々な知恵を出し合って、有識者も漁業者も、そして市役所も、そういうことでハッパをかけたのが、今の私の姿であります。そういうことですね。

だから、そのロードマップというのは、これからつくるんであって、今あるわけではないですよ、もちろん。

◎工藤 篤議員

ということは目標で、手立ては何もないということですね、今のところは。目標を高く上げて、そこに向かって行くということなんですね。

しかし、どうなんでしょう。ニトリさんとかそういうところの商業の問題と漁業の問題は違うんですよ。

モノがなければとれない、そのモノがイカも含めてですよ、コンブも含めて減産になっていく。モノをとるためにやろうとしているのに、ロボットだとかそんなことやったってどうもならないんじゃないですか。まあ、こんな議論をしてもしようがないんですが、がっかりしましたね。

市長は、本当にキャッチフレーズの作り方がうまいですね。今回の一次産業所得2,000万円はもとより、スペイン広場、ビバリーヒルズなど、市民に何だと思わせて、引きつける力は天才的だと思っています。

しかし、すぐトーンダウンして、実はこうなんだと言い訳をする。結局中身がなく、結果として言葉が軽く見られると。

まあ、これに引きずり回される周囲はたまったものではないと。ぜひ、落ちついて、キャッチフレーズに見合った裏付けを口にして、我々に示していただきたいなというふうに思います。

確かに、縄文時代にコンブやっていたのかどうか分かりませんが、縄文時代から家族総出で。そういうモノの言い方というのは、いかがなものなんでしょうかね。

まあ、いいでしょう。これもまた長年の懸案で目標ですから、農林水産部はちょっと大変でしょうが、ぜひ市長の思いを引きずり出して、そういう事業に

進めていただきたいなと思います。

ただ、今回の3点、基本計画200万円ですか、その中で届いているやつを、これはずっとやってきたんですよ。しかし、なかなか成果が現れないと。そういう状況の中で悩んでいる訳ですから、農林水産部は大変でしょうが、よろしくお願いしたいと思いまして、この項は終わりにします。



# by atsushi-kudou | 2018-12-04 22:09 | 新人議員「虚心平気」  

市長の不規則発言 30年2月定例会                  ≪平成30年11月23日≫

 今年の2月定例会で、市長の不規則発言がありました。

3月1日付北海道新聞朝刊の見出しは≪函館市長、市議に「ばか」≫、≪市議会で発言≫とあり、続いて記事は、

-(略)工藤寿樹市長が質問した市議に対し、答弁直後に「ばかじゃないか」と発言する一幕があった。(略)質問したのは小野沢猛史氏(市民クラブ)。3月末で退職する市幹部らの再就職に関し、上司に当たる別の幹部が市内の企業にあっせんしたか否かなどについて問いただした。

工藤市長は否定して「あなたの詮索にいちいち答える必要はない」と当初取り合おうとしなかった。だが、小野沢氏に「(あっせんの情報があり)きちんと説明して」と食い下がられると、「それガセネタ(信ぴょう性に乏しい情報)じゃないの。きちんと調べずに本会議で質問すべきことではないと思いますよ。冗談じゃないですよ」と答弁。なおも追求する小野沢氏に、工藤市長は着席した状態で傍聴席に聞こえる声で「ばかじゃないか」と言った。

- というものです

副市長が市幹部の再就職をあっせんしたのではないか、との質問に対し、市長は「再就職を要請するために、特定の企業を訪問したことはこれまでないと、副市長から聞いている。」と答弁したのですが、

小野沢議員は、「副市長から電話があり、要請に行ったのではなく、断りに行ったとのことでした。依頼されていないのに、断りに行くというのは理屈上あり得ないので、いつ、どこで、だれに、どんなふうに、市職員の再就職を依頼されたのか、説明されたい。」、と食い下がられると、市長がだんだんヒートアップしてきたのが言葉の節々に伺えました。

(時系列でなぞると長くなりますので、興味のある方は、函館市のトップページを開いて30年2月定例会の会議録をお読みください。)

いずれにしても、質疑の中で副市長は公務の一環として再就職のあっせんを受けたことが明らかになりました。

市長公約に市職員の天下り自粛というのがあり、透明性の確保を図りつつ、人材の有効活用を図る仕組みとして函館市退職予定者人材バンクを設置してきた経緯があっただけに、小野沢議員は「職員の再就職については人材バンクに一元化しているのだから、そのシステムを活用した方がいい。どんな立場の方であれ、抱え込んでしまうと不透明さを否めなくなる。」といった趣旨のことをお話されたのでした。

この他にもやりとりはありましたが、ともかくこういう流れの中で、前述した市長の「ばかじゃないか」との不規則発言があったわけです。

その後、3月12日に議会運営委員会が開かれましたので、私は、「議事録にはないが、報道、しかも全道版に載っていることでもあり、確かな事実。不穏当発言として受け止める必要がある。議会運営委員会としてどう判断するのか」と問題提起しましたが、驚いたことに、「市長の発言が聞こえなかった人もおり、深い議論はできない」とか「発言は残念だが、今後はお互い信頼しあった方がいい」などとピンぼけ発言が相次ぎ、全くの及び腰。

せめてもと、事態の収拾を議長に一任という形に持っていきましたが、議会としての矜恃、そんな言葉を見いだすことは無理でした。

議長に一任したものの、何の動きも見られませんでした。一蹴されたのかも知れません。

抗議すべき時に、抗議しないのは卑怯者である、という言葉があります。

とは言え、市長の人品と同じくみられないように、トーンを抑えての発言になりましたが・・・。

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◎工藤 篤議員

今定例会の小野沢議員の代表質問における市長の不規則発言についてでございますが、2月28日に行われた代表質問2日目、小野沢議員の質問中、市長が自席で口にした言葉がはっきり聞こえました。

とは言え、その言葉に一瞬耳を疑いましたので、確認する意味で同僚議員に聞いたところ、私が聞いたのと同じでした。

私に聞こえたということは、小野沢議員にも聞こえたようで、「市長、そんなに興奮しないで。どうぞカームダウン、カームダウン。」と言われました。

「カームダウン」は「落ち着いてください」という意味なんだろうと思いますが、落ち着いた、諭すような応対だったのと、終了時間が来て、議長の「小野沢議員の代表質問はこれで終わりました」との宣言で終了したという、そういう顛末がありました。

