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コンテ日吉 平成31年3月定例会       ≪令和元年7月14日≫

 昨日、コンテ日吉の7月定例会でのやり取りを掲載したのですが、3月定例会での分を終えていませんでした。

アップする寸前、整理はしていたのですが、次に向けての準備、情報収集、分析、再構成等々に気をとられ、失念していたのでした。


いずれにしても、市の答弁に客観的な合理性は認められず、調べれば調べるほど疑問が生じてきます。事業者である医療法人社団 善智寿会、社会福祉法人善智会の代弁者に徹しているようにさえ思いました。


昨日の分をご覧いただく前に、ぜひ、これをお読みくだされば深甚です。


***********************************


◎工藤 篤 議員

 時間調整の都合上、大綱2点目コンテ日吉についてから始めたいと思います。

 まず、基本財産についてですが、12月定例会で、社会福祉法人助成申請書の添付資料4.財産目録によれば、現金預金が60,000千円、固定資産として計上している土地が97,723千円、合わせて1億57,723千円となり、これがいわゆる基本財産といわれるもので、登記簿の資産の総額と一致すると申し上げましたが、そういう理解でよろしいでしょうか。


〇保健福祉部長

社会福祉法人函館みらい会の基本財産は、平成29年4月30日現在財産目録において、特別養護老人ホームの敷地、その価格9,772万3,000円でございます。


◎工藤 篤 議員

分かりました。それで、登記簿の総額、資産の総額と一致するという、そういう理解でいいということでございますね。

それで、この現金6,000万円も基本財産の中に入っているという理解でよろしいですか。


〇保健福祉部長

社会福祉法人、当時善智会の設立時に寄附されました6,000万円については,運転資金として寄附を受けたものでありまして、また、法人の定款に現金

6,000万円とする基本財産の位置づけがないことから,これを基本財産としたことは誤りということでございます。


◎工藤 篤 議員

では、その是正はいつの時点でなされたのですか。


〇保健福祉部長

平成29年度決算において,これを基本財産としておりましたので、これは誤りでございまして,この点につきましては、最初の決算が平成30年6月が決算期でございましたので、その後すぐに指導監査に入りまして是正を求めたところでございます。


◎工藤 篤 議員

 基本財産では現金はないということですね。

それで、一般的に事業の先行きが分からない段階で6,000万円もの寄付をされる奇特な方はおられないでしょうから、常識的に考えれば医療法人社団 善智寿会若しくは飯田理事長ご自身だというふうに考えられます。


 それで、今、その基本財産が日吉町4丁目75番143の特別養護老人ホームの敷地4,327.48平方メートルということで、その価格が9,772万3,000円という理解でいいですか。


〇保健福祉部長

社会福祉法人函館みらい会の基本財産についてですが、特別養護老人ホームの敷地4,327.48平方メートルで、その価格は4月30日現在で

9,772万3,000円となっております。


◎工藤 篤 議員

 分かりました。

 それで、理事の住所要件についても議論してきました。

市は、社会福祉法上に理事の住所要件は記載されていないということですが、一方で、「函館市社会福祉法人の設立および運営に関する要綱」の中で、「実際に法人運営に参画できないと認められる者を役員として選任することは、適当でないこと。」、その中に「法人の事務所あるいは経営する施設から遠隔の地に在住する者等」と記載されています。

 これは、どのように解釈したらいいのですか。


〇保健福祉部長

「函館市社会福祉法人の設立および運営に関する要綱」の規定では、その中を読ませていただきます。

「次のような者で,実際に法人運営に参画できないと認められる者を役員として選任することは適当ではない」、このことの例示といたしまして、「遠隔の地に在住する者等」を記載しております。


したがって,理事会の出席要請に十分に応えられ,常に法人運営に参画できるのであれば,役員として適当ではないとまでは言えないものと考えております。


◎工藤 篤 議員

「社会福祉法人審査基準」の「第3 法人の組織運営」、理事の中に、「理事は、社会福祉事業について熱意と理解を有し、かつ、実際に法人運営の職責を果たし得る者であること。」と規定されており、それを受けて市の要綱、「法人の事務所あるいは経営する施設から遠隔の地に在住する者等」と、市はより具体的に定めたのではないですか。こう捉えた方が合理的な見方だと思います。


 法律があってそれに觝触しない範囲で条例が作られ、さらにそれらを補完するする意味で規則なり、要綱が作られる、というのが一般的な流れでありましょう。

 従って、社会福祉法上も制限はないから特に問題はない、というのは、自ら定めた要綱をないがしろにしていることになりませんか。


〇保健福祉部長

国の通知におきましても、本市の要綱と同様に,役員等は「実際に法人運営に参画できない者を名目的に選任することは適当でないこと」としておりまして,さらに理事については「社会福祉事業に熱意と理解を有し,かつ,実際に法人運営の職責を果たし得る者であること」と規定しております。

 

したがいまして,本市の要綱上において具体的な例を示しておりますが,実際に法人運営に参画できる方であれば,遠隔地に居住していることは妨げとならず,要綱をないがしろにしているというものではないと考えております。


◎工藤 篤 議員

くどいようですが、国の「社会福祉法人審査基準」には、「法人の事務所あるいは経営する施設から遠隔の地に在住する者等」との文言はないのです。市がわざわざ付け加えたのです。その意味するところを普通に考えたら、おかしいと思うのが普通の捉え方だと思います。

 

 民生常任委員会で、

「社会福祉法人の本拠地に籍を置く役員の数より、本拠地でないところに籍を置く役員の数が多い例の法人は、正直私の知る限りでは存じ上げない。」、とお答えしていた場面がありましたが、現場の声としてこれが本音でありましょう。

 

 結局、理事長自身が市に住居を移していない。週の半分ほどは来函しているとのことですが、そのこと一つとってみても事業がうまくいっていないということを物語っているのではないでしょうか。

そういうことを想定していたからこそ、市独自でわざわざそういう設定、規定を入れたものと思います。

当初にこの要綱の策定に携わった方々は、そうした知恵を出し合ったのではないでしょうか。先輩方の知恵を愚弄しているとしか思えません。そう考えられませんか。


〇保健福祉部長

市の要綱につきましては、平成17年度に社会福祉法人の指導権限が北海道から移譲された際に、それまで北海道が運用をしていた要綱を踏襲する形で整備し、取り扱いについても従前の道の例に倣っていたところであります。


理事の構成につきましては,地元の人だけに限定することよりも,遠隔地の人も含めて色々な情報を持ち寄ることなど,広い視野や観点を持って議論ができることも必要ではないか。

また、ただいま議員からお話しもありましたように、遠隔地の居住者のみで構成されてもよいのかなど、さまざまな視点から考えることも必要と思いますので、今後,北海道を始め各都市の実態も調査しながら,要綱の見直しも含めて整理・研究してまいりたいと考えております。


◎工藤 篤 議員

 地元の人だけに限定することよりも遠隔地の人も含めて色々な情報を持ち寄る云々のご答弁ですが、そんなのは屁理屈です。

 実際それでうまくいっているんですか。

地域の事情、実態を把握しないで事業を円滑に進めることなどできないと思いますが、ならば6名の理事の居住地を教えてください。


〇保健福祉部長

理事は現在6名となっておりますが、居住地の内訳は、市内に2名、函館市以外の道内に2名、本州に2名というふうになっております。


◎工藤 篤 議員

 以前、理事に草野尚友さんという方がおりましたよね。旭川市の医療法人社団「元生会」森山病院、法人若しくは経営本部長だった方です。

 森山病院から派遣されてきたのかまでは分かりませんが、いずれにしても巷間囁かれているところの旭川グループの一員かと思います。


 彼は、善智会の理事でもありましたが、医療法人社団 善智寿会の事務本部長に就き、実質的に経営の責を担っていたと聞いております。

医療法人社団 善智寿会と社会福祉法人善智会が表裏一体の関係であることが分かります。

 善智寿会の理事長は、もちろん飯田氏でしたが、登記簿を見ると平成30年5月3日に、山梨県富士吉田市に住所を有する加藤裕彬氏が理事長に就任しております。

 

 それで、お訊きしたいのですが、市は加藤裕彬氏とコンテ日吉関連について話し合いをしたことがありますか。


〇保健福祉部長

昨年、平成30年5月3日に加藤様は医療法人社団善智寿会の理事長に就任後,5月25日に新しい理事長として,副市長へ就任のあいさつにお越しになりました。

その際,事業協定を結んでいる代表法人として,福祉コミュニティエリアは国から日本で初めての日本版CCRCとして認められた事業であり,実現のため鋭意努力すると決意を述べられたところであり,また、高齢者施設の6月の入所受け入れ再開を控え,その準備の状況を合わせてご説明いただきました。


また、7月20日には,整備事業者の構成員との連携などについて話したほか、特別養護老人ホームでの中国人留学生の受け入れ予定など、多岐にわたって懇談しております。

 

また、8月5日には、地域再生協議会を当市で開催いたしておりまして、その際には整備事業の構成員13法人 代表法人を含めて13となりますが、その取り組みを自分の目で一つ一つ確認をし,少し時間をいただきながらも事業を確実に進めていきたいとの発言をその場でされたものでございます。


◎工藤 篤 議員

 医療法人社団 善智寿会の登記簿を見ると、今時点、正確に申し上げますと、この3月4日段階で、加藤裕彬氏が理事長となっております。

 ということは、コンテ日吉の代表法人として、その理事長としての責にあると理解されます。


 それで、先ほども触れましたが、善智寿会、いわゆる飯田病院グループの経営はもっぱら草野尚友本部長が仕切っていたようです。

 その草野氏が、仙台方面で逮捕されたと聞きました。詳しい情報までは把握しておりませんが、医療・介護関係での乗っ取りとか詐欺だと言われているようです。そういう情報は入っておりますか。


〇保健福祉部長

以前、善智会の理事でありました草野氏のその後の状況についてでございますが、一度理事になられた後、現在、善智会の理事としてはもう退任いただいており、私たちよく承知はしておりませんが、一部ちょっと私、記憶は定かではございませんが、どなたかが逮捕という言葉を出していたのは聞いたような気がしております。


◎工藤 篤 議員

 地元の人だけに限定することよりも,遠隔地の人も含めて色々な情報を持ち寄ることなど,広い視野や観点を持って議論できる人材が、こういう状況です。


 その草野氏が実質的に取り仕切っていた飯田グループ関連の病院が不正請求をしていたという話しがされているようです。

周辺からは、北海道厚生局がこの案件に関心を寄せているようだとの情報も寄せられていますが、市は押さえておりますか。


〇保健福祉部長

北海道厚生局の方からの情報では、誤りによる請求があったというようなお話は聞いております。


◎工藤 篤 議員

 聞いていらっしゃるんですね。

 誤りによる請求、それが不正請求です。

 それはいずれ返さなきゃならないということになりますが、しかし、その動機等について色々調べていったときには、さらなるものが出てくるのは明らかであります。


 それで次に、本事業開発事業者の選定プロセス、プロポーザル実施時の応募要件等について確認しておきたいことがございます。

 

 本事業は、医療法人社団 善智寿会を代表法人として11の構成員を有するグループに決定され、それぞれ事業展開してきましたが、事業統括に責任を持つのは代表法人である医療法人社団 善智寿会という理解でよろしいですか。


〇保健福祉部長

医療法人社団善智寿会は,平成28年8月福祉コミュニティエリア整備事業協定を締結した際には、エリア全体の事業展開を統括する法人となっておりましたが、平成30年5月、理事長が交代した後、代表法人並びに構成員の方々で様々協議を重ねまして、1月9日に福祉コミュニティエリア整備事業者の代表法人と構成員による全体会議も開かれており、代表法人から医療法人自体の経営の難しさですとか、それと現在エリアの中核施設となっております多世代交流センターの運営を担っております社会福祉法人函館みらい会、こちらが全体をとりまとめていくべきではないかという投げかけがあり、その意向が皆さんに示されたところ、構成員から中心として相応しいのは矢張り社会福祉法人函館みらい会だろうということで、皆さんの総意となり、その後構成員から代表法人を変更したいとの申し出をいただき、市がそれを承認し、現在は福祉コミュニティエリアにおいては特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人函館みらい会が代表法人となっているものであります。


◎工藤 篤 議員

 協定書の中でそのような代表の変更するとか、そういうことは確か書かれておりませんね。

 そして、このような大事なことが民生常任委員会に報告されておりますか。

 私どもとしては聞いておりませんので、この件に関しては、また後で議論させてもらいたいと思いますが、いずれにしても経営能力を有する者と 当時のことですが 財政力、資金力が担保されているという理解でいいですか。構成員全ての経営能力を対象としたものですか。当時のことですから。


〇保健福祉部長

経営能力とは、一般的には人材を育てる力や時代に対応し、先を見据える能力、決断する能力、コミュニケーション力と言われておりますが、福祉コミュニティエリア整備事業におきましては、エリアにおいて円滑な事業を展開する経営のノウハウなどがあることや計画する事業の運営を継続して安定的に実施することが可能である者を想定しておりました。

また、この経営能力につきましては、応募者である複数法人グループとして有していることとしていたものでございます。


◎工藤 篤 議員

 事業を起こし、運勢していくために資金力が必要です。そこが一番肝心だと思いますので、そういう意味でお尋ねしておりますので、お答えください。


〇保健福祉部長

財政面での評価につきましては、提出されました決算書類等を参考に評価項目の全体的な提案内容の実現確実性や総合的な評価という点において、そこに反映されているとともに、介護施設を整備する予定の構成員につきましては、地域包括ケアシステムを構築するための整備・運営する施設の施設種類ごとに、そういった点を評価するということとなっておりまして、その点において評価をしているところでございます。


◎工藤 篤 議員

 応募書類一覧という書類を見せてもらいました。その中に、法人の預金残高証明書等というものがあり、備考欄に「直近のもので、通帳等銀行の預金残高がわかるもの」と記載されていました。

 

それで、プロポーザルの評価項目ですが、財政面・資金力を裏づける項目はどこなのかと見たのですが、分かりませんでした。

どの項目が、それに当たるのでしょうか。


〇保健福祉部長

財務の状況の評価につきましては,評価項目の「全体的な提案内容の実現確実性や総合的な評価」、この項目と、「地域包括ケアシステムを構築するために整備・運営する施設」の施設種別ごとの項目、こちらに反映されております。


◎工藤 篤 議員

 今のご答弁では、あまりにも網羅的で、具体的に財政面・資金力を裏づけるものとしては理解できかねます。

 応募書類一覧にあるような、財政面、融資の取りつけやキャッシュフローなどを示す関連書類は、プロポーザル評価の対象として示されたのでしょうか。


〇保健福祉部長

プロポーザルの際には,応募者の経営状況を証明する書類として直前3年分の決算関係書類および事業報告書またはこれらに準ずる書類、また,各種の納税を証する書類などを求めており,これらについては,選定委員会に提出し,評価の参考としていただいたところであります。


◎工藤 篤 議員

 応募書類の一覧に戻りますが、融資見込証明書等、融資の確実性を証する書類について、代表法人:医療法人社団 善智寿会はどのようになっていましたか。


〇保健福祉部長

プロポーザルにおきましては、応募者は代表法人と構成員からなる複数法人グループとしており、応募者の中で実際に広域型特別養護老人ホーム,地域密着型特別養護老人ホーム、認知症高齢者グループホーム,地域密着型特定施設を整備しようと計画している構成員に対し、融資見込証明書等の融資の確実性を証する書類の提出を求めており、各々提出されておりましたが、介護施設の整備をみずから行う予定がなかった医療法人社団 善智寿会については提出を求めていなかったものであります。


◎工藤 篤 議員

今のご答弁には驚きました。

 今日の混乱を招いた一番の問題は、飯田グループの飯田理事長の失踪でしょう。

所在不明のようですから、敢えて失踪と言わせてもらいますが、そのことが発端だったのではないですか。

 そして、失踪せざるを得なくなったのは、不動産のすべてを共同担保として約29億円の根抵当権設定に加えて、運転資金等の借り入れも含めて総額40億円とも50億円とも囁かれておりました。つまり、財務上に問題を抱えていたのです。


