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質疑:はこだてみらい館・はこだてキッズプラザ関係経費 28年3月議会  ≪平成28年11月14日≫

先月末、久方ぶりに高校のラグビー部時代の仲間と一杯やったのですが、その際、後輩から「篤さんブログ更新しているの?」と言われてしまいました。

強い時代のキャプテンでナイスガイという言葉がピッタリ、加えて先輩思いなのでしょう、やんわりと忠告してくれたようです。(笑い)

今日から金曜日まで出張です。所属している民生常任委員会の行政視察で東京都世田谷区役所、その後兵庫県明石市に出かけるのですが、その前に横浜市で自治政策講座「自治体・地域課題の最先端を知る」が開かれるので出席することにしたのです。

いわゆる政務調査費を使わせてもらっての受講ですが、函館市の場合は、巷間言われているような余裕ある額でないので、帰りの交通費を政務調査費から出さなくてもいいのでタイミングがよかったのかなと勝手に思っています。

いずれにしても、外を見る、勉強会に出させてもらうというのは、自らの資質の向上を図るという面でも意味あることです。大事に使わせてもらいます。

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◎工藤 篤議員

函館駅前若松地区市街地再開発事業費についてですが、昨年12月議会の一般質問で、駅前再開発ビルについて、総事業費55億2,400万円から市の保留床売買額と補助金額を差し引いた25億3,910万円が実質的に事業者が調達しなければならない金額になると思われるが、との趣旨で質問しましたら、そのとおりという御答弁でございました。

次に、市の保留床と権利床は、既に売買されたか、また売買の対象にならないものだから、延べ床面積からその分を差し引いた面積、1万3,674.56平米を25億3,910万円以上で売買しなければ事業にならない。その場合の平米当たり単価は18万5,680円になるが、そういう理解でいいのかとの趣旨でお聞きしましたら、権利床は総事業費の中に加えるというようなカウントの仕方ではなくて、権利床はあくまでも従前の財産に見合った分を新たな新ビルのほうで確保するということで、従前の権利者の方は取得をするということは要しないとい

うことになりますので、との御答弁で、時間切れとなってしまいました。

それで、御答弁の前段部分、権利床を総事業費の中に加えるというようなカウントの仕方ではなくて、とはどういうことなのでしょうか。

私は、権利床はそもそも従前の権利者の財産に見合う分として延べ床面積に内包されているが、売買の対象、すなわち総事業費というか工事代金を賄う対象にはならないと理解しているのですが、いかがでしょうか。

○都市建設部長

権利床につきましては、従前の権利者の資産に見合う分として、新しい再開発ビル内に確保されるものであり、権利者に売却するものではないことから、昨年の第4回市議会定例会におきまして、総事業費を賄うための保留床処分金の床単価を算出しようとする際には、この権利床の床面積は計算に加えるものではないということで御答弁させていただいたものであります。

◎工藤 篤議員

権利床は売買の対象にならない、つまり総工事費を延べ床面積から権利床面積を差し引いた数値で除した値を計算してみますと、平米当たりの建設単価は34万200円になったのですが、そういう理解でいいですか。

○都市建設部長

工藤議員が示された算定方法によります1平方メートル当たりの建設価格につきましてはそのとおりでございますが、保留床部分の建設価格を算出する際は、権利床のほかに建物の廊下、階段、エレベーターなどの共用部分が区分所有者全員の共有となりますので、この部分の面積5,865.89平方メートルについても差し引いて算定する必要があります。

◎工藤 篤議員

ということは、再開発ビルの延べ床面積1万7,776.73平米のうち、市の保留床が2,562.94平米と権利床1,539.23平米、それに今、御指摘のありました共用部5,865.89平米を引いた7,808.67平米を先ほども申し上げました25億3,910万円以上で売らなければ事業にならないということになります。

それによりますと、平米当たりの単価としては32万5,164円になりますが、そういう理解でいいのでしょうか。

○都市建設部長

ただいま工藤議員が示されました1平方メートル当たりの平均価格につきましては32万5,164円となります。

◎工藤 篤議員

再開発ビルの総事業費55億2,400万円を補助金がない状態で考えると、延べ床面積から売買の対象にならない権利床1,539.23平米と共用部5,865.89平米を引いた保留床全体1万371.61平米をベースに計算すると、平米当たり53万2,607円になります。また、補助金16億9,970万円を総事業費から差し引いて計算した場合は、同様に平米当たり36万8,727円になります。

これらの計算をベースに考え、市が買い付けた12億8,520万円の平米当たりの建設単価を計算してみますと50万1,455円、1坪でいうと165万7,702円となりますが、そういう理解でよろしいですか。

○都市建設部長

ただいま工藤議員がお示しされたとおりでございます。

◎工藤 篤議員

わかりました。

それでは、次に進みます。

最初の1番に戻りまして、議案第71号公の施設の指定管理者の指定について、はこだてみらい館・はこだてキッズプラザについてでございますけれども、議案第71号に関連して、予定案件資料に記載されている管理委託料5億9,718万5,000円の積算内訳と施行予定月日をお知らせください。

○経済部長

管理委託料5億9,718万5,000円につきましては、4年半分の経費でございますけれども、選定されました指定管理者からの提案金額でございまして、指定管理者のほうでは必要経費のうち、一部、自主事業で行う分、これが146万6,000円あるんですが、その部分は自主事業で、みずからの収入ということで、それを差し引いた金額の提案ということでございます。

それで、その内訳なんですけれども、スタッフの人件費として、4年半分ですけれども、約3億8,800万円、それから光熱水費、インターネット通信費、補修費などで約1億5,300万円、それからワークショップ等を開催するための事業費で約5,700万円というふうになっております。