翌日の新聞にも報道されましたので、もう周知の事実なんだろうと思いますが、このことについて市長のお考えをお訊きしたいと思います。

◇市長

今、工藤篤議員から、私の代表質問での件に関して、お尋ねがありました。

私から申し上げることは何もございません。

◎工藤 篤議員

過般の議会運営委員会でも取り上げられ、議場内のことでもあり、取扱いについては議長の捌きに委ねようということになりましたが、現在まで何も動きがございませんでした。

事実は事実ですが、それを殊更、どうしようとする気持ちはありません。生産的な話ではございませんから。

ただ、このままなかったとうことにもできません。本会議中にあったことですから、それぞれ議員としての受け止め、議長の捌きも含めて函館市議会としての対応もまた問われることになるんだろうと思います。

そういう意味では、議員の一人として議会運営委員会で問題提起し、今日、市長にお聞きしましたので、まあ、何も答えることはないというお話でしたが、今後、その推移を見守っていきたい、ということでこの項は終わります。

ただ、自戒の念も込めて、市長に次の言葉を送りたいと思います。

論語の一節ですが、

「子曰く、君子 重からざれば、則ち威あらず。学びても則ち固ならず。忠信を主とし、己に如かざる者を友とする無かれ。過ちては則ち改むるに憚ることなかれ」

生意気なことを申し上げたかも知れませんが、お許しください。



# by atsushi-kudou | 2018-11-23 17:00 | 新人議員「虚心平気」  

福祉コミュニティエリア整備事業 30年6月議会         ≪平成30年11月14日≫

 3月24日にオープンセレモニー、引き続き内覧会が開かれ、3月26日開業というスケジュールだった福祉コミュニティエリア、いわゆるコンテ日吉が突如延期となりました。

 市の目玉事業であり、補助金等が支出されることもあって、市民から一体どうなっているかとの問い合わせがありました。


 残念ながら私の所管の委員会でなかったため、医療、介護などを議論する民生常任委員会を傍聴して事態の把握に努めましたが、なかなか理解、納得できるものでなかったため一般質問させてもらいました。


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◎工藤 篤議員

 福祉コミュニティエリア整備事業についてですが、それに関して、社会福祉法人善智会が事業展開している特別養護老人ホームをはじめとした福祉施設を巡って様々取り沙汰、報道されております。

 この間、それらの情報に触れた市民から「一体どうなっているの。市の税金が使われているんでしょう。議員としてしっかりチェックしてよ」と、行政に対する不信感も露わに、一方で私ども議員に対する叱咤激励もいただきました。


 今月に入って、入居者受け入れ再開が「信頼回復へ正念場」、「信頼回復を目指す」との見出しで報道されていますが、「飯田前理事長が、開業が遅れる経緯などの説明責任を果たさないまま、経営の一線から退く、しかも当市に止まっていない」という事態の検証なくしてなかなか理解が得られないのではないでしょうか。

 巷間言われているような、道路舗装の不備、実母の病気云々による入居受け入れ延期などの理由は、取って付けたような話だと見透かされているようで、かえって、もやもや感が漂っているようにさえ感じられます。


 確かに、市としても当惑している姿は、報道等から垣間見ることはできますが、一方でここに至る手続き手順等に齟齬がなかったのかも検証されるべきだとも思います。


今回の案件、私なりに突き詰めていきますと、組織的にどうこう言うより、法人の代表を務める「飯田善樹」氏という方に関わってのものだったのではないかと思っております。


それでなければ、どうしても合点がいかないのですが、その根拠の一つとして、平成29年12月1日発行の「病医院・歯科医院・整骨院・鍼灸院選びのメディカルページ 函館・道南版」の「福祉コミュニティエリア『コンテ日吉』が目指すもの 2018年3月始動の地域包括ケアシステム構築モデル事業 医療法人社団 善智寿会 理事長 飯田善樹氏」というインタビュー記事を読んだからでした。市長は、お読みになりましたか。


保健福祉部長

飯田氏の記事についてのお尋ねでございますが、工藤議員先ほどお示しの記事につきましては、福祉コミュニティエリア整備事業計画書の内容が飯田氏の思いとともにインタビューに答える形で書かれているものと承知をしているところでございます。


◎工藤 篤議員

 市長にお聞きしたんですけども部長の答弁ということで、ちょっとつれないかなというふうに。巷間では市長と飯田理事長は懇意であるというふうなことも聞いておりますので、ちょっとそれ、つれないのかなというふうに思いましたが、わかりました。

 私は、この飯田氏の考え方、この事業に懸ける想いを素直に受けとりました。


 簡単にご紹介させてもらいます。

 いままで、医療と介護の両方に携わり、利用者にとって、どうすればもっといいことができ、解決することができるか、ということを考えてきた。

その帰結の一つとして福祉・医療の連携を含めたコミュニティとしての機能が一番大事だと思っている。

函館市のコンセプトもそういう方向性を示唆しており、共感できるものがあって、スタッフはもちろん周囲の方々の賛同を得て、トライした。

施設周辺のコミュニティに止まらず、函館市のコミュニティエリアとして多世代で集まれるように、建物も公園の中にあるような配置にしていきたい。

国が進める日本版CCRC(生涯活躍のまち形成事業)で全国804ヵ所の中から10ヵ所のひとつとして認定を受け、国へのレポート提出を求められているが、国へ現場の声を届けられるというチャンスも得られたと捉えることもできる。

 ・・・、などと極めて積極的、前向きにお答えしておりました。


いずれ私も、可能であれば、お世話になりたいなとさえ思いました。

もっとも、元気で自立可能が望ましく、それに尽きるのですが、人生何が起こるか分かりません。人生終盤のセーフティネットとして、求められていくのだろうと思います。


 さて、事の是非は別にして、日本人の美徳として言われるのが、仕事優先の風潮です。その最たるものが、親の死に目にも会えない仕事を当然とする考え方です。

 誤解のないように今一度申し上げますが、このことはそれぞれの捉え方、感受性の問題ですので、断定することはできませんが、前段触れました飯田氏の想いと、「実母の病気によって東京にいなければならない」という理由は、あまりに乖離があります。不自然です。