 医療法人社団 善智寿会を代表法人として11の構成員を要していますが、その中に社会福祉法人函館善智寿会設立準備委員会が名を連ね、後日、社会福祉法人善智会になりました。

 医療法人社団善智寿会の理事長も社会福祉法人善智会の理事長も飯田氏です。

確かに両者は法人形態は違いますが、実際上、医療法人社団善智寿会の存在なくして社会福祉法人善智会は成り立たないのは周知の事実です。

 そういう中にあって医療法人社団善智寿会の財政状況を確認しない、端から条件の中に入れていなかったというのは信じられません。

 この件に関しては、当局も大きな関心を持っていると情報が入っております。納得のいくようにお答えください。


〇保健福祉部長

プロポーザルの実施に際しては,善智寿会を含め,応募者の複数法人グループを構成する全ての法人から,応募者の経営状況等を証する書類を提出いただいております。

プロポーザルでは、構成員それぞれが役割を果すことによって事業を形成するというものになっており、そうした中で介護施設の整備を行う構成員は資金調達の見込みを裏付けるものとして融資関係の書類の提出を求めていたものでございますが、先ほどご答弁申し上げましたように、善智寿会は新たな資金調達を必要とする事業計画がなかったことからその提出を求めていなかったものであります。


ただ一方で,福祉コミュニティエリア内の特別養護老人ホームの施設整備のため,当時,飯田理事長が代表となっていた社会福祉法人函館善智寿会設立準備委員会からは,融資の確実性を証する書類として,「融資する用意があることを金融機関が証明する書類」が提出されていたところでありますので、飯田元理事長自身、そういった融資を受けられる状態で当時はあったというふうに理解をしております。


◎工藤 篤 議員

 融資を受けられる状況であったという判断ですね。

 しかし、実態としてはそうはならなかったんですよね。根抵当権29億円ですよ。そのほかに表での運転資金等も含めて、40億円、50億円、60億円と仰る方がおります。

確かに噂としてはそうですが、実際に失踪したというような状況を見たときに、それが本当なのかなというふうに思うわけです。


医療法人社団善智寿会の経営状況というか財務体質に懸念を抱いていた方が結構いたらしいのです。

 飯田グループはずいぶん手を広げているが大丈夫なのだろうか、と、私の耳にさえ届くのですから事情通というか業界の方々には知れ渡っていたのでしょう。

 そういうことがありましたので、飯田グループが事業展開しようとしていた特別養護老人ホーム等が入所延期との報道に、やはりあの話しは真実性があるんだと思った次第です。

 それで、市民からいろいろ聞かれましたので、調べているうちにどうも合点がいかない点が出てきたということです。


 大雪によるアスファルト舗装の不陸や実母の病気治療だとかを入所延期の理由と報道され、市もそのままなぞって仰っていましたが、私に限らず本気にしている方は少なかったと思いますよ。

 財務上で二進も三進もいかなくなったので、夜逃げ同然で姿をくらましたのでは、と、憶測も含めてでしょうが巷間囁かれていました。

 

 先ほども申し上げましたが、グループ関連の登記簿を調べて見ましたら個人財産も含めて共同担合として極度額29億円の根抵当権が設定されておりました。

 6月定例会でも触れましたが、ご存じでしたか。


〇保健福祉部長

かつての 飯田グループと言わせていただきますが 飯田グループの抵当権の状況など、現在分かっているかというお話だとのご質問だと考えますと、その後、ご質問がありましたので調査させていただきまして、おおよそは確認しているところでございます。


◎工藤 篤 議員

 現在はおおよそは確認したと、それは私が6月議会で資料を作って提示したからでしょう。きちんと分かるように話してくださいよ。

 つまり、逆に言えば、こういうことが当時分かっていれば、医療法人社団善智寿会を代表法人とするこのグループがプロポーザルに成功することはなかったはずなんです。そのことが問われているんですよ。


 次に進みます。6月定例会で、同僚議員のプロポーザル選定委員構成および選定理由の質問に対し、「本事業は、地域包括ケアシステムのモデル的なエリアとすることなどから、福祉に限らない幅広いまちづくりをするという観点から、福祉や介護に加え、都市計画などに識見のある大学などの教員3名、市職員3名の6名構成」という答弁でした・


同じく財務状況のチェックに対しては、「経営状況を証明する書類として直前3年分の決算関係書類及び事業報告書、またはこれらに準ずる書類などを求め、選定委員会に提出し、評価の参考とされたが、特に問題はない。」との趣旨のご答弁でした。


 また、「提出された財務状況を知るための決算報告書などの資料が非常に薄いこと、また、それらをチェックする会計士など専門職の審査員が含まれていないこと、判定基準が非常に分かりづらいこと、また、審査員メンバーが公表されていないこと」などを指摘していました、同僚議員が。

まさしくそのとおりだと思いました。


 改めて指摘したいのは、事業を行う上での財務上の担保です。

 市職員3名のうち当時の保健福祉部長がメンバーになっていたとのことですが、後の2人は決算書を読み込むことができる方ですか。

また、大学の先生方は、確か福祉に関係する委員になっている方なのではないかと推測されますが、その方々が財務関連に通暁しておられる方ですか。教えてください。


〇保健福祉部長

委員は、前にも申し上げましたが6名でございました。

委員のうち、市職員3名,まちづくりや都市計画,福祉を所管する部長として,企画部長,都市建設部長,保健福祉部長の3名が担っておりました。


また,学識経験者の3名の委員のうち2名は,平成24年から現在まで,介護保険施設等整備・運営事業者の選定等に関する有識者会議の委員を務められており,介護関係の施設整備や運営に関する識見があり,事業者の選定に際しては,財務関係書類を含めた応募書類を審査する機会や経験もあったと考えております。


◎工藤 篤 議員

 企画部長、都市建設部長、保健福祉部長の3名、当時のことを見ると固有名詞はすぐ調べることができます。

 また、学識経験者3名のうち2名は云々とありますが、有識者会議の委員を務められたということですね。これも調べれば分かることができます。


 私は、この人方の実名を出して、自分の責任でもってこれを選定したんだと、堂々と言えるような場をつくるべきだと思いますよ。責任を持って、補助金6億幾ら、そして道路や水道なども含めて6億幾ら、13億円に亘る市税が投入されているんですよ。

 このことをちゃんと腹に持って責任ある答弁をしてもらいたいし、責任ある行動をしてもらいたいというふうに思いますよ。


次に進みます。福祉コミュィティエリア整備事業において、函館市と医療法人社団善智寿会は事業協定書を結んでおりますが、第13条で、「医療法人社団 善智寿会等は、その責に帰すべき事由により、市に損害を与えたときは、その損害に相当する金額を損害賠償として市に支払わなければならない。」と規定されています。


公共工事の場合、発注者リスクの回避のため、履行保証制度などで措置されておりますが、本事業の場合、CCRC(生涯活躍のまち)に指定されている中で、当初計画に全く届かない状況は、つまり、待機者に対応できていないなど、市の介護行政に支障を来しているのではないかと思います。


こういう場合を想定しての債務保証制度にある役務的保障措置、平たく言えば、事業がうまくいかなければ、他の事業者に代行させるなどといった措置を講じておくことが考えられなかったのかお伺いします。


〇保健福祉部長

市と事業者が協定を締結いたしましたのは,その事業者による事業展開,運営、事業用地の売買など将来の見通しが立っていた時点でございまして、将来的な事業者交代の認識というものが無かったことから,そうした代行措置は事業協定では講じておりませんが,この度の皆さんの総意により代表法人の交代の申し出があり、市が承認するという形をとらせていただきました。


この事業協定の目的は,市と事業者が福祉コミュニティエリアの整備基本構想、こうしたものを基本としたまちづくりの実現に向けて,お互いに協力し合うと、それが目的の協定書でございます。

今、何も達成されていないというようなお話がございましたが、実際にあそこにはドラッグストアはもう既にオープンしております。スーパーマーケットも今年の秋にはオープンするということで契約がなされたと聞いております。


そんな中で多くの皆さんが住宅地を購入し、家を新築し、もう越して来られた方もたくさんいらっしゃいます。

そしてまた、多世代交流センターでは多くの方が週に何度も健康教室に通っていただく、また、子ども達が学校の帰りに寄っていただく、この間も高校生が学校の帰り、勉強する・・・(「そんなこと聞いているんじゃないよ」も声あり)そういうことが行われておりますので、先ほど何もなされていないというお話がございましたので、状況はそのようになっているとお話しさせていただきました。


◎工藤 篤 議員

 肝心の特別養護老人ホームが100名展開して55名位だというふうにしてお聞きしておりますが、そこが基本なんですよ。

 そのことに対して、6億円、道路とか水道も含めれば13億円の市税が投入されているんですよ。

 確かに住宅とかそういうものはできていますよね。しかし、あれは商売でしょう。市から安く土地を買って、それを住宅にして売払っていますよね。その会社も札幌市ですよ。地域経済の中で還流なんかしていませんよ。

 まあ、いいでしょう。


 次に、確かに協定の締結時点では,一部の事情通は別にして将来的な事業者の交代の認識は無かったのでしょうね。まさか、こんなことになると思っていないんですよ。きちんとしらべなかったから。

 だからこそ代表法人である医療法人社団善智寿会の資金力も含めた経営能力に思いを致すべきだったんでしょうね。もっとも、市長案件の最たるものでしたから事務方にそれを求めるというのは酷というものです。


 ただ当時、巷では、どうせプロポーザルをやったとしても、もう決まっていることだからという声をたびたび聞きました。

 これは、聞き捨てならないと当時の担当部長と課長に、世間ではこういう話が持ちきりだ、まさか本当ではないだろうな、誤解の生じないように慎重に当たった方がいいと思うよとアドバイスをしたことを思い出します。


 さて、今一度、飯田理事長の失踪に触れますが、一般的に、取るものも取り敢えずという状態で、失踪することは少ないようです。

平成30年2月21日に引渡しが行われ、3月27日、突然開業延期の申し入れたまでの間、何があったのか非常に興味があります。


登記簿を見ますと、平成30年5月31日に変更という形で、資産金2億317万円が7,949万円に減額されております。その差は、1億5,221万円です。

 医療法人社団善智寿会、いわゆる飯田グループ病院周辺から、使途不明金が1億5千万、飯田理事長がこれを持ち逃げしたのではないか、というような憶測が囁かれております。

 会社経営が悪くなっていく段階では、当座のキャッシュを確保するため、消費税や社会保険料の未納等が行われるとも聞いております。これらを調べていくことが必要ではないかと思います。

 先ほど申し上げましたが、当局も大きな関心を持っております。当局に調べられる前に、やっぱり議会も含めてこの事情をきちんとしていく必要があるのではないかと思いますので、そういう意味では議会としても百条委員会などの設置も検討していくべきではないかというふうに思ったりもしております。


 それで、10月10日、コンテ日吉を巡って、工事代金の一部が未納として民事訴訟が起こっているとの報道がなされました。

具体的には、社会福祉法人善智会と株式会社ハーモニーに対して、小泉建設と建築設計事務所ティーアンドパルスが約5,000万円の支払いを求めています。

民事案件とは言え、「日本版CCRC(生涯活躍のまち構想)」として国に認定された事業であり、多くの補助金も支出されている関係上、成り行きがどうなっていくのか心配であります。


特に、追加工事と言われるものが、コンテ日吉の運営及び事業に関わるものであったら、補助事業者としての市に火の粉が被らないかの懸念があります。

10月17日に第1回口頭弁論が行われ、11月21日に第2回口頭弁論が非公開の電話会談という形で行われ、年明けの1月10日午後2時、さらに2月20日と進展していますが、市として、これらの情報はお持ちなのでしょうか。


〇保健福祉部長

まずは、口頭弁論の日程など、そういったものについては,函館みらい会の方からお伺いしておりますとともに、その内容につきましても私たちの方でも確認をさせていただいているところであります。


◎工藤 篤 議員

私も関心がありましたから、4度ほど裁判所に行って閲覧してまいりました。

 そして、それをメモして文章化したものが手元にあります。

 それを見ますと色々あるみたいなんですが、本体工事に対して追加工事をしたと、それの契約書がないとか、あるとかということで、最初はそれぞれ論争しておりました。

 しかし、この間の2月20日の分を見ますと、コンテ日吉の方の弁護士、これは旭川の弁護士ですが、彼の書いた文章を見ますと、だんだん認める方向に行っています。仮に認めた場合、金額が高すぎるのではないかというところまで来ました。

 ですから恐らく、善智会、今は名前を変えたようですが、そこは5,000万円までは別にしても、それに近い、やっぱり補償をしなければならないのではないかというふうに私は感じます。

 それは個人の考え方だからまずいいとしても、そうなると善智会の財政状況はどうなっているんですか、どうなるんですか、心配です。

 情報によりますと、融資した金融機関が内部調査に入っているというようなことも聞きましたが、その辺はどのように押さえておりますか。


〇保健福祉部長

函館みらい会における、今後、運転資金がショートするのではないかといったご質問だと思いますが、函館みらい会におきましては、特別養護老人ホームが介護職員が足りないなどといった理由で入所が計画通りに進んでいないということで、介護報酬などについても見込通りの収入額となっていないというのは私たちも認識しております。


このような状況の中、今、議員のお話にもありましたけれども、融資した金融機関さんの調査というよりは、今後、資金繰りをどのようにしていったら経営が乗るかということで、金融機関の専属の計理士が入って毎週協議とチェックを重ねて、3月中にはその見通しを立てたいというふうなお話をしていたのを、私どもは伺っております。


◎工藤 篤 議員

 時間配分がまずくて、1項目は取り下げてもらいたいと思います。

 それで、この案件はやっぱり自浄作用をきちんとしなければダメだと思いますよ。幕引きを図るようなことをしないで、あからさまに、そのためにも私は、飯田理事長を引っ張り出して、話を聞く必要があると思います。

 何か行方不明みたいですが、色んな部分で市に迷惑をかけていますから、市がそれを告発するという手もあるんですよ。

 告発することによって、警察も受けると、司直が受けると、彼らの手によって行方不明者ということになると思いますが、探すということになりますから、是非そのことも含めてご検討を願いたいということを申し上げて、私の一般質問を終わらせていただきます。



# by atsushi-kudou | 2019-07-14 23:03 | 獅子吼(ししく)とは  

コンテ日吉 令和元年7月定例会         ≪令和元年7月13日≫

 コンテ日吉を巡って、ますます混迷が深まっております。


 代表法人であった医療法人社団 善智寿会、いわゆる飯田内科グループが事実上の倒産、それぞれの不動産を共同担保にして融資を受けていたハーモニーにも影響が及ぶのは必至です。

それを覚悟したのか、ハーモニーの入居者はゼロです。

一方で、善智会から名称を変えた函館みらい会は、ハーモニーを手に入れるべく、その交渉役にと弁護士と委託契約を締結、何が何だか分からない状況が続いています。


 内容は、以下のとおりです。ぜひご覧ください。


 なお、特別養護老人ホーム等の入居を2ヵ月延期したのは、大雪の影響から舗装工事が不備で危険であるから、という理由でした。市も、その説明を繰り返してきました。

 それで今回、直ぐに現地に出かけ確認、裏付けを取ったのかと訊きましたら、何と、意図的に答弁をずらそうとするのですね。

もっとも、最後にどんでん返しの材料を持っていましたから、あーまたやってきたと思いながら、質問を続けました。


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◎工藤 篤議員

 代表法人、医療法人社団善智寿会について伺います。

 市は、コンテ日吉で展開する事業において、代表法人の位置付けをどのように考え、期待したのですか。


〇保健福祉部長

コンテ日吉で展開している事業については,子どもからお年寄りまで,障がいの有無に関わらず,安全で安心して快適に暮らし続けられる住まいをはじめ,医療,介護,生活支援などのサービスを一体的に提供する地域包括ケアシステムを構築するモデル的なエリアを目指した事業ですが、その事業を担う複数法人を統括し,エリア全体の事業展開を円滑に進めていくことを,代表法人に期待しているものであります。