それから、2点目の条例の施行年月日についてですけれども、これは規則で定めることとしておりますが、10月15日を予定しているところであります。

◎工藤 篤議員

わかりました。

続きまして、2番の議案第1号平成28年度函館市一般会計予算のうちの商工業振興費、はこだてみらい館・はこだてキッズプラザ関係経費のことでございますけれども、予算説明書163ページ、商工業振興費のはこだてみらい館・はこだてキッズプラザ関係経費1億347万6,000円の内訳として、債務負担行為分6,907万円は新年度の管理委託料だと思うのですが、そのほかの3点はどういう趣旨のものなのか、支出先というか相手先を教えてください。

○経済部長

まず1点目の、はこだてみらい館高精細LEDパネル経費ですけれども、これは、みらい館に設置する予定のコンテンツの一つであります、縦2.4メーター、横14.4メーターの4Kメディアウォール、それに必要なLEDパネルの賃借料となっておりまして、その借り先、契約相手は、国内で唯一取り扱いをしているソニーPCL株式会社でございますので、支払い先はそこになるということでございます。

それから2つ目、施設管理経費ですけれども、これは、みらい館及びキッズプラザが入居します再開発ビル――キラリス函館の共用部分にかかわるビル管理費でございまして、ビルの管理組合に支払うという内容のものでございます。

それから3点目、その他諸経費ですけれども、登記のための手続費用、これは市街地再開発個人施行者に支払うものでありますほか、みらい館及びキッズプラザに設置をしますインタラクティブサイネージ、これは双方向の映像表示になるものですけれども、そういう機器の保守委託がございますが、それをソニーPCL株式会社に予定しておりますので、そこに支払うものとなっております。

それから、さらに自動券売機の賃借料、それからパンフレットの作成等につきましては、今後、入札によりまして業者を決定するという予定でございます。

◎工藤 篤議員

わかりました。

それで、両施設のオープンは平成28年10月と伺っていますから、年間を通じては高精細LEDパネル経費1,296万円を除いた予算の2倍、1億8,000万円余りという理解でいいですか。

○経済部長

まず、LEDのパネル経費ですけれども、これ、お示ししておりますのは6カ月分の賃借料でありますので、年間では2,640万円ということになります。

それから、2つ目の施設管理経費につきましては、平成28年度予算の中ではビル管理組合の設立時に必要な経費を含んでおりますので、それらを除いて年間で考えますと約2,500万円となるものでございます。

その他諸経費につきましても、登記費用などは、当初、初年度のみの経費ということになりますので、それらを勘案しますと年間で約260万円となりまして、年間の指定管理委託料が約1億3,300万円になりますので、2施設合計で通年ベースで約1億8,700万円という形になります。

◎工藤 篤議員

ありがとうございます。

両施設がオープンするに当たって、関連予算のこれまでの総計は幾らになりますか。

○経済部長

和光の再開発ビル3階・4階の保留床取得費ですけれども、これは平成27年度の契約変更を経ておりますが、16億3,814万4,000円となっております。

それから、その前段での整備設計等に係る経費が1,200万円、それからコンテンツ等の制作を行うための施設整備費が3億6,418万7,000円でありまして、総計ではおよそ20億1,433万円と見込まれます。

ただ、これが全て、当然、一般財源というわけではありませんで、国の交付金、それから合併特例債等も充てられるということでございます。

◎工藤 篤議員

わかりました。

次に、新年度の予算以降、平成33年3月31日までの4年間の見込みを教えてください。

○経済部長

平成28年10月15日から平成33年度末まで4年6カ月の間、管理運営をしていくためには、指定管理料、それからビル管理費、それからLEDパネル経費、その他諸経費など総額で約8億4,800万円程度となる見込みでございます。

これらの経費のほかに、2つの施設を魅力ある施設として維持していくため、将来的にですけれども、コンテンツの更新費用というのが必要になってくるものと考えますが、仮にこの期間内にそれを更新するということになれば、その分の経費も変わることになりますけれども、その更新につきましては、開設後、いろいろ来場者の反応等も見ながら内容等について検討して判断していくことになります。

◎工藤 篤議員

わかりました。

次に、予算説明書30から31ページですが、商工使用料の中の、はこだてみらい館使用料及びはこだてキッズプラザ使用料ですが、これも半年分の積算ということになりますから、年間では両施設合わせて9,856万円となります。また、入場者数は、みらい館が年間ベースで13万2,580人、キッズプラザが10万5,100人になります。それで、使用料の基本となる入場者数の積算の根拠をお知らせください。

○経済部長

みらい館の入場者数につきましては、平年ベースで類似都市の実績などを参考にしまして、まず市民が5人に1人ぐらいは入場するとしまして年間で約5万4,000人、それから観光客につきましては、近くにあります摩周丸の入場者、直近では約4万4,000人なんですけれども、それの1.5倍の約6万6,000人ということで、12万人の入場を想定したと。

その上で、平成28年10月からの来年度の半年間につきましては、新幹線の開業効果もありますし、あと新規施設のオープンという、そういう効果も勘案しまして、10%を上乗せした入場者数を想定して、予算書に記載の6万6,290人としているものでございます。

それから、キッズプラザにつきましては、現在、棒二森屋の6階のほうで大門キッズスタジアムがございますが、平成26年度は約6万8,000人の入場者がございまして、その約1.5倍の入場を想定しているところであり、半分にする

と5万1,000人というふうになります。

あと、託児施設は、いろんな施設も参考にしまして、1日当たり9名程度が利用すると想定をしまして算定したものでございます。

◎工藤 篤議員

わかりました。 以上で終わります。

by atsushi-kudou | 2016-11-14 10:11 | 新人議員「虚心平気」  

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