 とても信じられないと思うのは、私だけではないと思いますが、市長は、いかがお思いですか。


保健福祉部長

飯田氏の発言等に関してのお尋ねでございますが、当時の飯田理事長の、ただいま議員御指摘の一連の発言等につきましては、個人的な内容に触れることでありますので、答弁は差し控えさせていただきます。


◎工藤 篤議員

 午前中の同僚議員の質問に対してはちょっと別なニュアンスで個人的な云々というような話もありましたので、まあいいでしょう。次に進みます。

 別な視点からお尋ねいたします。

 公文書公開請求で手にしました関係書類等を紐解いてみますと、平成30年2月27日に社会福祉法人善智会第8回理事会の議案には、

 「特別養護老人ホーム ベルソーレ(イタリア語:〘美しい太陽〙の意⇒以下同じ」完成報告についての審議事項には「平成30年2月21日小泉建設()施工による工事が終了し、社会福祉法人善智会へ引き渡しが行われた。」と記されており、さらに、「工事監理業務を請け負っている()ティーアンドパルスによる完了検査を実施。大きな不具合なく工事が施工された事を確認した。」とあります。

同じく、提示された資料3「コンテ日吉開始準備工程」には、3月24日落成式、3月26日開業と記載されておりました。

 

 また、「特別養護老人ホーム ベルソーレ」所在地の宅地及び施設の基本財産担保提供承認がなされ、翌2月28日債権額9億3,600万円の金銭消費貸借がみちのく銀行との間で設定され、その後4月5日に抵当権設定されました。

 その理事会を受け、3月2日の第2回評議員会で理事会での承認案件が追認され、開設までのスケジュールが、評議員への案内文書という形で具体的に示されました。

 それには、「3月1日時点では、備品搬入が進んでおり、その後、函館市保健福祉部の施設整備完了検査が行われ、開業日を3月26日に予定している。その前日と前々日、3月24日と3月25日で内覧会を開催予定。」などと記載されています。


 事実、3月24日に「コンテ日吉(コンテ:君と共に)」主要施設のオープンセレモニー、引き続き内覧会が開かれました。

従いまして、次は3月26日開業というスケジュールだったと思いますが、その時点で、市はどのように捉え、受け止めていたのですか。


保健福祉部長

特別養護老人ホームの施設整備につきましては,建物本体が2月21日に施工業者から法人へ引き渡され,完成に係る理事会の承認を得たことにより,建設工事の完成について市に報告があったものです。

この報告を受け,市は補助事業の完成検査を実施するとともに,並行して,法人から開設に必要な認可申請や介護保険法に基づく事業所指定の申請があったことから,オープニングセレモニーや内覧会は予定どおり実施されておりましたし,3月26日の施設開設についても予定どおりに行われるものと考えておりました。


◎工藤 篤議員

私は他の用務があってオープンセレモニー及び内覧会には参加できなかったのですが、午前中の一般質問の中では、参加された同僚議員の受けとめでは、パンフレットなども見えなかったし、予定どおり入居受け入れが進むのだろうかと疑問に思ったというようなお話をされておりました。今の御答弁では、3月26日に施設開設は予定どおり行われるものと認識していたということですが、随分感度というか捉え方が違うんだなと思ってしまいました。
 その御答弁を前提に質問させてもらいます。市の完了検査は3月13日に行われたと聞いていますが、検査を受けた相手方、いわゆる事業者とその立場、役職等を教えてください。


保健福祉部長

3月13日に実施いたしました建物整備に対する補助事業に関する市の完了検査には、補助対象事業者である社会福祉法人善智会の担当者──特別養護老人ホームベルソーレの施設長でございますが、その方のほか、工事監理業者である有限会社ティーアンドパルスの担当建築士と施工業者である小泉建設株式会社から、当該工事の主任技術者が出席し、書類の対応などもしていただきました。


◎工藤 篤議員

つまり、飯田理事長はその時点では立ち会いなかったということですね。わかりました。

 そういう中で4月3日、社会福祉法人善智会が運営する「特別養護老人ホーム ベルソーレ」、()ハーモニーが運営するグループホーム「ベラルーナ(美しい月)」、サービス付き高齢者向け住宅「アルバ(暁)」と「コリーナ(丘)」定員計176人が入居受け入れを一時延期することの報道がされ、私どもも意外な展開に驚きました。

この間の動向と市の対応をお知らせください。


保健福祉部長

3月27日に,福祉コミュニティエリア整備事業の代表法人である医療法人社団 善智寿会から,大雪の影響により,特別養護老人ホーム,多世代交流センター,認知症グループホームならびにサービス付き高齢者住宅2棟の周辺のアスファルト舗装を思うように仕上げることができず,再舗装を要することと,この外構工事の完了までは,安全面を考慮し施設入居を2か月程度遅らせたいとの申し出がありましたことから,その後,善智寿会や実際の工事業者に状況を確認しましたが,新たなお話もなく,また,直接,当時の飯田理事長とは具体的にお話をすることが叶わない状況でありました。


そうしたことから,4月4日に,市から社会福祉法人善智会の理事などに対し,法人として,今後の方向性をどのようにしていくのか,理事会を開催のうえ,しっかり議論していただきたいこと,当時の飯田理事長からの,これまでの経過や今後の運営についての説明や2か月間の受け入れ停止を踏まえた事業計画および収支計画の提出を要請したものであります。