◎工藤 篤議員

一般的に補助事業の完了によって補助金が交付されるものと思いますが、今回の案件は何を以って確定、交付されたのか教えてください。


〇保健福祉部長

社会福祉法人善智会が行った施設整備に対する補助金の交付に当たりましては,特別養護老人ホームの建物が完成したこと,また,その後,一時休止はありましたが,6月に再開するとした確約書の提出などにより,事業開始の見通しが立ったこと,さらには,職員の確保などについての準備が進められていたことなどを総合的に判断し,所定の手続きを経て,平成30年5月末に交付をしたところでございます。


◎工藤 篤議員

 経過としてそれは説明してきましたよね。

質問の趣旨は、平成29年度事業ですから常識的に考えて、少なくとも3月

31日までに事業完了していなければならないのではないか。そして補助金は事業完了を以って支出されると思いますので、何を以って事業完了とするのか、そして、その日にちなど、事業推進の本来の在り方を教えてくださいと申し上げたつもりでおります。


〇保健福祉部長

補助金の支出につきましては、補助事業が完了し、実績報告書の提出を受けて、完成検査を行った後に、補助金の額の確定通知を経て、支出されるものでありますが、社会福祉法人善智会における特別養護老人ホームの整備事業につきましては、平成30年2月21日に補助金の対象である施設本体が完成した旨の完成報告が、3月8日に提出されたことを受け、3月13日に完成検査を行いました。

 その後、補助事業実績報告書を3月20日付けで受理し、これに基づき、3月26日に、補助金の額の確定通知を行ったものであります。


◎工藤 篤議員

 はい、分かりました。それで、開業の日付は関係ない、という理解でいいですか。


〇保健福祉部長

その通りでございます。


◎工藤 篤議員

 分かりました。それで、コンテ日吉のプロポーザルについて伺います。

 コンテ日吉の事業者をプロポーザルで選定しました。選定委員会の構成は学識経験者3名、市職員3名ということでした。

 市は、これまで、数多くのプロポーザルを行ってきたと思いますが、その際、市職員が選定委員として加わったプロポーザルがあったのか、また、加わらなかったプロポーザルはあったのか、お知らせください。


〇保健福祉部長

すべてのプロポーザル選定委員を確認してはおりませんが,近年の保健福祉部の業務委託に関するプロポーザルでは市職員が加わらなかったケースは把握していないところであります。

 なお,他部局においては,加わらなかった例もあります。


◎工藤 篤議員

 コンテ日吉のプロポーザル選定委員会は6名の委員で構成され、市職員はそれぞれ企画部長、都市建設部長、保健福祉部長でした。

 となりますと、委員長は市職員以外の方と思われるので、担当部局が提出した原案が必ず通るということになり、著しく公平・公正性に欠け、市民の納得が得られないと思います。


 そもそも選定委員会に市職員を加えること自体、いま申し上げた公平・公正性の観点からあってはならないことであり、ましてや評決に加わる市職員の委員数が学識経験者より多いというのは、巷間言われていた「出来レース」を証明するようなものです。


 市長は、平成30年4月26日の定例記者会見で記者からの

 善智会や善智寿会に対し、そこにやらせようと決めたのは市役所も含めた選定委員会だと聞いています。補助金もたくさん出ています。そうしたことの責任は感じていますか。―、との質問に対し、


 ここありきで決めたわけでないし、第三者が入ったプロポーザルの選定委員会の中で決定したことで、資金計画や事業計画なども精査した中で決定したと思っているので、選んだこと自体に対して特別な問題があったとは捉えていません。―、

と答えておりますが、公平・公正性の面から疑義が生じている委員構成で評決したことの問題点をもっと市民に明らかにすべきだと考えますが、いかがですか。


〇保健福祉部長

プロポーザル選定委員会につきましては,学識経験を有する者および函館市職員から構成されておりますが,委員の指定にあたりましては,福祉や介護に加え,都市計画などに識見のある学識経験者3名と,市職員3名の6名の委員としたところであります。


 事業予定者の選定にあたっては,委員長を含めた6人全員が採点し,その結果,最高得点となったのが現在の事業者であり,公平・公正性の面においては,問題はなかったものと考えております。


◎工藤 篤議員

 公表されている評価内容によりますと、500点満点で、

1位:419.70、2位:338.29、3位:229.48となっています。

 1位と2位の差、2位と3位の差が大きい理由は何か、どの評価項目でこのような差が生じたのか、こんなにも開くものなのか不思議に思いました。


 さて、経営能力についても議論をしました。

 (コンテ日吉での)円滑な事業を展開する経営のノウハウなどがあることや計画する事業の運営を継続して安定的に実施することが可能である者を想定しておりました。

また、この経営能力につきましては、応募者である複数法人グループとして有していることとしていたものでございます。―

とのご答弁でした。


 経営能力の一面に、財務上対応できること、このことが必然であるのは疑いのないということを申し上げた上で、応募者である複数法人グループにも有する、と断定しております。


然らば、複数法人グループとは何を指すのか、と言えば、プロポーザル募集要項の4ページ、参加資格要件に記載されております。

それは、「応募者は、代表法人と構成員からなる複数法人グループ」と定義し、さらに同要項13ページの応募書類の中の「応募者の経営状況を証明する書類」には、「直前3年分の決算関係書類および事業報告書またはこれらに準ずる書類」と記載されております。


そこは確認できますね。簡単に、はい、いいえだけで結構です。


〇保健福祉部長

 そのとおり記載されております。


◎工藤 篤議員

 となりますと、いわゆる財務上の健全さを示す書類について、

 介護施設の整備をみずから行う予定がなかった医療法人社団 善智寿会については提出を求めていなかったものであります。―

と答弁されていますが、では何を以って代表法人が経営能力を持っていると判断されたのかお伺いします。


〇保健福祉部長

工藤議員ご指摘の書類とは,融資関係の書類と存じますが,介護施設の整備を行う構成員に対し,資金調達の見込を裏付けるものとして,融資関係の書類を求めたものであり,医療法人社団善智寿会については,新たな資金調達を必要とする事業計画が無かったことから,融資関係の書類の提出を求めていなかったものであります。


◎工藤 篤議員

 そうですか、分かりました。代表法人である医療法人社団 善智寿会についても、直前3年分の決算関係書類および事業報告書またはこれらに準ずる書類また,各種の納税を証する書類などが提出されたということですね。


ところで、保健福祉部長の答弁によれば、学識経験者委員3名のうち2名は、財務関係書類を含めた必要書類を審査する機会や経験もあったとしていますが、失踪するような代表法人を選定した結果からみると、とてもそれらの識見、能力があったとは思えません。

当該学識経験者は委員として、例え数千円であったとしても、市民の税金からの報酬を得ているわけですから、どのような判断で失踪するような代表法人を選定したのかを明らかにして、求められた財務関係書類を審査することができる識見、能力があったことの責任を果たすべきではないかと思います。


いずれにしても、コンテ日吉が今日まで混迷を極めている一番の要因は、公平・公正性を欠いたプロポーザル選定委員会が失踪するような代表法人を選定した結果の不透明さにあります。

この際、当該選定委員会の議事録を公開して市民の疑問に応えるべきだと思いますが、いかがですか。


〇保健福祉部長

 コンテ日吉のプロポーザル選定委員会は,非公開の会議であり,プレゼンテーションの質疑の内容などを公開した場合,企画提案の詳細な内容や企業独自のノウハウなどが公になり,企業の利益を損なう恐れがあることから公開をしないこととしております。


◎工藤 篤議員

 残念ながらプロポーザルの不透明さイコール選定委員への不信と見られております。

選定委員、とりわけ学識経験者に対し、失踪するような代表法人の財務体質を見抜けなかったのかという誹りは免れないと指摘されております。

 

 一方で、別な捉え方をしている方々がおります。

 提出された財務関係の書類等から、失踪するような兆候が見られなかったということは、粉飾決算等、加工された書類だったのではないか、という見方です。


ここは、むしろ議事録を公開して、そうでないならそうでない、ということを明らかにした方が、選定委員の名誉のためになるのではないかと思います。

 いずれにしても、事実を究明すべきだと思います。例えば、これらの書類等を実務者、いわゆる税理士等に検証してもらい、事実関係を明らかにする。そのことによって、もし、粉飾決算等が明らかになれば、詐欺罪で告訴することができます。

 起こったことをないことにはできません。肝心なのは、適切な事後処理です。そのことが行政に求められているのです。


さて、先ほどの評価内容に戻りますが、結果として財務状況で一番高い評価を受けて事業者となった代表法人医療法人社団 善智寿会、いわゆる飯田内科グループは、資金調達に行き詰まり失踪しました。

 市内業者の企業体と言われている2位グループの事業者は、これより劣悪な財務状況という評価だったことになりますが、現在も順調に経営されていることから考えると、それらの項目の評価配点が公正であったのか極めて疑問です。


 公表されている評価内容でA、Bと表記されているプロポーザル応募者についても、事業予定者と同様に評価項目ごとの評点を明らかにすべきであると思いますが、いかがですか。


〇保健福祉部長

 プロポーザルの選考結果の公表の取り扱いについて,全庁的に定められているものはありませんが,この度のコンテ日吉のプロポーザルにつきましては,事業に応募し選定されなかった法人等の評価項目ごとの評点を公開することにより,競争上または事業運営上の地位,その他社会的な地位が損なわれるおそれもありますことから,選考されなかった応募者の情報などについては,公表は控えさせていただいております。


◎工藤 篤議員

随分、配慮の行き届いた考え方ですね。でも、これだけ、市民から不信感を持たれている中で、何を言っているのですか。

では、そのことをプロポーザル募集要項の中で事前に徹底されましたか、教えてください。


〇保健福祉部長

プロポーザルの募集要項では,選考されなかった応募者の情報の取り扱いについては,特段触れているところはございませんが,先程,ご答弁申し上げたとおり,選定に漏れた応募者に配慮し,公表は差し控えることとしたものであります。


◎工藤 篤議員

 プロポーザル募集要項では、特段触れてなかったということです。逆に言えば、触れていればそこまで配慮する必要がなかったということです。

非公開であるからこそ、無責任体制でやられているのではないかと、市民は不信感をもっているのです。

企業は、切磋琢磨して競争していますから、自社の利益を損なうようなことを好まないのは理解できますが、議事録の公開によって、むしろ自らの企画提案等がどのように評価されているのかを確認できる、いい機会だと捉えているのではないでしょうか。

今のご答弁は、一見企業側に配慮しているように見えますが、決してそうではないと考えます。

そもそも、応募要項に公開を記載し、理解をもらっていれば済んだ話ではないですか。


さて、医療法人社団 善智寿会並びに社会福祉法人善智会の飯田善樹理事長が突然失踪した後、半ば当然にというか自動的に千葉県印西市で個人クリニックを経営していた波多野治氏がホワイトナイト然として善智会理事長に就任しました。


 また、飯田内科グループの医療法人社団 善智寿会理事長に山梨県富士吉田市在住の加藤裕彬氏が波多野氏と同じく平成30年5月3日に就任しました。


 さらに、飯田理事長の奥さんが代表取締役の株式会社ハーモニーの新しい代表取締役として東京都港区在住の早川拓人氏が、平成30年5月3日に就任しております。

 期せずしてというより、示し合わせての行動であるのは疑いないところです。


いずれも、失踪した飯田善樹理事長から頼まれたと抗弁しているようですが、函館に縁もゆかりもなく、ましてやコンテ日吉の事業運営に全く関わりがなかった医師が突然現れ、ずさんで無責任な経過で選考された代表法人を覆い隠すかのごとく、市は三顧の礼で迎い入れたように見えます。


 最近、善智会転じて函館みらい会はコンテ日吉の代表法人になりました。この件については後で触れたいと思いますが、代表法人を務める社会福祉法人の理事として、後に理事長として適任であるか否かの判断はしたのか、若しくは最初から予定されていたことなのか。

 函館市以外から迎い入れた経過、適任と認めた理由、誰がそれを判断したのかが明らかにされない限り、市民の疑心、不満、不安は解消されないのではないでしょうか。

 いかがですか。


〇保健福祉部長

社会福祉法人函館みらい会におきましては,昨年4月以降,理事長を含めた役員の辞任により,その都度,後任者を選任し,法人運営に当たってきておりますが,いずれも,理事会が適任と思われる候補者を決め,評議員会で選任するという法令に沿った形での手続きを経て,役員が就任しております。


社会福祉法人の役員は,法人が適任と認める者を選任することが原則であり,市としましては,法令上,違反や不備がないことが確認できれば,役員の人選につきましては,法人の意思を尊重することとなります。


◎工藤 篤議員

 法令上、違反や不備がなければ云々のご答弁ですが、先の議会でも申し上げたように、昨年の一時、善智会の理事並びに飯田病院グループの事務本部長として、事実上病院経営を担っていた旭川在住の草野尚友が、仙台で病院を巡る関係で詐欺で逮捕され、実刑4年の判決が下されました。このような方が理事に就任していたのですよ。


 理事、監事構成を見ますと、これまで22人、名を連ねました。当初からの理事はいなくなりました。監事が一人残っているだけです。

 役員は、任期がきても留任というのが一般的な流れなのだろうと思いますが、任期まで務めた方が監事一人というのは異常です。

 

 5日の民生常任委員会で、そのことも指摘されていたように思います。

 今年の3月12日に就任した、山本真也前教育長が6月27日に辞任、同日、中林重雄副市長が理事に就任したことが報告されましたが、巷間、既にそのことが囁かれていました。

 これまでの定款では役員は無報酬でしたが、今年3月1日に定款が一部改正され、常勤理事長の年間報酬上限を900万円と定め、支給できることになったことから、理事長就任も視野に入れた布石ではないかと邪推されています。

 まさか、そこまではと思いますが、これまでの経過から何が起こるか分からないという見方がされているのかも知れません。

 

 さて、このような事態に至ったときには、市は事業展開を一度停止させて、その要因を整理し、当該代表法人に事業遂行能力がないと判断したときは、債権債務を確定して撤退させるべきだったのではないか。

 すべては、福祉コミュィティエリア整備推進事業を正常に運営して市民に提供することを最優先に判断し、事業構想を縮小も含めて再設計して、新たな事業者を公募して進めるべきであったのです

 事業が途中で頓挫したときの鉄則と考えます。


 もし公募する暇がなかったとするならば、プロポーザルで次点になった者に問いかける方法も考えられたはずであります。この手法は、当然市民や議会の同意が必要となりますが、そうしなかったことが、今日の混乱を招いている要因にもなっていると思います。


 次点となっていた応募者は、全く企画力、技術力および経営能力に欠け、検討する対象に値しない者であったのでしょうか。

 市は、今回の件でなぜそうしなかったのかを問い質すべきでありましょう。

 いかがですか。


〇保健福祉部長

プロポーザルの応募グループは約8ヘクタールの土地を購入し、造成や宅地の販売、介護施設や多世代交流施設の整備、生活利便施設の誘致、地域交流のソフト事業など、広範で多岐にわたる事業をグループで共同しながら包括的に推進するものであり、土地造成を終え、宅地分譲や建築工事が始まり、各種店舗や郵便局など、まちの姿がほぼ固まった段階で、白紙に戻して再公募、あるいは次点のグループに事業を総合的に承継させるという対応は考え難いところでございます。


◎工藤 篤議員

5日開催の民生常任委員会でも、今の前段部分の答弁に近い内容をお話していましたが、肝心なのは函館みらい会やハーモニーが運営している高齢者施設のことであり、商業施設や多世代交流センターでの取り組みではない。もっと現実をきちんと押さえて対応をしていくべきではないか、と叱責に近い質問をされていましたが、私もその通りだと思います。


 質問の趣旨は当時の混乱した事業展開について、もっと次善の策があったのではないか、に尽きます。現時点でのことを申し上げている訳ではないのですが、現時点では考え難いという答弁は、それはそれで受け止めておきます。


 さて、乗り込んできた波多野現理事長は、これまでも報道の取材に自ら函館市内居住も含めて楽観的な観測を仰ってまいりました。

 しかし、その言葉とは裏腹に、函館みらい会が経営する特別養護老人ホームの入居率は7割に満たず、年間ベースで言えば4割に届かない状況、さらに、コンテ日吉内のサ高住2棟は休止しました。


6月9日付け北海道新聞「コンテ日吉 遠い理想型」の記事によれば、介護職員が集まらないことが大きな要因とあり、当初のゴタゴタや不透明さに起因しているものと思われますが、市民にとりましては、拠出した十数億円の税金が雲散費消してしまうのではないかという不安が消えません。


 いずれにしましても、先ほどの北海道新聞の報道で触れられた事業者側と市側の認識の差など、このような状態の中で「生涯活躍のまち コンテ日吉」を継続させていくのか、市は他人事ではなく主体性を持って、本格稼働して1年が経過する現状を、少なくとも、計画通りにいっていない施設に絞って、市民に説明すべきだと思います。

 いかがですか。


〇保健福祉部長

工藤議員ご指摘の,事業者側と市側の認識の差についての報道の後,代表法人である社会福祉法人函館みらい会の波多野理事長と,今後のコンテ日吉の課題や方向性について意見交換をさせていただき,考え方や認識は一致していたところであります。


 また,コンテ日吉の状況につきましては,随時,所管の委員会にてご報告を申し上げておりますほか,昨年8月には,近隣の町会や民生委員などにより構成された地域再生協議会において,地域再生計画の目標達成状況などについてご報告させていただき,議事録などについては,公表しているところであり,今後におきましても必要に応じ,適宜ご説明をしてまいりたいと考えております。


◎工藤 篤議員

函館みらい会の波多野理事長と意見交換し、考え方や認識が一致するのは結構なことですが、問題は実行でしょう。

民生常任委員会に報告とか、地域再生協議会で報告させてもらっているということですが、それらを答弁すれば済むって話ではないと思いますよ。

地域再生協議会、昨年の8月5日に開催されたきりでしょう。会議録を読んでいるのですか。

社会福祉法人善智会の波多野理事長および善智寿会の加藤理事長も出席しておりますが、その時の発言は全く実現されていませんよ。


 先の議会で、医療法人社団善智寿会新理事長加藤浩彬氏についても触れ、

 8月5日には、地域再生協議会を当市で開催いたしておりまして、その際には整備事業の構成員13法人 代表法人を含めて13となりますが、その取り組みを自分の目で一つ一つ確認をし,少し時間をいただきながらも事業を確実に進めていきたいとの発言をその場でされたものでございます。

、と答弁されていますが、この発言の実効性を確かめておられますか。


 善智会理事長も善智寿会理事長も、当市に居住していない、東京方面からきていることから運営に問題があるのではないかと議論になっていました。

実際、加藤氏は代表法人理事長として市との約束はもとより、コンテ日吉運営にどのように向き合い、関わったのですか。


〇保健福祉部長

昨年8月の地域再生協議会では,構成員の各法人の様々な取り組みをひとつずつ確認し,時間をいただきながら事業を進めていきたいとのお話を伺っておりましたが,その後,法人関係者から,函館に住居を移す予定であり,勤務している病院での後任の医師を探しているとのお話を伺っていたほか,法人の理事長として,金融機関との協議を行う際にはその都度,来函しているとお聞きしていたことから代表法人の理事長としての職責を果たそうと努められていたのではないかと推察するところであります。


◎工藤 篤議員

代表法人の理事長としての職責を果たそうと努められていたのではないかと推察している、ということですが、全く他人事ですね。

代表法人には「事業を担う複数法人を統括し、エリア全体の事業展開を円滑に進めていくこと」を求めているのであれば、まして、飯田善樹理事長が失踪した後を引き継いでいるのですから、「お話を伺って、はいそうですか」だけに止まらず、実行に移されているのかどうかを常に把握し、場合によっては指導、監督するなどという行動が肝心なことではないのですか。全く以って信じられません。


 ところで、4月16日付函館新聞に、

 「善智寿会」が事業停止 「飯田内科」運営 負債10億円、破産へ ―

という見出しが躍っていました。

 リードの結びに、

 負債総額約10億円。事後処理を弁護士に一任し、今後は破産すると見られている。― と書かれていました。


 恐らく、情報元は「東京経済ニュース」からだろうと思いますが、一方、株式会社経済ジャーナルが発行している「Economic Journal」4月17日付に、「旧飯田内科クリニックグループ 不動産概要」が掲載されていましたが、そこには私が拾いきれなかった5億7,000万円が記載されており、合せると34億7,252万円になります。

 負債総額約10億円、両者合せて45億円、巷間囁かれていた数値は当たらずとも遠からずといったところでしょうか。


 一任した弁護士は、東京新宿のノモス総合法律事務所に所属しているとのことですが、4月10日付けで債権者にそれらに関する連絡があったようです。

 内容は、

一つ、医療法人社団 善智寿会の代理人となったこと。

二つ、善智寿会は運営する全ての施設を閉鎖、事業停止の状態にあり、債務整理を開始することになったこと。

三つ、善智寿会の関連法人である株式会社ハーモニー及び社会福祉法人函館みらい会については、受任していないこと。

・・・、等です。


 東京経済ニュースでは、3月6日に特別情報東京版で報道していたとのことですし、当地のマスコミ報道では、事実上の倒産と位置づけていますが、市は、これらの情報をお持ちでしたか。


〇保健福祉部長

報道にもあったように,法人から,事業を停止し,事後処理を弁護士に一任したと伺っております。

◎工藤 篤議員

報道以前に、医療法人社団 善智寿会から情報をもらっていたのですか。


〇保健福祉部長

市におきましては、新聞報道により事業停止の情報を把握したところであります。


◎工藤 篤議員

全くパイプが詰まっているのですね。

次に、弁護士から、4月10日付けで債権者に連絡していたというようなことが行われていたのは、ご存知でしたか。


〇保健福祉部長

弁護士から、債権者へ連絡したとの情報については、把握していないところであります。


◎工藤 篤議員

 事実上の倒産とは言え、破産宣告等の法的手続きをしない限りは法人として残るのではないかと思います。

 この3月14日に加藤浩彬理事長から、市内宝来町にお住いの平原哲也氏に代わりましたが、新理事長が、その整理を引き受け、矢面に立つことになるのでしょうが、最大の債権者は不動産を担保に融資していた銀行筋だと思います。

 飯田善樹・美智子ご夫妻の個人財産はもとより株式会社ハーモニーとの共同担保になっていますので、コンテ日吉の株式会社ハーモニーも無傷ではすまないと思いますが、市はどういう認識をお持ちでしょうか。


〇保健福祉部長

これまで医療法人社団善智寿会が株式会社ハーモニーの土地建物を借りて事業運営をしてきたことなど,これまでの両法人の関わりを踏まえますと,株式会社ハーモニーの経営への影響は考えられるところです。

したがいまして,今後の動向については,注意深く見守ってまいりたいと考えております。


◎工藤 篤議員

 今後の動向を注意深く見守るとのことですが、何回も言うようですが、ホントに他人事ですね。

いいですか、協定書第11条に「甲は、本事業に関し、甲が必要と認めるときは、随時に実地調査をし、または参考となるべき資料等の報告を求め、乙等に指示することができる。」と規定されています。

北海道新聞に、「サ高住2棟 休止状態」「函館・コンテ日吉 職員退職で運営困難」との見出しで報道された記事の最後に「民間の経営に行政は口出しできない」と書かれていましたが、そういうコメントが本当だとしたら、「ふざけるんでない」と市民は怒り心頭に発しますよ。


注意深く見守る、というのは何もしないことと同義語です。それだけに止まるのですか。


〇保健福祉部長

医療法人の動向が株式会社ハーモニーの経営に及ぼす影響について注視していきたいという趣旨でございますが,いずれにいたしましても,市と整備事業者は事業協定により,お互いに協力し合うこととしており,何らかの影響が生じた場合には,適切な対応に努めてまいりたいと考えております。


◎工藤 篤議員

 株式会社ハーモニーを巡って、善智寿会や函館みらい会に何か、対策というか動きがありますか。


〇保健福祉部長

株式会社ハーモニーの財産などに関し、医療法人社団 善智寿会や、社会福祉法人函館みらい会が、具体的な対策を講じているなどのお話は、現時点では伺っていないところであります。


◎工藤 篤議員

 実は、善智会、函館みらい会と弁護士と委託契約を締結しております。

 その内容は、株式会社ハーモニーからコンテ日吉における事業の譲渡に関して、市、金融機関、株式会社ハーモニーなどとの関係者と協議交渉する件。

 甲の事業再生に関して債権者と交渉する件。甲はみらい会ですね。

 報酬(1月)50万、成功報酬700万、まあ一に関する事業譲渡が実現した場合でございますが、民事再生、会社更生、破産申し立て、私的整理等の手続に関する費用は含まれません。


 つまり、みらい会はハーモニーを手に入れる為に、市と金融機関と協議を進める、その間に立って交渉をするのが、この契約書ですか。

この事実はご存知ですか。


〇保健福祉部長

今の弁護士との契約についてのお尋ねですが、その事実は承知していました。

 先ほど、ご答弁申し上げた現時点では動きがないということにつきましては、今の弁護士との目的としている行動が、現在においては、あまり動きがないというところに至っているものですから、先ほどのようなご答弁となったものでございます。


◎工藤 篤議員

 正直に話した方がいいですよ。こういう契約をすることが動きに繋がるんですよ。

 これは、あくまで推測ですけど、ハーモニーはもう駄目だと思いますよ。もういまゼロでしょう。

 だから、これは確定したものではないですけど、ハーモニーの職員をみらい会の方に置いて、そこをゼロにして後は銀行や、何とか話ししながら函館みらい会の方に持っていくというような、そういうことが行われているのではないかというようなことが囁かれております。

 事実かどうか分かりませんよ。しかし、この委託契約書の中では、正にそのことが謳われているんではないですか。こういう動きがあるということが。


 次に進みます。

 代表法人の医療法人社団 善智寿会が、実態として機能不全になっていることから代表法人の交代の申し出が2月19日、市に寄せられ2月22日承認したということですが、交代の申し出をそのまま是としたのか、その他の事由もあったのか教えてください。


〇保健福祉部長

 本年1月に開催された福祉コミュニティエリア整備事業者の代表法人と構成員による全体会議において代表法人から,医療法人自体の経営の難しさのほか,現状では,エリアの中核施設である多世代交流センターの運営を担う,社会福祉法人函館みらい会の理事長がリーダーシップを取り,全体をまとめていくべきであるとして,医療法人から,代表法人の辞退の意向が示され,また,出席した構成員からもふさわしいものと考えているとの発言があり,出席したメンバー全員が賛成の意を表したところであり,その後,社会福祉法人函館みらい会から市に対し代表法人変更の申し出があったところであります。


市としても,新たな代表法人である社会福祉法人函館みらい会が代表法人として,全体で協力しエリアの事業運営を行うことについて,リーダーシップをとって,市民のために貢献するという決意が確認できたことから,その申し出を承認したところでございます。


◎工藤 篤議員

 まあ、決意ですか。これまでも、様々な約束、決意が披瀝されてきたようですが、実現されていませんね、なぜ今になって信用できるのでしょうか。


 それはともあれ、善智会は、みちのく銀行に14億9,100万円、当初は同系とも言える株式会社ハーモニーも同じく10億3,400万円、合わせて25億2,500万円の抵当権がコンテ日吉の中で設定されております。


 平成31年度事業活動計画書が手元にありますが、それを見ますと、

6,900万円を利潤と見込まれておりました。

 ところが、借入金償還については、利息20,670千円のみで元金返済の項が見られないようなのですが、いかがですか。


〇保健福祉部長

社会福祉法人函館みらい会では,平成29年度の特別養護老人ホームおよび多世代交流センターの整備にあたり,金融機関からの借入をいたしましたが,市への補助申請の際には,29年度当初での借入を予定して償還表が作成されており,具体の手続きにおいては,30年2月に金銭消費貸借契約が締結されたことから,元金の償還につきましては,令和2年3月が1回目の返済日となり,償還額は,1か月分の517万9千円となっております。このことから,令和元年度における利息および元金償還額を合計するとおよそ2,585万円となっているところであります。


したがいまして,函館みらい会では,この返済に対応できる収入を確保することが必要となっており,この点を踏まえて,税理士等の専門家と相談のうえ,事業活動計画および収支計画を作成したと伺っております。


◎工藤 篤議員

 償還の当初年度が一年繰り下がったので、今年度は元金の償還はないということですが、来年度以降、利息の他に元金約6千万円の償還が始まります。

また、稼働率、入居率を95%で算定していますが、現状70%弱ということから見て非常に厳しい数値見込だと考えます。


さらに、平成30年度決算では、約1億7,800万円の赤字とも伺っておりますが、それは平成31年度収支計画でどういう位置づけになるのでしょうか。

加えて、請負代金等請求事件として訴訟を起こされ、27,939,600円、約2,800万円の支払いを求められております。

 これまで、都合7回の公判が開かれておりますが、原告側勝利となると、それらの工面も喫緊の課題となります。

 市は、これらの状況についていかがお考えですか。


〇保健福祉部長

社会福祉法人函館みらい会におきましては,施設整備費借入金に係る 元金の返済が,令和2年3月から始まり,令和2年度以降は、毎年,およそ6千万円の返済が続くこととなることから,今後は,入所者を満床とすることや,さらなる経費の節減等により,収支の均衡が安定的に保たれるよう,努力を続けていただきたいと考えているところでございます。


 市といたしましても,函館みらい会の経営状態につきまして,特別養護老人ホームを1日も早く満床とするなどの運営の改善のほかに,空きテナントの解消など収益事業の見直しも合わせて,課題の解消を進め,早期に安定した法人運営が図られるよう,対応をしてまいりたいと考えております。


〇保健福祉部長

まあ、ずいぶん楽観的なご答弁ですね。

いずれにしても、これは報告されると思いますから、それらの書類を見てまた改めて議論させてもらいたいというふうに思います。


それで、次に進みます。


 コンテ日吉の社会福祉法人善智会及び株式会社ハーモニーが運営する事業が、昨年の3月28日、開業を突然2ヵ月引き延ばしました。

 その最も大きな理由が請負業者である小泉建設のアスファルト舗装工事が不備であったこと、また、同時期、実質的なオーナーである医療法人社団善智寿会、いわゆる飯田病院グループのトップ、飯田善樹・美智子ご夫妻の所在が分からなくなっていたことに端を発した事業責任者の交代等が続きました。


 それで、この間、色々と質問させてもらいましたが、聞けば聞くほど理解しがたい、辻褄が合わないことが出てまいりました。

 

その中で私は、美原の気象台のデーターを参考にしながら、2月21日の完成検査、引き渡し以降には、大雪は降らなかった等の合理的な質問を繰り返しましたが、市は事業者側の説明をそのまま踏襲した形で答弁されていたように思います。


 そこで、お尋ねしたいのですが、これら事業者側からの説明を、市として事実関係を検証したのでしょうか。


〇保健福祉部長

法人側が専門家に対して,どういった工事が必要なのか,どの程度の工事期間になるのかを調査依頼したと伺っていたところであり,市としては不具合の内容や再工事の概要等について施設管理者などから聞き取りするとともに,実際に現地に赴き,施設周辺の状況を確認したところであります。


◎工藤 篤議員

 では、確認の裏付けとなる書面、現地の写真等はございますか。


〇保健福祉部長

その現場での写真撮影はしておりませんので,法人から提出を受けた専門家による調査の中間報告書類にある写真と現地を比較しながら確認しております。


◎工藤 篤議員

 何時、まれに見る大雪の影響からエリア構内の不具合が生じてアスファルト舗装の不陸があったという状態を確認に行ったのですか。


〇保健福祉部長

 平成30年4月10日に現地を確認しております。


◎工藤 篤議員

 現地確認は4月10日ですか。本当ですか、驚きました。

 3月27日、午後3時半頃、医療法人社団 善智寿会の関係者3名が突然来庁し、「開業を2ヵ月遅らせたい」と切り出した。理由は、「施設周辺のアスファルト舗装の仕上がりが悪く、このままでは危険だから」ということでしたよね。