◎工藤 篤議員

 ご答弁では、事業推進の代表法人の医療法人社団 善智寿会からの申し入れということは、飯田理事長は医療法人社団 善智寿会の立場という理解をしました。

 それで、特別養護老人ホームは平成30年2月21日工事終了により、監理業務業者も大きな不具合はないと完了検査を終えたとあります。

 なぜ、完了検査、引き渡しを終えた1ヵ月も後に、再舗装が必要となったから云々のお話は、にわかに信じられないのですが、合理的な説明を受けましたか。


保健福祉部長

高齢者施設周辺のアスファルト舗装工事などが,まれに見る大雪の影響か  ら特別養護老人ホーム建設の完了検査と引き渡し後に, エリア構内の道路などに不具合が生じたことから、法人において専門家に調査を依頼したところ,エリア構内のアスファルトを再舗装するという大掛かりな補修が必要との調査結果となり、法人では、その工事に際して入居者の安全性を確保するため,入居受け入れの延期が必要であると判断したと伺っております。


なお,4月8日に開催された法人の理事会におきましても,その経過についての説明と報告がなされ,延期の判断が承認されたものと伺っており,後日市に対し提出いただいた議事録においても,その事実を確認しております。


◎工藤 篤議員

 平成30年2月21日に工事が終了しました。なぜ、1ヵ月以上も経ってから大がかりな補修が必要との調査結果となったのでしょうか。

他の事業者の施設の外構工事は問題なかったのですよね。外構工事の施工業者は違っていたのですか。


保健福祉部長

2月21日に完了いたしましたのは建設工事であり,補助事業はこの建物の完成をもって終了となりますが,外構工事については,引き続き,敷地の状況を踏まえて実施しておりました。


その間に,まれに見る大雪となり,雪解けを見計らって工事を行ったところ,当初の施工では雪の影響などにより各所に問題が発生したことから,改めて法人が依頼した専門家による調査を実施したところ,大がかりな補修が必要との判断に至ったと説明があったものです。


他の事業者の施設整備につきましても,建設工事の完成後も引き続き,外構工事を行っておりますが,施工業者は異なっております。また、それぞれの敷地内の整備でもあり,敷地の面積や形状、高低差などの要因により施工内容には違いがあるものと考えております。


◎工藤 篤議員

 社会福祉法人善智会とそれ以外の法人とは、施工業者が異なっていた、敷地の面積や形状(高低差)などの要因により施工内容にも違いがある、とのことですが、要はアスファルトの不陸でしょう。

 それが、社会福祉法人善智会の置かれた状況が特に困難だったのでしょうか。


保健福祉部長

社会福祉法人善智会以外では,隣接する区画に社会福祉法人 結絆の会(ゆうきのかい)が地域密着型特別養護老人ホーム1棟,有限会社ウィズが看護小規模多機能型居宅介護事業所および認知症高齢者グループホームの1棟を整備しております。


施設整備については,建物建設工事を2月28日までに,また外構工事は3月21日までに完了し,介護保険事業所の指定を受けた3月23日から施設を開設しております。


社会福祉法人善智会系列の施設・事業所とは指定日が異なりますほか,施設開設後において外構に係る問題は発生していないと伺っており,状況は異なるものと考えております。


◎工藤 篤議員

 隣接する地域密着型特別養護老人ホーム1棟及び看護小規模多機能型居宅介護事業所と認知症高齢者グループホームの1棟では、外構工事は3月21日までにすべて完了した、と。

一方、善智会の施設、建設工事は2月21日に完了したが、外構工事は引き続き敷地の状況を踏まえて実施していた。その間、まれに見る大雪となって、こういう事態になった、とのことであります。

まれに見る大雪は、善智会の外構工事だけに影響を与えたのでしょうか。それはないですよね。不自然です。

となれば、善智会の外構工事の施工業者が他の法人の施工業者より、工事のやり方がまずいというか下手だということになりませんか。それでは、業者のプライドはズタズタでしょう。


また、まれに見る大雪と言われますが、確かに今年の冬はそうでした。その印象が頭にしっかり組み込まれています。

でも、ご指摘の2月21日以降の降雪は、10センチ以上では、2月23日が10センチ、3月2日が12センチの2日間だけです。

その次に多いのが8センチで3月5日の1日だけです。

後は、3センチが1日、2センチが2日、1センチが3日で、降雪が認められなかったのが、2月で5日、3月が26日ありました。

これは、美原の気象台の資料です。

若干の地域差があったとしても、まれに見る大雪が言い訳にならないのはデータが示しています。


次に、社会福祉法人 結絆の会(ゆうきのかい)が地域密着型特別養護老人ホーム1棟と、()ウィズが看護小規模多機能型居宅介護事業所および認知症高齢者グループホーム1棟を介護保険事業所の指定を受けた3月23日から施設を開設しているとのことですが、その指定はどのような要件を満たした時点で決定されるものなのですか。

 また、社会福祉法人善智会の施設はいかようになっていたのですか。


保健福祉部長

結絆の会の地域密着型特別養護老人ホーム1棟ならびに有限会社ウィズの認知症高齢者グループホームおよび看護小規模多機能型居宅介護事業所1棟の指定につきましては,いずれも指定申請時、2月23日には事業の開始予定年月日が平成30年3月23日となっておりました。


その後,人員および設備の書面審査を行い,設備の実地確認を行いまして,指定の要件を満たしていることが確認されましたことから,事業開始予定日である3月23日付けで指定を行ったものでございます。


一方,社会福祉法人善智会の特別養護老人ホームの場合は,指定申請時、2月23日の事業開始予定年月日が3月26日となっておりましたので,同様の手続きを経まして,事業開始予定日である3月26日付けで指定を行ったものでございます。


◎工藤 篤議員

 後段の部分はわかりました。
 ただ、まれに見る大雪ということに対して、私は今、データを示しながらお話をさせてもらいましたが、その件に関してはどう思いますか。


保健福祉部長

まれに見る大雪は、雪解けのその時期の前のこと、その時期にまれに見る大雪があったことにより、その時期に雪解けを待って工事をしたところということでございますので、その前の大雪が影響しているものと考えております。

◎工藤 篤議員

 苦しい御答弁ですね。先ほどは2月21日に完了した。それからのまれに見る大雪とご答弁しているんですよ。感覚で答えないでください。こっちはデータをきちっと持っていますから。