 であるならば、直ぐ、当日、若しくは翌朝に現地におもむき、善智寿会の言っていることが本当なのかどうか確認しなければならないのではないですか。


 少なくとも、写真を撮って、それらを下に、現状分析し、報告書を提出するくらいは最低しなければならないでしょう。

 それが、何ですか、2週間も経ってからやっと足を運び、それも写真さえ撮ってない、どういうことですか、これは。


〇保健福祉部長

現場の情況について、専門家による調査が行われるとお伺いしていたことから、その調査についての中間報告書が提出された4月9日以降に、現地確認を行ったものであります。


◎工藤 篤議員

 質問の趣旨は、善智寿会の言うことを早急に確認する必要があったのではないか、それは行ったのかということです。

 その後のことを訊いているわけではございません。もう一度、答弁お願いします。


〇保健福祉部長

現地確認する前の間につきましては、不具合の内容や再工事の概要について、理事や特養の施設長から直接状況を聞き取るとともに、サ高住の管理者や特養の相談員など、施設に常駐して周辺の状況を確認できる職員に状況を伺っていたところであります。


◎工藤 篤議員

 つまり、伝聞ですね。直接見てないんですね。確認してないんですね。そういうことを今、仰っているんですよ。

 まあ、後でまた話をさせてください。


 コンテ日吉を巡って、工事代金の一部が未納として民事訴訟が起こされております。

民事案件とは言え、「日本版CCRC、生涯活躍のまち構想」として国に認定された事業であり、市から多くの補助金も支出されている関係上、市に火の粉が被らないかと懸念されるが、これらの情報はお持ちなのでしょうか、とお訊きしましたら、

 口頭弁論の日程など、そういったものについては,函館みらい会の方からお伺いしておりますとともに、その内容につきましても私たちの方でも確認をさせていただいているところであります。― とのお答えでした。


 函館みらい会から伺っている、つまり裁判で訴えられている、いわゆる被告のお話をお聞きになっている、ということですね。確認させてください。


〇保健福祉部長

社会福祉法人函館みらい会からは、訴状の内容や、双方の代理人弁護士、裁判の日程などについてお伺いするとともに、裁判も傍聴しております。


◎工藤 篤議員

 函館みらい会からお話を伺っており、傍聴もしておられるということですが、

何回くらい足運んでおりますか。


〇保健福祉部長

これまで、2回の口頭弁論が行われた際に、裁判所へ行っております。


◎工藤 篤議員

 2回行っているということですね。

私も1回、後半の部分ですが行っております。すごく大事な、今までと全く違う実態が明らかになったんですが、職員の方が行ったということは、その報告なされておりますか。


〚答弁に苦慮されていたので、議長に、引き続き質問をするという意思を表し〛


 議長、いいです。

 私、ずっと閲覧も含めて見てきました。

 それで、その時の発言が、証拠というか、原告証言があったのですが、テレビで見るのと同じで、宣誓をして、もし嘘をついたら罰せられますよということを裁判官から言われて話をしておりました。

 

それでですね、これを途中の裁判の記録を議会で話しするのはどうなんだろうと思いまして、東京にいる知人、弁護士に聞いてみました。

 一向に構わないということですから、ちょっと紹介をさせていただきたいと思います。


 こちらの工事ですが、追加工事のことについてですが、

「こちらの工事ですが、既に施設自体の開業が6月にずれ込むことが決まっておりました。」


「施設の開業が遅れたことについて説明します。

当初の予定では、施設の落成式を平成30年3月24日に行い、同年4月1日に開業予定でした。

しかし、3月28日になり飯田善樹さんが経営していた医療法人である善智寿会の従業員から開業を6月まで延ばすこと、舗装工事も不備で危険であるとの話が突然出てきたのです。

おそらく施設への入所予定者が思うように集まらず、予定していた従業員も全然不足する状態だったのではないでしょうか。

もうすでにその時は飯田善樹さんの所在はわからなくなっていたはずです。」


「舗装工事についてですが、多世代型交流センターにある郵便局などの店舗は3月に開業、(調べましたら3月12日に開業している。)何の問題もなかったのですが、開業延期の口実として舗装工事のことが考え出されたのだったと思われます。   

 そして、工事が冬場に行われており、夏場の仕上がりとは異なるため小泉建設においてはやり直すということにし、それで開業を2か月おくらせるという理由付けにもなるために小泉建設に協力をお願いしたのです。

 もちろん、やり直し代金については、小泉建設負担ということにして頂きました。

 この訴訟において、開業が遅れたことについて被告らが小泉建設のせいにしているのであれば、これまた理不尽と言わざるを得ません。」


 そして、弁護士からの、まあ一問一答がありましたけど、その中で

「あなたの陳述書によると、平成30年3月28日までは、何の問題もなかったように感じられるんですけども、そうなんですか。」という問いに

「そうです。」と答えてます。


「この3月28日のことに関して、アスファルト舗装工事についてクレームめいたものを言ってこられたんだっていうふうに書かれてありますけども、実際のアスファルト舗装工事の仕上がりとか、できはどうだったんでしょうか。」と問われまして、

「基本的に普通です。」と答えています。


「ほかの施設、郵便局っていうことも出てますけども、そういうオープンしてる施設は、問題のアスファルト舗装部分は、普通に通行するものなんですか。」に対しては、

「はい、同じところを通行しております。」


「そういうことからクレームが出たっていうことはあるんですか。」の問いには

「ありません」と答えてます。


 今度は、被告の代理人弁護士からですが、

「3月28日ですか、落成式をしたって言いましたね。」

「3月24日だと思いますが。」と答弁。


「そのときに、あなたはその当時の道路、路盤の関係で、普通のできだったと言うのですが、それは間違いないですか。」に対しては

「はい。」と答えています。


 その金子弁護士は、

「そこに道路が平たく言えばでこぼこ凹凸があったり、施設の人々が入るのについて非常に危険であると、あるいは好ましくない、入居予定者からそういう指摘があって、結果として道路を補正してもらったんですが、その点はあなたも現地は、その状況は見たことがありますか。」それに対して、

「はい、現地は見てますが、そういうことはないと思います。」


「実際には、小泉さんのほうで手直しはされたわけでしょう。」その問いには、

「はい、それは冬場の工事でしたので、表層が傷んでおりましたから、補修をしたという形だけのものです。」


 被告人の弁護士は、

「完全に入居者が出入りする部分については、これでは不安だという指摘があって、市の方にもお願いをして、いろいろ届け出た上で、小泉さんにも直してもらったという事実は、この事実はどうなるんですか。」それに対しては、

「ニュアンスがちょっと違うと思うんですが、今、お話させていただいたように、表層が少し傷んでますので、冬季間の工事ですので、その部分に関しては直していただいたということです。」


 また、弁護士は、

「普通の施設とはちょっと違った配慮が当然要求されるし、また半ば公の資金とか入ってますから、そういう面では慎重になってもおかしくないんじゃないでしょうか。その点はどうですか。」との質問に対しては、

「慎重に仕事を進めたと思います。私どもも慎重に検査を行いました。」


被告代理人から、

「補充をして今の関係で、今現地確認云々って言われましたけど、現地確認をしたときに、こちらからクレームを立てた場合、その現状を写真におさめるとか、そういうことはなさっていたんでしょうか。」

「してると思います。」と、まあこういう状況です。


 そして、小泉建設ではこう言ってます。

「3月28日になり、飯田善樹さんが経営している医療法人社団善智寿会の従業員の方から、開業を6月まで延ばすという話しが突然出てきました。

このことについては、まあ先ほど説明しており、その内容に間違いはございません。当社のほうでも、できる限り協力せざるを得ませんでした。

この話は積極的に表に出すつもりはなかったのですが、飯田ご夫婦が平成

30年3月末から所在が判明しなくなった以上、やむを得ず説明させて頂きました。」


 そんじょそこらの証言ではございません。

裁判の中で行われたものなんです。私が行ってこれだけのものを手にしました。市はどうしていたんですか。


〇保健福祉部長

ただ今の証言につきましては、いま私は初めて伺ったものですから事実関係を確認してまいりたいと思います。


〇保健福祉部長

 事実関係を確認するというよりも、これ事実だと思いますよ。

 これの書いているのをまず疑うんであれば裁判所に行って閲覧してきてください。150円の印紙あればできますから。

 あるいは、これ書き写してきたんですが、関係者はこのコピーがもらえるはずです。函館みらい会に行って、どうしてますかって頼んでみてもらった方がいいんじゃないですか。


 いずれにしても、このような証言が出た以上、今まで、そしてさっき言いましたよね。現地には行ってないんだって。

3月26、7ですか、言われて普通だったらそこに行って、どういう状況になっているかってことを確認して、上司に相談して写真を撮って、対応を重ねるんじゃないですか。

それを全くやってないってことなんですよ。ということを仰ったんですね。


あったことをないようにすることは、中央官庁で流行りになっているようですが、なかったことをあるようにすることは、非常に難しいと思いますが、そのことがこれに書かれているんですよ。市長どう思いますか。


〖答弁を求められた市長は、担当部長に向かって顎をしゃくって、お前が答弁せよ、といった所作を行う〗


〇保健福祉部長

先ほどの工藤議員ご指摘の証言の内容とですね、私どもがこれまで伺ってきたことと食い違いがありますことから、それにつきましてはまず確認をしてまいりたいと思います。

いずれにいたしましても、コンテ日吉を構成するグループの皆様と信頼関係を持ちながら、今後とも関係者の皆様と連携を図るとともに、適切に対応してまいりたいと考えております。


◎工藤 篤議員

 市長、無責任じゃないですか。


〖市長の顎をしゃくっての所作を真似て〗フンとやって答弁せ。


自分の都合の悪いところは部下に答弁させて、格好いいとこだけやるんですか。


以上で終わります。



# by atsushi-kudou | 2019-07-14 00:21  

コンテ日吉 30年12月定例会        ≪平成31年1月26日≫

 コンテ日吉を巡って未だ混乱、不透明な状況が続いています。

 

 北海道新聞1月10日、「函館日吉コミュィティエリア(コンテ日吉)」の企業グループなどによる全体会議が9日開かれ、代表法人を医療法人社団善智寿会からから社会福祉法人函館みらい会(旧善智会)に変更することに決めたことにより、市は協定について、再締結も含めて対応を検討する」と報道しています。


 また、1月16日の函館新聞に「医療法人社団善智寿会は15日までに市内の介護施設7事業所を廃止した。経営悪化が要因。石川町で運営していた医院は1日付で法人から切り離し、個人クリニックへ移行した。柏木町の飯田内科クリニックは今年度中の閉館を検討」といった内容の記事が掲載されていました。

 

 そもそも、コンテ日吉の代表法人は医療法人社団 善智寿会(理事長飯田善樹)

です。コンテ日吉エリア全体の事業展開を統括する法人ですので、財政面での担保力があって然るべきとの立場で質問を考えていたのですが、時間切れとなってしまいました。2月定例会で改めて質問しようと考えております。


いずれにしても、飯田グループは資産を担保に29億円もの根抵当権を設定していたのが登記簿謄本から判明しましたが、財務状況が厳しいと巷間囁かれていました。


飯田理事長の突然の失踪に様々な憶測が取り沙汰されておりますが、失踪先での当面の生活費の工面のため、法人等の財務から引っ張り出す、というような展開が小説のなかではあるようです。

事実は小説よりも奇なり、とも言いますが、コンテ日吉を巡る状況は、合点がいかないことが多すぎます。


特養に3億5400万円の補助金を交付した市にも説明責任を果たさずに経営から退き、こうした対応に工藤寿樹市長は「誠意が感じられない」と不快感をあらわにした。と1月20日の函館新聞のニュース細見に掲載されていましたが、額面通り受けとっていいのかと思うことがままあります。

すべて、市の答弁は医療法人社団 善智寿会、社会福祉法人善智会の代弁に終始し、事態を解明しようとする姿勢が見られないからです。

当時、プロポーザルそのものが出来レースと囁かれていましたが、もしかしたら、もしか。


***********************************


◎工藤 篤議員

 大綱3点目、福祉コミュニティエリア整備事業、いわゆるコンテ日吉についてお伺いします。

 6月議会での一般質問では時間を足りなくし途中で切り上げざるを得なくなってしまいました。また、ご答弁に理解できかねるところもありましたので、改めてお尋ねしたいと思います。


 今年の3月31日付け北海道新聞に、社会福祉法人善智会の特別養護老人ホーム「ベルソーレ」および株式会社ハーモニーのグループホーム「ベラルーナ」、サービス付き高齢者向け住宅「アルバ」と「コリーナ」の入居受け入れを2ヵ月程度遅らせるという報道がありました。

 2月21日工事終了による完成検査、3月24日にオープンセレモニー、26日開業予定というスケジュールで進んでいたのが、大雪の影響により周辺のアスファルト舗装を思うように仕上げることができず,再舗装を要することになったという理由でした。


 にわかに信じられるものではなく、合理的な説明を受けましたか、と質問したところ、「まれに見る大雪の影響」との事業者側の説明を鵜呑みにしたご答弁、事実関係を検証してみるという態度ではございませんでした。

 それで、完了検査、引き渡しを終えた2月21日以降の降雪を美原の気象台のデータを下に、「まれに見る大雪」はなかったことを明らかにしました。


 そうしましたら、それ以前の大雪が影響しているものとのご答弁に変わりました。2月21日以降に大雪が降ったのかと問いただしたことに、「まれに見る大雪」と答弁していたのに、事実関係が明らかになり、形勢が悪くなると全く違う答弁に変節する、一体、本会議での答弁の重みをどう思っているのでしょうか。

 以前、市長は、市職員に文書の一部を読むよう求めた質問について、「理事者に対する侮辱とも受け取られ、質問になじまない」と議長に申入れし、まるで鬼の首を取ったように大ごとにしたことがありましたが、自らの都合に合わせてころころ答弁が変わるのは許せるんですかね。


 さて、2月22日に、設計監理を行っている(有)ティーアンドパルスから施工主に工事監理報告書が提出されております。

 また、善智会系列の施設・事業所以外のところについては、施設開設後において外構に係る問題は発生していないとのご答弁がありました。


 隣接する結絆の会が運営する「地域密着型特別養護老人ホーム志」は、当初予定通り開業されたようですが、平成30年2月23日に消防用設備等検査が函館東消防署によって行われています。

 同じく、「都市景観形成地域以外の景観計画区域内における行為の完了届書」が2月15日を完了として2月27日付で市に提出されています。

それらの写真はご覧になっていますか。


〇保健福祉部長

特別養護老人ホームベルソーレの完成報告には,工事終了を報告した理事会の議案資料が添付されておりまして,その中に工事監理報告の写真資料の写しも含まれておりますので,確認をしております。


なお,地域密着型特別養護老人ホーム志の「消防用設備等設置届出書」の写真は確認しておりませんが,「都市景観形成地域外の景観計画区域内における行為の完了届書」につきましては,公文書公開請求がありましたので,その中にありましたのを確認させていただいております。


◎工藤 篤議員

 お示しした3件の内、2件の写真資料の写しはご覧になったようです。

この3件の添付資料に付記された写真はほぼ同じ時期でしたが、私が見たところ、まれに見る大雪の残滓を伺えるような状況は見られませんでした。

 ご覧になって、いかが思いましたか。


〇保健福祉部長

 特別養護老人ホームベルソーレの完成報告書に添付されている工事監理報告の写真資料、こちらの写真を確認致しましたが、その中に、重機も一台写り込んでおりました。多分、外回りの工事中であり,外回りの工事中ですから除雪のうえ工事を進めているものと思われますことから,その写真では積雪の状態は確認できないものであります。


なお,「都市景観形成地域以外の景観計画区域内における行為の完了届書」に添付の写真につきましても,工事中のものではありますが,こちら何枚か写真がございまして、屋根の上や道路の状況を見る限り積雪量の多い状況は一定程度伺える写真も含まれておりました。


◎工藤 篤議員

 6月定例会で美原の気象台のデータを参照し、2月21日以降は「まれに見る大雪」とされる降雪がないことをお示ししました。

 土木部にも確認しましたが、2月21日以降、日吉町4丁目付近で除雪は行われていないということでした。

 まさか、当該施設付近にピンポイントで降雪があったわけでもないと思います。


 さて、平成30年3月27日15時30分頃、医療法人社団 善智寿会の本部長をはじめ3名の方が、保健福祉部地域福祉課を訪れたとされています。

課長と主査が応対したようですが、入所延期の理由のいの一番が「エリア内の介護施設周辺のアスファルト舗装の仕上がりが悪く、手抜き工事のような状況になっていることから再舗装させたい。」と、お話しされたといいます。


隣接する施設周辺の外構工事は同じ時期に行われ、予定通り3月26日に開業されました。

コンテ日吉自体オープンセレモニー、内覧会を行い、開業が日程に上っていたその時期に、再舗装云々の話が出てくるのはあまりに不自然ではないでしょうか。

 

そこで、お訊きします。社会福祉法人善智会は、アスファルト舗装の不陸にいつ気づき、設計監理会社に問いただし、工事会社の再工事の確約を得たのでしょうか。


〇保健福祉部長

 本年3月27日に,医療法人社団善智寿会の関係者から飯田グループ全体の話として,アスファルト舗装の仕上がりが悪く,3月28日に,社会福祉法人善智会と医療法人社団の関係者,設計監理会社,工事関係者の間で,打ち合わせを行う予定でいるとのことでありましたので,その打ち合わせた状況を,28日打合せが終わりましてから設計監理会社に確認したところ,竣工届では3月末までに舗装の再工事をすることとしておりましたが、その後、凍結深度、大雪による凍結深度の関係で3月には十分な施工ができていないとのことで、5月末までに関係者の間で、この内容について履行することを確認していたと伺っております



◎工藤 篤議員

 いまのお話された竣工届の中で再舗装を行う旨の記載があったということは竣工届は2月21日に提出されていますから、善智会、施工業者の小泉建設、設計監理のティーアンドパルスの三者は、2月21時点で再舗装するということで一致していたということですか。


〇保健福祉部長

設計監理会社からのお話では,5月末までに再舗装するということで,三者の間で,一致していたと伺っております。


◎工藤 篤議員

 質問にきちんと答えてください。

 この三者の中で一致していたものは、2月21日時点の竣工届の時ですか。ですか、ということを訊いているのです。もう一度お願いします。


〇保健福祉部長

竣工届が出された際では、3月末までに舗装の再工事をするということで,一致しておりました。


◎工藤 篤議員

 前回のご答弁と明らかに違っております。


 まれに見る大雪の影響から完了検査と引き渡し後に,エリア構内の道路などに不具合が生じたことから専門家に調査を依頼したら,エリア構内のアスファルトを再舗装するという大掛かりな補修が必要との調査結果となり,

 云々と、確かに仰いました。


 念のため、申し上げますが、まれに見る大雪とは、完成検査後、引き渡しが行われた平成30年2月21日以降を指し、その後、専門家に依頼し、エリア構内の再舗装の大掛かりな補修が必要との調査結果があったから、入居を遅らせざるを得ない、ということでした。


 これが3月28日のことです。全く違うじゃないですか。こんなに、答弁がころころ変わるんであれば、何を根拠に質問をしたらいいのですか。これ以上続けることができませんよ議長。議長に議事録精査を求めます。


 ちょっと間をおいて―


【議長】

 議事録精査ですけど、後ほどでよろしいでしょうか。


◎工藤 篤議員

 いま、このことを確認しなければ次に進むことができないんですよ。ぜひ、議事録精査をお願いしたいと思います。時間止めてください。


議長、事務方と協議―


◎工藤 篤議員

 議長、時間止めてください。


議長、事務方に、ちょっと時間ストップ、と指示したが・・・。―


◎工藤 篤議員

 議長、時間止めてください。


【議長】

 時間止めれない、ちょっと止めれないそうなんですよ。ちょっとお待ちください。


◎工藤 篤議員

 何で止められないんですか。


【議長】

 工藤に申し上げますけども、何と何が具体的に違うか、と、今ちょっと考えているんですけども、それが明確でないので、すぐお答えできないような状況なんですよね。


◎工藤 篤議員

 議長、ちゃんと聞いていたら分かると思うんですけども、今、アスファルト舗装の関係については、2月21日の竣工届の中で、三者の間できちんとやるっていう、一致されたと答弁したんですよ。

しかし、6月定例会の中では、3月28日に保健福祉部の担当課のところに来て、「今、分かったと」「3月28日時点で、アスファルト舗装が云々だから」、というような答弁しているんですよ。

つまり、1ヶ月の間に、2月21日以降3月28日の間に、この間何をやっていたんですか、ということを私は質問してきたのに、そういうことですから、これは答弁がころころ変わっていると言うことなんでないですか。

そういう意味での議事録精査を求めています。


それと、議長、私、何年か前に、確か平成23年の年だったと思いますが、議事録精査したときには時間止めてくださいました。なぜ、いま止めてくれないんですか。


議事進行の声(阿部議員)―


阿部議員

 工藤議員の質問と答弁ですけども、まず、理事者側がその食い違いを認めるか、認めないか、ということを、まず認定をすべきだと。

それで、大きな食い違いがあるのであれば、それは議事録精査ということになりますけれども、質問者の質問を認めるということであれば、それはそれとしての議事は継続すべきだと、それは議長が判断、となるかと。


【議長】

(ひとりごとで、どうしますか。)

 理事者の方で、今の議事進行含めてお話があったんですけども、工藤議員の質問に対する答えないですか。


〇保健福祉部長

これまで、ご答弁させていただいた雪と工事の関係など、様々な部分で食い違いがあるのではないかということでございます。

順を追って再舗装の経過について改めてご答弁をさせていただきます。

 多分、一部分を切り取ると、今議員がお話ししたような話しになるのかも知れませんが、順を追いますと、私が今まで答弁したことで間違いがないと思います。


まず、整備、福祉コミュニティエリア整備の工事の期間、その間、今年ののまれにみる大雪の影響から,積雪ならびに凍結の深度の状況を勘案し,設計監理会社から,2月の竣工届を出した時点で、再舗装を3月末までに行うということで確認したということです。

で、その時点では,舗装にどの程度の不具合があり,どの程度の再舗装の工事の規模になるということまでは,凍結の深度の状況から判明しておらず,あらためて法人において,専門家に調査を依頼するとか、そういったことをしたということでございます。


で、順を追って申し上げます。

2月21日に,社会福祉法人善智会へ工事会社から,雪の影響で十分な施工が行えず再舗装する旨の内容を含めた竣工届が提出されました。

それで、3月27日に,医療法人社団善智寿会から,舗装の仕上がりが悪く,再舗装するため,入所を少々遅らせたいという話しが、一報が入りました。

で、28日、3月28日に,法人,設計監理会社,工事会社の間で,凍結深度の状況がその辺で大体何となく分かり、5月末までには再舗装するというころができるだろうということを確認し合ったということです。


ですが、その時工事の内容等がはっきりしておりませんでしたので、4月7日に,再舗装の内容について,法人が依頼した第3者の専門家、そちらに調査結果お願いしてその結果が出まして,舗装の状況の報告と,今後の再舗装工事の予定が示され,4月8日になって社会福祉法人善智会の理事会において,第3者の専門家の報告をもとに,工事中は大規模な工事だということが判明したので、特別養護老人ホームへの入所受け入れを当面休止することを決定したと。


で、4月14日になりまして,工事業者から,現地の舗装の状況の実測値などの提示があり、4月19日に第3者の専門家,設計監理会社,工事会社,社会福祉法人善智会,医療法人社団善智寿会の間の協議で,舗装の仕上げについて路盤の落ち着いた5月上旬から直していくことを確認して,4月25日に,関係者全員が現場をもう一度確認しながら,工事内容を決定するとともに,5月27日までに再舗装完了する予定としまして、そこから工事を進め、その後ですね高齢者施設の入所再開を6月1日で間違いなくできるということで市に報告があり、5月29日、工事の完了で現地を確認して,6月1日に,入所を休止していた施設で受け入れを開始したということです。


ですから、私の言葉が足らないことはあったかも知れませんけれども、間違ったことを言ったのではなく、ちょっとかいつまんだ内容、私の言い方、きっと不備があったのかも知れませんが、そういうことで、以上のような流れでございます。


◎工藤 篤議員

なぜ、6月定例会で、そのような答えをしないんですか。

私は、竣工届も、情報公開開示をした中で、その竣工届なんか一切ないですよ。何故、それを開示しなかったんですか。


そして理由の中に、3月の25か6に開業するという流れの中でやってきたと、そういう理解をしていたと、確か仰いました。

それが、突然3月の28日に3人の方が入らして、このアスファルトの不陸によって、こういう、まあその他にも理由がありましたけど、こういう状態になりました、と。


それで、隣接するところは順調にやってるのに、なぜ2ヵ月も遅らせるようなことをしなければならないのか。

そして1ヵ月以上も、そのことが市が分からなかったと、そういうような状況に対して不信感を持った訳でございますから、ぜひですね、情報開示も含めて後で検証させてもらいますけれども、ちゃんとしたものを出して、きちんと言葉で説明していただきたいということを申し上げておきたいというふうに思います。

そして、第三者の専門家の関係についても、ぜひ教えていただければというふうに思います。


それでは、次に続きます。

社会福祉法人の責任体制について教えてください。

善智会の発足時は飯田善樹氏が理事長でしたが、登記簿を見ると平成30年5月3日に、波田野治氏が新理事長として就任されました。その時点では飯田夫妻は理事として残っています。

それで、運営および財政面での責任を持つのは、法的に、また実際面でどういうふうになるのでしょうか。


〇保健福祉部長

社会福祉法人の運営および財政面の責任につきましては,各理事が,理事会において議決権を行使することにより,法人の運営に関して権限と責任を持つこととなり,また,理事長は,理事会で決定された業務を執行する権限を有しております。


理事長を辞任した場合は,業務執行の権限はなくなりますが,理事として残るのであれば,法人の運営に関して,理事としての責任は引き続き有していることになります。


法令上,理事がその任務を怠り,法人に対し損害を与えたときや,悪意または重大な過失により第三者に損害を与えたときは,その損害を賠償する責任を負うこととなり,また,他の理事等もこの損害を賠償する責任を負うときは,連帯債務者となるものと定められております。


◎工藤 篤議員

 社会福祉法人では、理事長が業務執行を行いますから、それに対しての報酬がありますが、理事に報酬は支給されないというのが一般的だと理解していました。どのようになっていますか。


〇保健福祉部長

 社会福祉法人の理事に対する報酬につきましては,法令上定款または評議員会の決議により,民間事業者の役員の報酬や従業員の給与,当該法人の経理の状況など事情を考慮して,不当に高額とならないよう,基準を定めなければならないものとされており,この基準は,評議員会の承認を受けなければならないとされております。


市内の社会福祉法人の状況と致しましては,常勤の理事に対しては,報酬を支給している法人もありますが,社会福祉法人善智会におきましては,定款で,理事は無報酬とすると定められているものであります。


◎工藤 篤議員

 理事長に報酬は可能という理解でよろしいんでしょうか。


〇保健福祉部長

社会福祉法人善智会の理事長についても定められておりません。無報酬となっております。

(筆者註:評議委員会で役員報酬の規程整備と定款変更の承認があれば、理事長への報酬は可能。)


◎工藤 篤議員

 法令上、理事がその任務を怠り,法人に対し損害を与えたときとは、具体的にどういうことを指すのでしょうか。

 事業計画どおりにいかないで、赤字になり、事業が立ちいかなくなってしまうなど運営上の責任の場合は、どうなるのでしょうか。


〇保健福祉部長

社会福祉法人の理事には,善管注意義務や利益相反取引の制限などがあり,これらに違反した場合には,法人に対し,その違反によって生じた損害を賠償する責任を負います。


 また,事業が計画どおり進まず,立ちゆかなくなることは,そこに至るまでに,さまざまな要因もあるものと思われます。


理事会の意思決定に,その要因があることが確認された場合は,任務を履行できなかった責任を問われる可能性があるのでないかと考えられますが、一方で、総評議員の同意があるときや善意でかつ重大な過失がない場合で、評議員会の特別決議があったときなど、一定の条件のもとで、その全部または一部を免除する規定もあることから、事業の計画に遅れが出たことだけをもって損害賠償の責任を追及することは、極めて難しいものがあるものと考えております。


参考までに
【善管注意義務とは】
《「善良な管理者の注意義務」の略》業務を委任された人の職業や専門家としての能力、社会的地位などから考えて通常期待される注意義務のこと。
注意義務を怠り、履行遅滞不完全履行・履行不能などに至る場合は民法上過失があると見なされ、状況に応じて損害賠償契約解除などが可能となる。
[補説]民法第644条に「受任者は、委任の本旨に従い、善良な管理者の注意をもって、委任事務を処理する義務を負う」とある。
【利益相反とはどういう意味?】
利益相反とは、一方にとっては利益になるけれど、他方にとっては不利益になるという意味。世の中誰にとっても利益になることばかりではないので、利益相反が起こるのは当たり前と言えば当たり前のこと。
その当たり前の利益相反がなぜ問題になるかと言えば、1人の人が2つの役割を持つ場合があるからである。
たとえば、誰かから依頼を受けて代理で何かをするとき、依頼した側にとっては利益になるけれど、依頼を受けた側にとっては不利益になるという場合がある。
このような場合には、代理人となった人は頼まれたことを中立の立場で行うのが難しくなってしまうので、利益が相反する事項をどうやって処理するかという基準が必要になる。

◎工藤 篤議員

 理事長が事業の運営、方向性を定めた後で、理事会に報告し、追認を受ける、というケースはどうなりますか。

 それは、専決事項として許されるものなのですか。


〇保健福祉部長

理事会において,理事長が専決した事項について報告を受け,それを追認した場合は,理事会において決議があったものとみなされることから,そのことが要因で任務が履行できなかったと確認されれば,理事会のメンバーが任務を履行できなかった責任を問われる可能性はあるのではないかと考えられます。


◎工藤 篤議員

無報酬であってもですね理事の責任は重いものですね。そういう視点に立てば、常に理事会は適正な日程で開催し、些細なことでも議論すべきなのかなというふうに受けとりました。


それで、後段の部分、専決事項ですが、こういう案件について専決事項として許されるものなんでしょうか。


〇保健福祉部長

 ただいまのご質問の、こういう案件というのは、ちょっといまハッキリ致しませんが、入所を遅らせるとか、そういうことであるとするならば、入所の遅れに関しましては、4月の初めの理事会で決議されているものであります。


◎工藤 篤議員

 当初決議においての合意についても、3月26日に開業するっていうふうになっていたはずなんですよね。

 それが4月4日の理事会で、ということになると追認という形になるんですか。そういう大事なことが専決事項として、確か書かれているはずなんですが、許されるのかどうかということをお訊きしているのですが、いかがでしょうか。


〇保健福祉部長

 正式に専決事項として認められているもの、今ちょっと手元にないのではっきりと申し上げることはできませんが、場合によるものもありますし、こういった場合、理事会で決議で異論が何も出てなかったと聞いておりますので、これがよかったか悪かったか、適切であったかどうかにつきましては、こちらで、もし問題があれば指導監査などで指摘をしていく必要があるものと考えております。


◎工藤 篤議員

今のお話しですけども、そういうことを訊いているんじゃないんですよ。こういう案件については、確か定款か何かで、専決事項が可能な場面とそうでない場面があるんですよ。例えば、例えば100万円以内の物件であれば、まあ、というような案件がありますから、後で調べておいてください。


それで、次に進みます。

10月26日の函館新聞に、飯田夫妻の社会福祉法人善智会の理事を解任されたという報道がされました。

ということは、飯田夫妻に責任があるとすれば、今後どうなるのでしょうか。


〇保健福祉部長

まず、はじめに、飯田善樹氏と飯田美智子氏につきましては,新聞では解任と出ておりましたが、解任ではなく,10月24日付けで,同月31日をもって理事を辞任する旨の辞任届が,法人あてに提出され,これを受けた法人が,11月13日の評議員会において後任者を選任したということになっております。


 社会福祉法人の理事は,その任務を怠ったときは,法人に対し,これによって生じた損害を賠償するという責任を負うほか,悪意または重大な過失があったときは,先ほども申し上げましたけれども、これによって第三者に生じた損害を賠償する責任を負うことなどが社会福祉法に定められており,仮にですが、仮にそういった責任があるとすると時効は民法上で10年となっております。


◎工藤 篤議員

 この案件は、善智会の内部のことなんですが、どうしても関わっていますので、心配でこういうことを訊いている訳なんですが、ただ民法時効の制度が改正されまして、10年とありますが、権利を行使することができると知った時から5年と、権利を行使することができるときから10年、いずれか早く到達するほうとしてなっておりますので、まあその辺、また後で見ていただけたらと思います。