それと同時に、その間の降雪ということであれば、善智会もほかの法人の部分も同じ自然条件なんですよ。そのことは申し上げておきたいというふうに思います。


 後段の部分ですが、指定の要件等は順調に進んでいたので、3月26日開業には支障がなかったということですね。

それで、道路整備にかかわり、利用者の安全を考えて入居を見合わせたとのことですが、入居者が危険に陥るような具体的な状態とはどのようなことを想定したのでしょうか。

そもそも季節的なことを考慮するならば、入居者の外出は控えても不都合ではないと考えられます。

また危険に陥るような具体的な事態を想定したとするならば、まずはそれを回避する対策を考えるのが最初に取り組むべきことではないでしょうか。

それらについてお考えを問うていましたか。


保健福祉部長

外構工事前の福祉施設周辺のアスファルト舗装につきましては,不揃いで,平らではない,いわゆる不陸の状態であったことと、エリア構内の道路から,介護施設へのアプローチ部分が急勾配になっているとの専門家の調査結果であり,このことから,利用者やそのご家族が,徒歩や車いすなどでエリア構内を移動する際に転倒などのリスクがあることや,工事車両の出入りの際,また,施工現場の周辺での事故のリスクが想定されること,工事中の騒音による施設での生活に与える影響,さらに,施工中は寒い日の暖房の使用ができないことや緊急時の避難経路の確保や緊急車両の進入が困難であることなど,利用者の安全管理において支障が生じるおそれがあると、事業者の方で判断し、このような措置をとることになったと伺っております。


◎工藤 篤議員

 エリア構内の道路から,介護施設へのアプローチ部分が急勾配になっているとの専門家の調査結果とのことですが、これは設計上の問題なのか、施工上の問題なのか明らかにする必要があると思います。

 また、施工現場での事故のリスク対応は近づかなければいいわけで、そもそも入居者が気楽に外に出る季節でもないし、一般的に舗装工事で交通を全面ストップするケースは希ですし、工事中の騒音については、経験上アスファルト舗装工事で日常生活を送る上で耐えられないような騒音が続きますかね。

 また、ご答弁の「施工中は寒い日の暖房の使用ができない」とはどんなことをおっしゃっているのですか。


保健福祉部長

施設のアプローチ部分が急勾配であったことについては,法人が依頼した第三者の専門家の調査により問題が指摘されたことでありますので,我々が設計・施工のどちらの問題かを判断するのではなく,施主と設計・施工業者の間で協議調整されるものと考えております。


また,入居者のリスクを少しでも回避したいとの考えから,緊急時の避難経路の確保や,緊急車両が敷地内に侵入する際の支障,工事中の騒音など,入居者に対する様々なリスクを取り除いていきたいという法人側の意識が強くあったのではないかと思われます。


暖房につきましては,入居受け入れ延期の申し出時点で落雪があり、室外機が破損し暖房装置が機能しない状態であったとのことでありましたので入居後に気温が低い日があれば,居室内の暖房に支障が出るということと伺っております。


◎工藤 篤議員

 確かに、施設のアプローチ部分の急勾配については、市が設計・施工のどちらの問題かを判断するのではなく,施主と設計・施工業者の間で協議調整されるものというのは、その通りだと思います。

 ただ、入居延期の理由に挙げているので指摘したものですが、今回の補修工事で「施設のアプローチ部分の急勾配」は解消されたのですか。仮に解消されていないとすれば、100歩譲っても理由にはなりませんから。

 また、落雪により室外機が破損し暖房装置が機能しない、とのことですが、先ほども指摘したように、2月21日以降の降雪は大雪と言えるものではないので、その理由そのものに信憑性が疑われます。

よしんば、2月21日以前のことだとしたならば、完成検査は通りません。


 さて、平成29年4月26日に第2回理事会が開催され、「特別養護老人ホーム特別養護老人ホーム ベルソーレ事業計画書が提示されております。

 その中で、利用定員100名、職員定数は常勤72名、非常勤12名と示され、項目10には、職名に応じた資格者の表が示されておりました。

 例えば、施設長は看護師の資格、生活相談員は社会福祉士、看護師は准看護士、栄養士は管理栄養士等々であります。

 それで、お聞きしたいのですが、現在の職員数、及び対応はどのようになっていますか。

 また、それによって、可能受け入れ入居者及び現入居者数をお知らせください。


保健福祉部長

6月11日時点の職員数につきましては, 全体で46名おり,内訳は常勤職員が32人,非常勤職員が14人となっております。

46名の職種と資格ごとの内訳につきましては、施設長は社会福祉士、生活相談員は社会福祉主事で1名、介護支援専門員は介護支援専門講習修了者で1名、管理栄養士1名、機能訓練指導員は准看護師で1名、医師が1名、看護職員は正看護師が1名で准看護師が4名の合わせて5名、介護職員は介護福祉士やヘルパー養成研修修了者など32名、事務員は1名、宿直は2名、以上46名の配置となっているところであります。
 また、現時点での受け入れ可能な入居者数は90人程度、要するに9ユニット分でございますが、現在、きょう時点で入居されている方は7人となっております。


◎工藤 篤議員

わかりました。ただ、前段の部分については御答弁ができなかったということで受けとめておきます。
 

常勤、非常勤の人数だけでなく、いわゆる職務に応じた資格を有する体制が求められるということで今のお話がございましたので、後でまた確認をさせていただきたいということでございます。
 

それで、6月2日の報道では、新理事長の、「月内に20人程度の入居を見込み、9~10月までに満床(100床)にさせたい考え。スタッフは現在50人近くいるが、満床に備え、今秋までに約70人を確保したい」とのコメントが載っていました。

先ほども触れましたが、特別養護老人ホームベルソーレの事業計画には、利用定員100名に対してスタッフは常勤72名、非常勤12名の84名の記載がありました。

新理事長は約70名のスタッフで満床を目指すとしていますが、それでいいのでしょうか。
 また、御答弁では、6月11日時点で受け入れ可能入居者数は90人程度であるとのことですが、46名のスタッフで90名の受け入れはどうも理解しがたいのですが、いかがでしょうか。


保健福祉部長

46名の職員配置と90名の入所者数というのは運営基準上の数字であり、これで、46名で90名、運営基準上問題はないものではございますが、実際の介護現場では、入所者の対応や職員の処遇向上といった意味もあり、事業者みずからの考えに基づき、基準以上の職員を配置することが多いところでございます。
 したがいまして、善智会の理事長が記者会見において、この秋に向けてさらに増員して満床にしたいとの発言がありましたことから、基準以上の職員を配置して、よりよい施設運営に努めていただけると、そういったことであると考えております。

◎工藤 篤議員

わかりました。確認しておきますが、計画には100床を対応として84名と書かれておりますので、私どもはそれを前提にしてお話をさせてもらいました。

今のご答弁ですと、70名のスタッフで満床をということで、それは運用基準としては問題ないということのご答弁でしたので、改めてまた勉強させてもらいたいというふうに思います。


 平成29年8月1日の第4回理事会で、多世代交流施設整備計画が議題とされました。その中の資金計画ですが、当初自己資金はなしとなっていますが、提案事項では非公開より借り入れとなっていました。

これは後で恐らく金融機関からの借り入れを示唆しているのだろうと思いますが、いずれにしても計画時点では自己資金は全くなかったという理解でよろしいですか。


保健福祉部長

資金計画の当初自己資金につきましては,提案事項欄に「借入」との記載がされており,施設整備にあたり補助金以外は借入金により資金を調達するとされていたものであります。


◎工藤 篤議員

 ((註:市長が隣の副市長と私語を交わしていたので) 市長、市長に私は答弁を求めています。たまたま部長が答弁されておりますが、ぜひ聞いておいてください。 同じく資金計画の中で「資金借り入れに対する担保物件」は無、また「償還方法と額」は資料5で示されております。

資料5-1には14億8,700万円の借入金となっていますが、多世代交流施設整備の総事業費は3億7,776万円あまりでしたので、社会福祉法人善智会が展開する事業全体の借り入れと考えられます。

事実、資料5-2は平成55年度までの「施設運営に係る事業収支計画書」として、広域型特別養護老人ホーム、多世代交流施設、収益事業のそれぞれに区分して表していました。

それで、資料5-1は資料5-2をベースに表記したと考えていいですか。


保健福祉部長

平成29年度の善智会の第4回理事会議事録の資料5-1につきましては,施設整備に係る借入金償還計画が示されており,資料5-2については,施設整備に加え設備整備資金および運転資金も含めた事業収支計画となっており,したがいまして,資料5-1は5-2をベースとしたものであります。


◎工藤 篤議員

資料5-2をベースに資料5-1を作成したとありますが、チェックして見ましたら、数値が一致しませんでした。

大した差異ではなかったのですが、一事が万事とも言いますので、もし、私の指摘が正しければ、他の試算、根拠も信頼性が疑問視されます。

もっとも、私の計算、捉え方が間違っているかも知れませんので、精査してもらえますかということを事前に連絡しておりましたので、いかがですか。


保健福祉部長

資料の5-2については施設整備及び運営に関する収支計画となっており、資料5-1については、このうちの特別養護老人ホーム及び多世代交流施設、こちら収益事業用の施設を含んでおりますが、こちらの整備に関する借入額のみとなっておりますので差が生じているものでございます。


◎工藤 篤議員

先ほどは資料5-2をベースにして資料5-1をつくったとありましたので、もしそうであるならば、こういう事情でもってこうなりましたというものを付記しておかなければ、信頼性が揺らぐということを申し上げておきたいというふうに思います。

ですから、それぞれの毎月の収入の部分についても書いておりましたけれども、それについてもちょっとはてなだと思わざるを得ないということでございます。


 時間もないので前に進みます。今回の案件で市民から不審の目で見られていることの一つに、理事長の突然の交代や理事の辞任があるのだろうと思います。

それで、そもそも社会福祉法人の理事とはどういう性格を有しているのか、教えてください。特に理事長の責任性とは何なのか、簡単に交代できるようなものなのか、教えてください。


保健福祉部長

社会福祉法人の理事は,法人の業務執行の決定などを行う理事会に出席し,その理事会における意思決定を通じて,業務執行の決定または監督を行うという意味で、法人の運営における重要な役割を担っております。


また,理事長は,理事会において,理事の中から選定され,対外的に法人の代表権を有するとともに,対内的に法人の業務を執行する権限も有しています。


なお,理事長の交代につきましては,理事会の決議によるものでありますことから,議決に加わることのできる理事の過半数が出席し,その過半数をもって選任されることとなっております。


◎工藤 篤議員

 5月21日現在でいただいた関係書類には、6人の理事のうち4人が辞任されましたが、飯田氏と奥さんはそのまま理事にとどまっていますが、そういう理解でよろしいですか。


保健福祉部長

ただいま議員御指摘のとおり、飯田元理事長並びに奥様は現在も理事にいらっしゃいます。

◎工藤 篤議員

今回の事態、簡単に理事の辞任となりましたが、一般的に理事は無報酬で、実際上資金提供も含めた責任は感じていないというのが実態だというふうに思います。
 全ては理事長の責任で経営されているのが実情なので、簡単にこのように理事長の交代が許されるようなものとは考えられないんですよね。その辺はいかがですか。


保健福祉部長

先ほども御答弁申し上げましたように、理事会の決議によるもので、議決に加わることのできる理事の過半数が出席し、その過半数をもって選任されたものと考えております。

◎工藤 篤議員

 私は納得はしませんが、前に進みます。
 社会福祉法人は理事会の上位に評議員会もあると聞いております。理事会と評議員会の役割分担と責任性を教えてください。


保健福祉部長

社会福祉法人の理事会は,法人の業務執行機関として、法人の業務執行の決定、理事の職務の執行の監督、理事長の選定および解職、を行うこととなっております。

一方,評議員会は,法人運営の基本ルール・体制を決定するとともに,役員の選任・解任等を通じ,法人運営を監督する機関として位置づけられ,役員,会計監査人の選任および解任,報酬等の決定、決算の承認,定款の変更など法人運営における重要事項の最終的な意思決定、を行うものであります。