報道によりますと、新理事に(株)ハーモニー代表取締役「早川拓人」さんですか、および特別養護老人ホーム佐々木千香施設長が選任されたとあります。

早川氏は、ハーモニー代表取締役に就任した時点では、東京都港区新橋に住所を有していましたが、現在もそうなのでしょうか。


〇保健福祉部長

早川氏の住所は,現在も東京都(港区新橋)であると伺っております。


◎工藤 篤議員

 分かりました。いろいろ順序立ててお訊きしたいことがあるのですが、いつも時間を足りなくして肝心なことを聞き逃してしまうものですから、先に、社会福祉法人善智会が運営する定員100人の特別養護老人ホームの入居状況について触れたいと思います。


 民生常任委員会によれば、2月遅れの6月5日時点で4人の入居者が報告されておりますが、その後の月ごとの入所者数をお知らせください。


〇保健福祉部長

月ごとでございますので、7月1日からでいかせてもらいます。

7月1日現在で19人, 8月1日現在で24人, 9月1日現在で29人,10月1日現在で30人,11月1日現在で34人,12月1日現在で39人となっております。


◎工藤 篤議員

 ありがとうございます。

6月定例会で、「社会福祉法人の運営に供する不動産は基本財産とされており、その他、運転資金に充てる現金を保有するなど、社会福祉法人として一定の資金力は必要であると考えている。社会福祉法人善智会も例外ではない」、と、そういった趣旨のご答弁をされました。


 そこで、社会福祉法人善智会の運転資金、現金がどの程度あったのかを資料から探ってみました。


 善智会は平成29年4月4日に設立登記され、資産の総額は

1億57,723千円です。

 函館市からの補助金3億54,375千円を交付されるための社会福祉法人助成申請書が29年5月11日付で提出されております。

その申請書の添付資料4.財産目録によれば、現金預金が60,000千円、固定資産として計上している土地が97,723千円合わせて

1億57,723千円となりますが、これがいわゆる基本財産といわれるもので、登記簿の資産の総額と一致します。

 

 つまり、60,000千円の現金が、開設以降の運転資金として活用されると理解されます。


同じく添付資料の借入金償還計画等一覧表によれば、平成29年度が

1,858千円、30年度に27,224千円、31年度に81,264千円と3年間で1億10,346千円の返還を予定しております。これからもずっとありますけれども、そして、返還金の財源内訳は当該事業の収益となっています。


 ここで、先ほどの入居者数ですが、7月から12月まで併せて175人です。

 仮に、隣接する結絆の会の特養施設と同様に、当初から満床であれば、この6ヵ月間の累計で600人の入居となります。

現実は、30%にも及びません。こういう状況の中で、当初計画の事業収益が上がっているとは考えられません。むしろ、運転資金の60,000千円が目減りしているのではないかと思います。


最新の情報によれば、善智会は4月からの入居に備え、必要人数の従業員を確保していた人件費に16,000千円、給食会社への損失補填3,000千円の支払いがあって、計19,000千円の支出、この時点で介護収入はゼロですので残りは41,000千円となります。


加えて、後でも触れますが、善智会を巡る民事訴訟で、追加工事分として、

小泉建設から12,387,600円、

ティーアンドパルスから15,552,000円、

合わせて27,939,600円の損害賠償を求められております。

 こういう状況では、いずれ資金ショートしてしまうのではないかと懸念されます。


社会福祉事業の主たる担い手として,当該事業を安定的・継続的に経営していくことが求められている社会福祉法人として、市としてどのように押さえておりますか。


〇保健福祉部長

 特別養護老人ホームベルソーレでは,今年4月の開設予定を2か月延期したことに伴いまして,収支計画においても修正を行ったところでありますが,入所の受入れが計画どおりに進まず,議員先ほどお話のあったとおり、介護保険報酬が見込みどおりに給付されていない状況にあり,経営は厳しいものと考えられます。


しかしながら,入所者も徐々にではありますが,増えてきている状況にあり,最新の情報によれば、1月には60名の入所となると聞いておりますので、今後の入所者の受入れが順調に進めば,経営が安定してくるものと考えております。


◎工藤 篤議員

 最新の情報ですが、新聞報道でもいろいろ言われておりますが、その通りになったことは一度もございません。

まあ、入所者数も徐々に増えてきているとのことですが、現在定員100人に対し39人でしょう。

隣接する結絆の会の特養は当初から満床というのと比較して、入居者数が低迷しているのはなかなか理解しがたいものがございます。


思い出しますと、先ほども申し上げましたけれども、6月2日付北海道新聞には、「月内に20人程度、9~10月までに満床にし、スタッフも今秋までに約70人を確保したい。」との記事が掲載されておりました。

前段のご答弁では6月1日~12月1日現在で累計175人に過ぎません。

満度の定数から見た平均入所者の実績は30%程度です。


国からCCRC(生涯活躍のまち)に指定され、市や国、道から

計6億80,000千円を補助され、周辺の市道や上下水道などの整備に

6億20,000千円ほどの市費を投入している以上、入所者数も徐々に増えてきているなんてのんきに構えていていいのでしょうか。

どこに要因があるとお考えですか。


〇保健福祉部長

特別養護老人ホームベルソーレにつきましては,最低基準上の職員数、職員が配置されているものの,実際の運営には,事故のリスクの低減対策,余裕ある夜勤体制など,基準を上回る人員配置が同種の施設と比較して少ない状況にあり,こうした基準以上の職員数を確保できていない状況が,入居者数が低迷しているやはり一番の要因であると伺っております。


私どもも,市内各施設・事業所の動向を-確認しながら,人材確保に関する情報の収集なども行い,特別養護老人ホームベルソーレが早期に定員を充足し,待機者の受け入れを進めることができるよう,気を引き締めて対応に努めてまいりたいと思っております。


◎工藤 篤議員

平成29年4月26日の第2回理事会の事業計画によれば、受入定数100人に対し、職員定数84名、内訳として常勤72名、非常勤12名となっていますが、これは基準上の職員数なのですか。また、これを上回る人員配置が必要なのかお知らせください。


過般の常任委員会で、民生常任委員会で12月1日現在の職員数を51人としていますが、運営に当たって事故などのリスク回避等を考慮に入れた場合、職種に応じた人員配置をどのように考え、どのように対処しているのでしょうか。


〇保健福祉部長

 特別養護老人ホームの人員配置基準については,施設長の他に,看護職員および介護職員の総数が入所者3名に対し1人,生活相談員や機能訓練指導員,介護支援専門員,栄養士が各1人必要となりますことから,定員100人の場合は,医師を含めますと40人以上の職員が必要とされております。

このようなことから,当該事業計画における職員数84人につきましては,この基準を上回る人数となっております。


 実際に施設を運営するにあたりましては,行き届いた処遇ですとか、夜勤など施設の負担軽減を図るべくより良い職場環境を考えますと,市内の各施設の例にもあるように,直接処遇に係わる職員を基準を上回る、基準以上に配置する例が多いところであり,これにより事故などリスクの回避や職員の休暇等への対応も適切に対処できているものと考えております。 


特別養護老人ホームベルソーレにつきましても,12月1日現在の職員数は,介護職員を基準以上に配置をしている状況にありますから,現在入居者数が定員となっていない現状にありますので、ただ今申し上げられましたように適切な対処は図られているものと考えております。


◎工藤 篤議員

 はい、分かりました。

 入居者定員100人の場合、40名以上の職員が必要とされており、当初計画における職員数84名は基準を上回る人数となっているとのことですので、現在51人の職員数がおられるのであれば、基準上は問題ないということになります。

 しかし、職種によって偏りがあっては実際上難しいのだと思います。

 それで、現在、職種ごとの配置数はどうなっているのでしょうか。

 

因みに申し上げますと、結絆の会の運営規定を見させていただきましたが、施設長、医師をはじめ全体で24名、兼務のカウントを除いて24名となっております。

29名の定数に対して24名というような、これが行き届いた配置数なのかなというふうに思いますので、それらを参考に分かるように説明していただければと思います。


〇保健福祉部長

平成30年12月1日現在,職種ごとの配置数は,配置基準のある職員として,施設長は1人,介護支援の専門員が1人,生活相談員が1人,機能訓練指導員が1人,介護職員及び看護職員が合計で42人,栄養士が1人,医師が1人,配置基準のない職員として事務員が1人,宿直員が2人で,合計で,51人となっております。


◎工藤 篤議員

 先ほど申し上げましたけれども、結絆の会の場合は、入居者定員29人に対して、24名、それと比べると、100人に対して、基準上は40名を超える程度でいいというのは、そういう基準そのものが理解しがたいんですが、実際上は、事故リスクの回避等で、基準を上回る職員を配置しているとのことなんでしょう。

それで、善智会の特養は、どのような配慮を考え、現在どのようになっているのかってのは、今、仰っております。


民生常任委員会での報告によればですね、職員51名の中に、中国人日本語留学生が12名含まれるとのことですが、その方々は労働時間が週28時間と制約されておりますし、職種の制限もあるかと伺っておりますし、それはどのように対処しているのでしょうか。


〇保健福祉部長

 中国人の留学生、日本語の勉強できている留学生でございます。資格外活動の許可を得ておりまして、パートタイマーの介護員として入所者の介護業務を行っております。

具体的には,平日学校で授業受けておりますので、学校が終わってからの時間、夜勤には入っていないと聞いております。土・日は平日より少し長い時間の勤務、これを合計週28時間の制限内の時間で来ていただいていると伺っております。


◎工藤 篤議員

 今のお話をお聞きしますと、先ほど44名の介護職員ということですので、ほとんど44名の中に含まれているのかなと思います。


 次に、6月定例会でも申し上げましたが、関係書類を読み込んでいるうちに、善智会では、理事会発足時のみ本人出席の上で、理事会が開催されましたが、後は、文書による、いわゆる同意書によって仕切られていたことが分かりました。


 このことを市は把握していたのか、とお訊きしましたが、はっきりしたご答弁ではなかったように思いますので、改めてお訊ねします。

 そのような理事会の運営を承知したのは、いつの時点で、どのような対応をしましたか。


〇保健福祉部長

社会福祉法人善智会の理事会の運営において,決議が省略されたことを最初に確認致しましたのは,特別養護老人ホームの整備に係る補助事業の手続きの中で,平成29年5月に入札予定報告書の提出を受けたことにより,決議の省略が行われたことを把握したところであります。


当該法人、設立間もない法人でもあり、その時点で,理事会は基本的に会議を開催し運営するよう助言を行ったところであります。


◎工藤 篤議員

 設立間もないところほど、基本通りに事務事業を行うものだとは思いますが、よほど手慣れているものが、事務方にいたんだなと思いました。

 ところで、助言は口頭で行ったのですか。


〇保健福祉部長

善智会の理事会が決議の省略により行われたことについて,決議が省略されたことを最初に確認した時点で,

・理事会は基本的に会議を開催し運営すること,

・理事会を開催して議論するまでもない議案に対しましては,理事全員の同意および監事の異議がない場合は決議の省略を行っても差し支えないこと,この2点につきまして法人の担当者に対し口頭で助言したところであります。


◎工藤 篤議員

理事会の決議の省略についてですが、函館市社会福祉法人の設立および運営に関する要綱の中に、法人運営の基本事項は、すべて理事会において十分審議し、決定されるものであり、かつ、理事は積極的に運営に参画すべきものであるので、理事会の運営が形式的に流れることなく、必要な都度、適正に開催することと記載されています。


理事会は形式的に流れることなく、適正に開きなさいといいつつ、一方で決議の省略ができるといいますが、これは二律背反のように受け止められるのですが、どのように整合性を図っているのですか。


〇保健福祉部長

社会福祉法の改正により「決議の省略」による決定が可能となりましたが, 本市の社会福祉法人設立・運営要綱の規定にもありますように,基本的には理事会を開催し,十分な審議を経て決議すべきものと考えております。


ただし,より合理的に理事会を運営する観点から,法令等の規定により従わなければならないものなど,議論の余地のない議案については,その都度理事会を招集するよりも文書により同意をし決定する方が効率的とも考えられますことから,そうした場合には,決議の省略を行うことは差し支えないと考えております。


◎工藤 篤議員

 理事会は形式的に流れることなく、必要な都度、適正に開催することと規定しながら、決議の省略をお認めになる、ということはすなわち理事会が形式的に行われるということを是認していることになりませんか。


〇保健福祉部長

社会福祉法人の理事会の決議の省略につきましては、社会福祉法により、一般社団財団法人法第96条で定められているところ、こちらを運用することとされておりまして、社会福祉法人の理事会は,理事が参集して双方に十分な討議を行うことによって意思決定をする場であることから,決議の省略は理事会制度の重大な例外を認めることとなり,定款に定めがなければ行うことはできないこととなっております。


そのうえで議決権を行使することができる理事全員が,決議の目的となる事項についての提案に同意の意思表示をし,かつ,監事も当該提案に異議を述べない場合には,会議を開催しなくても各理事および監事が当該議案を決議することについて責任を伴う十分な意思表示を行っているものと認めることができ,また,提案に全員が賛成であるならば,討議を省略することによる理事会機能の形骸化という弊害の恐れも少ないと、このように考えられているものであります。


したがいまして,必要な定めや手続きに従って行われた決議の省略を認めることは,理事会の形式的な運営を是認しているとは言いがたいものではないかと考えております。


◎工藤 篤議員

 善智会の決議の省略による理事会運営は、「建設工事や備品購入の入札手続と実施結果に関し、所定の手続にのっとる実地である旨を確認するものであることから、決議の省略による決定が適正でないとは判断できないものと考えている。」、6月定例会で答弁されています。

 つまり、建設工事や備品購入の入札手続きと実施結果は、所定の手続き上の実施を確認するだけだから、決議の省略によっての理事会運営は適正だ、ということなのですか。


〇保健福祉部長

入札手続きにつきましては,建設工事手続マニュアルに基づき整理されたものであり,また入札実施結果についても,複数の理事が立会い実施した内容を確認するものでありますので,理事会を招集し議論を必要とする議案とは言い切れないと考えます。

 

ただし,入札手続きにつきましては,建設工事手続マニュアルにおいて入札方法等を理事会で慎重に検討することとしておりますので,決議の省略を否定するものではございませんが,理事会を開催し決議を行う方が,より好ましいこととは考えられます。


◎工藤 篤議員

 先ほども触れましたが、6月定例会で

- 会議開催により必要な審議、検討の上、理事会として決議することが本来の理事会運営の姿であり、議案によっては開催による決議が必要なことであります。
- とも、ご答弁されております。

「議案によっては、開催による決議が必要」とのことですが、それはどういうことを指すのですか。


〇保健福祉部長

理事会の決議の省略のできる事項につきまして、法令上特段の制限は設けられていないものであります。

しかしながら,重要な財産の処分、譲渡,多額の借財など,法人の事業活動として重要な内容のものは,理事会での十分な議論を経て決議することが必要であると考えております。


◎工藤 篤議員

 「法人運営の基本事項は、すべて理事会において十分審議し、決定されるものであり、かつ、理事は積極的に運営に参画すべきものであるので、理事会の運営が形式的に流れることなく、必要な都度、適正に開催すること。」と言いながら、効率的な運営をはかる場合は決議の省略ができる。一方で、理事会は基本的に会議を開催し運営するよう助言を行った。

そして今、「理事会の決議の省略事項について,法令上特段の制限は設けられていない。」とも仰る一方で、法人の事業活動として重要な内容のものは,理事会での十分な議論を経て決議することが必要、等々。


 何か禅問答を行っているようで、私の能力では理解できません。ただ、善智会のやってきたことは、好ましくはないが適正と言えなくもない、という方向に持っていきたい、ということは分かるような気がしております。

市長案件の市長案件たるものとの事務方の苦悩を窺い知ることができます。


私も、ある社会福祉法人の役員として理事会等に参画していますが、市の指導は微に入り細に入り行われるとも聞いております。

今日のやりとり、これらは、善智会に限ってのことではないとしなければなりません。他の社会福祉法人の理事会運営の参考に、是非、分かりやすいように整理して示していただけたらと思います。

いかがでしょうか。


〇保健福祉部長

理事会における決議の省略につきましては,法人の業務執行が停滞しないよう,必要に応じて行われているものでありますが,理事会は開催して決議をすることが基本となることから,他都市における決議の省略の実施例ですとか,国また、若しくは道の助言、こういったものを参考にしながら,市内の法人に対し,決議の省略の運用の考え方についてお示しできるよう検討してまいりたいと考えております。


◎工藤 篤議員

 議長、あと時間が1分しかありません。まだ、3分の1近く残っているのですが、今日はこの辺で終わらせて次回に繋げていきたいと思います。

ありがとうございました。



# by atsushi-kudou | 2019-01-26 17:56 | 新人議員「虚心平気」  

農業・漁業所得2千万円をめざすことについて 30年2月定例会     ≪平成30年12月4日≫

12月定例会の一般質問の準備に連日かかりっきりです。

6月定例会では予定していた「農業・漁業所得2千万円をめざすことについて」を時間を足りなくして質問できませんでした。

9月議会に再チャレンジしようと思っていましたら、それもまた、地震災害を理由に一般質問が取り止めとなってしまいました。(信じられない函館市議会運営委員会 ≪平成30年9月8日≫を参照)

それで、12月定例会で改めて質問しようとしていた矢先、2月定例会でのやりとりが報告されていないことに気がつきました。

議会が終わると、ほっとし、もちろんあれこれ反省はするのですが、すぐ次の案件等に追われ、そのままになっていることが多くなっているような気がしています。

ともあれ、気がついた時点でアップしていきたいと思います。

***********************************

◎工藤 篤議員

今年に入っての1月6日の朝刊に、「1次産業 所得2千万円」「函館市長、事業費計上へ」という見出しが躍っておりました。

記事に目を転じますと、

― 「漁業者、農業者の所得が年間2千万になるよう目指す」、と述べ、市内の一次産業従事者の所得を向上させる考えを明らかにした。新年度予算案に、実現に向けた効率的な産業のあり方や収益の上げ方などを模索するための関連事業費を盛り込む方針。

工藤市長は「(函館の漁業を)流通、加工、観光業に波及させるためには、生産量を維持し、漁業をもうかる産業に変えていくことが必要」と強調。函館の1次産業は急激な人口減少による市場縮小や労働力不足などの課題に直面しており、若い人たちが新たに算入するためにはサラリーマン以上の所得を稼げるあり方を検討する必要があるとの見方を示した。

市農林水産部によると、市内の農業・漁業者の現在の所得は、人によって大きくばらつきがあるが、低いと年間200万円程度の人もいる。市の目標は長期的にこれを10倍に増やす内容だ。(佐々木風人)

― と結ばれておりました。

議員活動の合間を縫って昆布漁業を営んでいる私としては、専業の漁師さんからは半端漁師と思われているかも知れませんが、これまで行政での水産振興の仕事にも携わり、それなりの経験を重ねてきましたので、少なくとも採介藻漁業に関しては、一家言を持っていると自負していただけに、「漁業所得2千万円をめざす」という市長の大胆な公約には、驚いたというか、びっくりしました。そして、半信半疑ながらも、期待させてもらいました。

というのは、漁業を基幹産業としてきた東部4地域は、漁業者の所得向上に色々知恵を絞ってきたのは事実ですが、ある意味既成概念に囚われ、新鮮な発想、大胆な発想が稀薄だったかも知れないからです。

市長は、所得2千万円という、大向こうを唸らせるようなことを仰ったと報道されましたが、少なくともそれを裏付けるバックボーンを持っておられるはずだと思ったのでした。

ところが、時をおかずして、1月17日の定例記者会見では「あまり難しい言い方をしてもだめなので、分かりやすく2千万円の所得を目指すと言っています」と、トーンが下がり、そのあまりの落差をどう捉えたらいいのか困ってしまいました。

そうはいっても、市長としての重みのある言葉です。

少なくとも数値目標を示した以上、必ずや具体的なロードマップを披瀝してくれるものだと思っておりますが、それをお話してもらえませんか。

◇農林水産部長

農業・漁業は、労働環境が厳しいことや気象の変化や相場の変動などの外的要因に経営が左右され、経営が不安定であることなどから、担い手の減少が続いているため、所得の向上に向けた対策を講じることで、農業・漁業をサラリーマンよりも、多くの所得を得ることができる魅力ある産業とし、担い手を確保しようということでございまして、市長はこの所得向上を分かりやすく、お話にもありましたように所得2,000万円を目指すと申し上げているところでございます。

この所得2,000万円を達成するための具体的な施策はこれから検討する段階ではございますが、この2,000万円という所得目標の設定としては、お話にありましたように非常に高いレベルだというふうに考えてございます。

ただ一方で、大きな成果を上げるためには高い目標設定が必要だとも考えておりますし、行政として何も行動を起こさないことが最大のリスクだとも考えておりますので、少しでも農業者・漁業者の所得を2,000万円に近づけることができるよう農業者・漁業者との対話を通じて、様々な施策を模索してまいりたいと考えております。

◎工藤 篤議員

今、部長からのご答弁は予算委員会でもお話聞きましたので、それはいいんです。分かります。

そういうことじゃなくて、2,000万円、例えばコンブ漁業なんかで言えば、予算委員会の中で、所得というのはどういう意味ですかと聞いたら、経費を差し引いた部分だと仰いましたよね。

それで、コンブ漁業にとっては経費ってどのくらい考えていますかと言ったら、約50%ということでした。当たらずとも遠からずということで50%としますと。2,000万円の所得というのは4,000万円の生産高がなければだめということになりますよね。そうですよね、部長。

◇農林水産部長

所得2,000万円ということになりますと、大体経費率50%から多くて60%程度かなというふうに考えておりますので、収入・水揚げ金額が

4,000万円はなければ所得2,000万円の達成は難しいと考えております。

◎工藤 篤議員

高い目標を挙げるのは分かりますが、法外なこと、農林水産部でやろうとしていることは、あれでしょう。とりあえず漁業者、漁協との対話を通じて共に検討すると。市から様々な取り組みを提案して、市の引率による視察で実際の取り組み事例を肌で感じてもらう、この3点に収斂しているようなお答えでした。

これは今までも行ってきたんじゃないですか。目新しいものではないんじゃないですか。所得2,000万円、私は市長のロードマップを聞いてみたいですね。

◇市長

今までの通常の概念でいくと、工藤議員のようなお話になるんだろうというふうに思います。

私は参考のために、ある新聞で、ニトリホールディングスの似鳥会長と、それからアインホールディングスの大谷社長の対談がしばらく載ったんですね。

これに、すばらしいことが書いてあるんですが、似鳥さんが売上高が30億円程度だった1979年 ― かなり前ですね ― 大きな長期計画を立てろと言われて、2002年ですから23年後ぐらいに100店、年商1,000億円、30億円のときに年商1,000億円という途方もない計画を立てて今がある。

そのときに日本一を目指してほしいんですが、どうすれば目指せるか、30年の長期計画を立てること、それで、目標というのは現状の100倍の発想で立てるべきだ。それでなければ、大したことができない。目標が高すぎるのではという新聞社からの質問に対して、現状からの積み上げでは、売り上げは数%しか伸びない。

大事なのは、目標達成のためにどうするのかという逆算の発想だと。だから、目標を高めに立ててそれをどう達成するかというふうに持っていかないと大きなことはできませんよ。そうすると現状を否定することになる。

ちょっとずつ改善するのではなく、新しい乗り物に乗って大部分は捨てるイメージだ。こういうふうに似鳥会長が仰って、それを受けて大谷さんが、トップがビジョンを語らなきゃ他に語れる人はいません。私たちはとにかくやるんだと言うしかないんです。

まず、今始まったんです。私が話したことによって、そこの高みをどうやって目指していくか、5年、10年でできる話しでないのはもちろん分かっていますよ。今までの延長線上でできる話しでできる話しでないのも分かっています。

だから、私は農林水産部には、もう車でさえ自動運転で電気自動車の時代が間もなく来るんです。

漁業だって、ロボット漁船が出て行って、無人で操縦して帰ってくる時代が夢ではないだろうと。

あるいは海の工場化。コンブでも今、家族総出でやっている。海の工場化を目指して機械化していくことによってコンブ漁業も変わっていくんじゃないか。当然そういうことを考えなければ、今の延長線上でやれるかと。

やっている地域もありますよ。農業、十勝、あるいは漁業、オホーツク、そういうところで、それぐらい稼いでいる人たちがいるわけですね。だから、夢ではない。

ただ、非常に難しいというのは覚悟していますから、その目標をまず定めなければ、そこにみんなで様々な知恵を出し合って、有識者も漁業者も、そして市役所も、そういうことでハッパをかけたのが、今の私の姿であります。そういうことですね。

だから、そのロードマップというのは、これからつくるんであって、今あるわけではないですよ、もちろん。

◎工藤 篤議員

ということは目標で、手立ては何もないということですね、今のところは。目標を高く上げて、そこに向かって行くということなんですね。

しかし、どうなんでしょう。ニトリさんとかそういうところの商業の問題と漁業の問題は違うんですよ。

モノがなければとれない、そのモノがイカも含めてですよ、コンブも含めて減産になっていく。モノをとるためにやろうとしているのに、ロボットだとかそんなことやったってどうもならないんじゃないですか。まあ、こんな議論をしてもしようがないんですが、がっかりしましたね。

市長は、本当にキャッチフレーズの作り方がうまいですね。今回の一次産業所得2,000万円はもとより、スペイン広場、ビバリーヒルズなど、市民に何だと思わせて、引きつける力は天才的だと思っています。

しかし、すぐトーンダウンして、実はこうなんだと言い訳をする。結局中身がなく、結果として言葉が軽く見られると。

まあ、これに引きずり回される周囲はたまったものではないと。ぜひ、落ちついて、キャッチフレーズに見合った裏付けを口にして、我々に示していただきたいなというふうに思います。

確かに、縄文時代にコンブやっていたのかどうか分かりませんが、縄文時代から家族総出で。そういうモノの言い方というのは、いかがなものなんでしょうかね。

まあ、いいでしょう。これもまた長年の懸案で目標ですから、農林水産部はちょっと大変でしょうが、ぜひ市長の思いを引きずり出して、そういう事業に

進めていただきたいなと思います。

ただ、今回の3点、基本計画200万円ですか、その中で届いているやつを、これはずっとやってきたんですよ。しかし、なかなか成果が現れないと。そういう状況の中で悩んでいる訳ですから、農林水産部は大変でしょうが、よろしくお願いしたいと思いまして、この項は終わりにします。



# by atsushi-kudou | 2018-12-04 22:09 | 新人議員「虚心平気」  

市長の不規則発言 30年2月定例会                  ≪平成30年11月23日≫

 今年の2月定例会で、市長の不規則発言がありました。

3月1日付北海道新聞朝刊の見出しは≪函館市長、市議に「ばか」≫、≪市議会で発言≫とあり、続いて記事は、

-(略)工藤寿樹市長が質問した市議に対し、答弁直後に「ばかじゃないか」と発言する一幕があった。(略)質問したのは小野沢猛史氏(市民クラブ)。3月末で退職する市幹部らの再就職に関し、上司に当たる別の幹部が市内の企業にあっせんしたか否かなどについて問いただした。

工藤市長は否定して「あなたの詮索にいちいち答える必要はない」と当初取り合おうとしなかった。だが、小野沢氏に「(あっせんの情報があり)きちんと説明して」と食い下がられると、「それガセネタ(信ぴょう性に乏しい情報)じゃないの。きちんと調べずに本会議で質問すべきことではないと思いますよ。冗談じゃないですよ」と答弁。なおも追求する小野沢氏に、工藤市長は着席した状態で傍聴席に聞こえる声で「ばかじゃないか」と言った。

- というものです

副市長が市幹部の再就職をあっせんしたのではないか、との質問に対し、市長は「再就職を要請するために、特定の企業を訪問したことはこれまでないと、副市長から聞いている。」と答弁したのですが、

小野沢議員は、「副市長から電話があり、要請に行ったのではなく、断りに行ったとのことでした。依頼されていないのに、断りに行くというのは理屈上あり得ないので、いつ、どこで、だれに、どんなふうに、市職員の再就職を依頼されたのか、説明されたい。」、と食い下がられると、市長がだんだんヒートアップしてきたのが言葉の節々に伺えました。

(時系列でなぞると長くなりますので、興味のある方は、函館市のトップページを開いて30年2月定例会の会議録をお読みください。)

いずれにしても、質疑の中で副市長は公務の一環として再就職のあっせんを受けたことが明らかになりました。

市長公約に市職員の天下り自粛というのがあり、透明性の確保を図りつつ、人材の有効活用を図る仕組みとして函館市退職予定者人材バンクを設置してきた経緯があっただけに、小野沢議員は「職員の再就職については人材バンクに一元化しているのだから、そのシステムを活用した方がいい。どんな立場の方であれ、抱え込んでしまうと不透明さを否めなくなる。」といった趣旨のことをお話されたのでした。

この他にもやりとりはありましたが、ともかくこういう流れの中で、前述した市長の「ばかじゃないか」との不規則発言があったわけです。

その後、3月12日に議会運営委員会が開かれましたので、私は、「議事録にはないが、報道、しかも全道版に載っていることでもあり、確かな事実。不穏当発言として受け止める必要がある。議会運営委員会としてどう判断するのか」と問題提起しましたが、驚いたことに、「市長の発言が聞こえなかった人もおり、深い議論はできない」とか「発言は残念だが、今後はお互い信頼しあった方がいい」などとピンぼけ発言が相次ぎ、全くの及び腰。

せめてもと、事態の収拾を議長に一任という形に持っていきましたが、議会としての矜恃、そんな言葉を見いだすことは無理でした。

議長に一任したものの、何の動きも見られませんでした。一蹴されたのかも知れません。

抗議すべき時に、抗議しないのは卑怯者である、という言葉があります。

とは言え、市長の人品と同じくみられないように、トーンを抑えての発言になりましたが・・・。

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◎工藤 篤議員

今定例会の小野沢議員の代表質問における市長の不規則発言についてでございますが、2月28日に行われた代表質問2日目、小野沢議員の質問中、市長が自席で口にした言葉がはっきり聞こえました。

とは言え、その言葉に一瞬耳を疑いましたので、確認する意味で同僚議員に聞いたところ、私が聞いたのと同じでした。

私に聞こえたということは、小野沢議員にも聞こえたようで、「市長、そんなに興奮しないで。どうぞカームダウン、カームダウン。」と言われました。

「カームダウン」は「落ち着いてください」という意味なんだろうと思いますが、落ち着いた、諭すような応対だったのと、終了時間が来て、議長の「小野沢議員の代表質問はこれで終わりました」との宣言で終了したという、そういう顛末がありました。

翌日の新聞にも報道されましたので、もう周知の事実なんだろうと思いますが、このことについて市長のお考えをお訊きしたいと思います。

◇市長

今、工藤篤議員から、私の代表質問での件に関して、お尋ねがありました。

私から申し上げることは何もございません。

◎工藤 篤議員

過般の議会運営委員会でも取り上げられ、議場内のことでもあり、取扱いについては議長の捌きに委ねようということになりましたが、現在まで何も動きがございませんでした。

事実は事実ですが、それを殊更、どうしようとする気持ちはありません。生産的な話ではございませんから。

ただ、このままなかったとうことにもできません。本会議中にあったことですから、それぞれ議員としての受け止め、議長の捌きも含めて函館市議会としての対応もまた問われることになるんだろうと思います。

そういう意味では、議員の一人として議会運営委員会で問題提起し、今日、市長にお聞きしましたので、まあ、何も答えることはないというお話でしたが、今後、その推移を見守っていきたい、ということでこの項は終わります。

ただ、自戒の念も込めて、市長に次の言葉を送りたいと思います。

論語の一節ですが、

「子曰く、君子 重からざれば、則ち威あらず。学びても則ち固ならず。忠信を主とし、己に如かざる者を友とする無かれ。過ちては則ち改むるに憚ることなかれ」

生意気なことを申し上げたかも知れませんが、お許しください。



# by atsushi-kudou | 2018-11-23 17:00 | 新人議員「虚心平気」