理事会が決定した法人の業務執行に対して,評議員会が事後的に監督することにより,法人運営に係るガバナンスが確立される仕組みとなっております。


◎工藤 篤議員

評議員会が理事会の決議を追認しなければ実行されないことになるという極めて重要な位置づけにあることが示されました。
 次にお尋ねしますが、評議員及び理事に住所要件はあるのですか。


保健福祉部長

市の要綱では遠隔地に居住し法人運営に参画できないと認められる者については適当でないとしておりますが、これについては社会福祉法上の制限はなく、事業について理解と熱意があり、運営に参画できれば問題はないとされているものでございます。

◎工藤 篤議員

 関係書類を読み込んでいるうちに気がついたのですが、まさかこんなことが行われていたのかとびっくりしたことがありました。

私自身、ある社会福祉法人の監事をしており、評議員会、理事会に出席させてもらっておりますが、それぞれ一堂に会して行われるのが当たり前という先入観念があったせいか気がつくのが遅くなったのかもしれません。

ともかく社会福祉法人善智会の理事会では、最初の、設立時のみ集まったものの、後は文書、同意書のみで進めてきていました。


先ほど来から理事会が開催されたとの答弁もありましたけれども、果たして本当に開催されたのかどうかも疑問視されます。

市はこれらを把握していたのですか。また、承知していたとするならば、どのような対応をされたのでしょうか。


保健福祉部長

平成28年の社会福祉法の改正による理事会の運営につきましては、実際に会議を開催して決議する方法のほか、理事全員が書面等により同意の意思表示をしたときは理事会の決議があったものとみなすこと、すなわち決議の省略ができるとされており、その場合には定款に定めることが必要とされております。


 社会福祉法人善智会の理事会運営について市が把握している範囲では、理事長を選任した設立時の開催以来、施設整備の手続上の必要な決議は定款の定めにより提案書と同意書の提出による決議の省略をもって行われておりますが、その内容は建設工事や備品購入の入札手続と実施結果に関し、所定の手続にのっとる実地である旨を確認するものであることから、決議の省略による決定が適正でないとは判断できないものと考えております。
 しかしながら、会議開催により必要な審議、検討の上、理事会として決議することが本来の理事会運営の姿であり、議案によっては開催による決議が必要なことでありますことから、今後の運営に当たり、十分留意するよう指導監督してまいりたいと考えております。

◎工藤 篤議員

定款にはそのように定めがありますよね。しかし、函館市社会福祉法人の設立および運営に関する要綱の中には、「法人運営の基本事項は、すべて理事会において十分審議し、決定されるものであり、かつ、理事は積極的に運営に参画すべきものであるので、理事会の運営が形式的に流れることなく、必要な都度、適正に開催すること」というふうになっております。


 つまり、市がみずから決めたこの要綱に反するような理事会が行われていたとするならば、そしてそのことを承知していたとするならば、これはちょっと市民感情から受け入れがたいのではないでしょうか。

3億5,000万円余りの補助金が市から出ておりますし、記憶では道からも6,000万円余りの運営資金が出ております。こういうことはずさんな指導というか、管理というか、ことってないんですか。


 では聞きますが、結絆の会でしたか、一方でありますよね、そちらのほうの理事会はどのように開催されていたのですか、同じようなことであったんですか。


保健福祉部長

ただいま結絆の会の理事会等の記録についてのお尋ねでございますが、現在手元に資料を持っておりませんので、確認できないので現在お答えすることはできません。

◎工藤 篤議員

わかりました。後で教えてください。


 ちょっと余りにもひどいですよ、これは。

工事の日の問題とかスケジュールもいろいろありますよね、何回か。しかしそれを同意書をもらうだけでいいんですか。ましてその定款の中に、監事はその方法に異議を唱えた場合はだめだというふうに記載されておりますよね。逆に言えば、監事の役割はどうだったのかということが問われるんですよ。まあ後で辞任していますけども、やめたらいいってものじゃないだろうというふうに私は思います。


それと、住所要件はないとおっしゃいます。ということはどこにいても理事となってやっていけると。そうすると実際上、私も役員をやってますが、1週間以上前に通知が来るんですよね。そして出席できるかどうかということをやります。そもそもそういう理事会を開催しようとする手続手順が行われていたんですか。結果として集まれなかったからこういう同意書でやったということなんですか、それはどちらですか。


保健福祉部長

最初から意図して決議の省略で事務を進めようとしていたのか、理事会の参集を求めていたけれども、結果として集まらないから決議の省略でやったのかという件に関しましては、その辺に関しては資料が残っておりませんので、確認することはできません。

◎工藤 篤議員

それはまた後でお願いします。
 それから、住所要件の関係ですが、評議員及び理事の住所に関する要件は規定されていないということですが、一方で先ほどもありましたように、実際に法人運営に参画できないと認められる者を役員等として選任することは適当でないと断定しています。

例として、法人の事務所あるいは経営する施設から遠隔の地に在住する者等を挙げていますが、ある意味でこれは事実上住所要件を示唆しているというふうに私は思います。


 先ほどの御答弁ですと九州にいた方でも理事になれるのですね。しかし実際上、すぐに来られますか。そのことを、時間もありますので、指摘しておきたいと思います。

それから、評議員の辞任は……。時間がないので次に進みます。
 福祉コミュニティエリア整備事業開発事業者が医療法人社団善智寿会を代表法人として11の構成員を傘下に決定されました。それで構成員の中に社会福祉法人善智会設立準備委員会が入っておりますが、後日正式に社会福祉法人として承認されたということです。
 その区分ですが、社会福祉法人を経営しない法人の場合は事業継続を担保する意味合いから原則として1億円以上の基本財産を所有していなくてはならないとありますが、社会福祉施設を経営する法人は社会福祉事業の運営に直接必要な全ての物件について所有権を保有していることが条件となります。
 いずれにしても、事業推進における資金力が求められているように思われますが、いかがお考えですか。


保健福祉部長

社会福祉法人は、社会福祉事業の主たる担い手として当該事業を安定的、継続的に経営していくことが求められることから、社会福祉施設を経営する法人の場合は、社会福祉事業を行うために必要な全ての物件について所有権を有することが必要とされ、施設の用に供する不動産は全て基本財産とすることとされております。

基本財産は事業実施のために必要不可欠なものであり、その処分等については所轄庁の承認が必要であるなど、特別に制限されているものでもございます。


 社会福祉法人善智会につきましても、設立時に社会福祉事業に必要な資産を全て所有することとしていたほか、施設開設後の運転資金に充てるための現金を保有しており、社会福祉法人として一定の資金力はあったものと考えております。


◎工藤 篤議員

 福祉コミュニティエリア整備事業は、平成28年3月、「医療法人社団 善智寿会 飯田内科クリニック」を代表法人としたグループに決定されました。


 それで、平成27年12月の「福祉コミュニティエリア整備事業開発事業者プロポーザル募集要項」の参加資格要件をみますと、「ア 応募者は、本事業において、事業用地(売却物件)を一括で購入し、基本構想を実現することができる企画力、技術力および経営能力を有する者とします。」と記載されております。


 午前中にも同僚議員が同じような質問をされておりますが、その中で、「経営能力を有する」ということを確認する意味で、「一定の資本力が必要」ということで、事業計画とか収支計算とかいうものを出されたというふうになっておりますが、果たして本当に資本力があったのか。

巷間では首をかしげている人が結構いたので、私は調べてみました。


そうすると、善智寿会とハーモニーで2つの銀行にほとんど担保物件として提供して根抵当権として29億円に設定されておりました。

つまり、お金はなかったんですよ、恐らく。これだけの設定をされているということは。

ですから突然いなくなったのではないかといううがった見方をする人もいますが、いずれにしても社会福祉法人善智会それからハーモニー、今回の3つの事業の中でも25億円の抵当権が設定されております。

合わせて50億円以上が担保物件とされておりますから、ほとんどないに等しいんですよ、資本力としては。

そういう実態があるということで考えたときに、その要件を満たす経営能力があるというふうにして判断した根拠はどこなのか、教えてください。


☆副議長

工藤 篤議員に申し上げます。
 質問時間がほとんどなくなってきていますが、まだ項目が残っているんですよね。それを含めて議事の進行に御協力をお願いしたいと思います。


◎工藤 篤議員

済みません。熱中していて、時間のことを。

後の部分、2項目め、あれですので取り下げて、次の機会にやりたいと思いますので、よろしくお願いします。


☆副議長

今、工藤議員からありました農業・漁業の所得2千万円を目指すことについては取り下げるということで了承いたします。


◎工藤 篤議員

 今の質問を!


保健福祉部長

参加資格要件にある経営能力を有するものとは、事業用地を購入した上でエリアにおいて円滑に事業を展開する経営のノウハウなどがあるものを想定しており、計画する事業の運営を継続して安定的に実施することが可能であるといったものであると考えており、当時、社会福祉法人については、整備後は一定の資本力を有するものと考えたものでございます。

☆副議長

これで、工藤 篤議員の一般質問は終わりました。


# by atsushi-kudou | 2018-11-13 22:14 | 新人議員「虚心平気」  

信じられない函館市議会運営委員会                 ≪平成30年9月8日≫

 9月7日午前3時8分、スマートフォンの緊急地震速報が鳴ったと同時に今まで経験したことのない揺れ。

 議会に備えての事前準備で起きていたので、瞬時に事態は把握できたのですが、即座の停電で真っ暗、何とか懐中電灯に手を伸ばし、ラジオのスイッチを入れました。

サイドテーブルの上に立てかけていた書画が落ちた程度で、我が家の被害はないに等しかったのですが、ラジオから流れてくるただならぬ事態に、これは容易ではないなと、ただ被害の最小限を願わずにはいられませんでした。


 さて、昨日の議会運営委員会で、委員長から行政の災害対策を優先させるため、予算決算特別委員会での質疑なし、行政の説明を求めず委員間討議で採決態度を確認する、さらに一般質問は省略し会期を5日間圧縮するという提案がありました。

 公明党の松宮委員が率先して賛成、市政クラブの藤井委員が同調しましたが、私は、先例があるか調べてみたか等を問うたら、ないということでした。

 その上で、行政に議会対応に優先して災害対応の時間を与えることの大切さは認識し、同調するが、それであれば、補正予算を先議して決議、その後は休会し、一定度落ちついた後で議会の再開を考えたらどうかと提案しました。

 民主の道畑委員は、判断する材料が少ないということで保留したので議論が進まず委員長権限で休憩に入りました。

 1時間半ほどの休憩後、市政クラブ、公明党はとにかく質疑なし、一般質問もなし、との会期圧縮に固執、民主も最終的には休憩時間中に取り込まれたのか同調し、3対1で押し切られました。


 いずれにしても、言論の場の議会、行政のチェック機関としての議会が、自らその役割を放棄するのは自殺行為に等しい。

 災害時等の対応として議会が自ら考え、配慮していかなければならないとしても、ただ行政におもねるだけでなく、議会としての矜恃を堅持しつつ選択肢を探るべき、信じられない思いでした。


 さて、番外編ですが、「委員会は本来委員間討議を基本とするもの。行政からの説明員がいなくとも、それぞれ議員は勉強しているのだから、対応できるはず、議論は成り立つので問題ない。」という趣旨のことを藤井委員が主張しました。

 私は、一言「現実的でない」と反論しました。何故なら、疑問に思ったことを、理事者の説明なくして解明できるはずがないからで、これまでも理事者の出席を求め、質疑し、それを下に委員間で討議すべきことはしてきたからです。


 後で、「(事前に)質問の一つも出さないでいて、どうやって委員間討議に臨むのか」と皮肉ってやりましたが、反論はありませんでした。


 なお、今朝の北海道新聞には「道議会は道庁が被災地支援や停電対策に集中できるよう、日程を繰り下げ、5日間延長する方向」で調整に入ったとの報道がありました。

行政に災害対策に当てるべき時間を保障しつつ、その分は会期延長するということです。

 基本的な考え方は、私が提案したものと同じです。



# by atsushi-kudou | 2018-09-08 21:16 | 新人議員「虚心平気」