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部活動充実に予算化-外部指導者制度   ≪平成28年2月11日≫

 昨日、函館市は新年度予算(案)の記者発表を行いました。
 記者発表の前に議員に対しての説明がありましたが、私にとっては非常にうれしい事業が提案されております。外部指導者の力を借りて中学校の部活動の充実をはかる「部活動地域支援者活用事業」です。

 昨年の3月議会で「中学の部活動」を取り上げ、外部指導者の拡大、充実を図るべきではないかと提案しました。
 趣旨は、
• 教員の負担軽減
  ・勤務時間
  ・専門外指導による精神的な負担の軽減
• 専門的なコーチングにより生徒の可能性を引き出す機会創出
• 全道・全国大会出場を目指す意欲の喚起
• 全国大会出場等、生徒の頑張りにより話題性が高まり、地域の求心力が働き、活性化に寄与する、等々です。

 具体的なやりとりについては、「中学の部活動 平成27年3月議会-平成27年12月18日」を参照願いたいのですが、教育委員会からは、
「各学校に、北海道教育委員会が実施している地域スポーツ指導者の派遣を周知したり、文化やスポーツの社会教育関係の団体に部活動の指導に協力可能な指導者の紹介をお願いするなどの連携を図りながら、教員の負担軽減や部活動の充実を支援してまいりたいと考えている。」、との答弁でした。

 それで、答弁の中の北海道教育委員会が実施している地域スポーツ指導者の当市における具体的な活用例を伺ったら、現段階ではないということでした。
 ただ一方で、現場(中学校)では6校で8名の外部指導者(全てボランティア)が7つの競技の指導に関わっているとの報告がありました。

 いずれにしても、教育委員会としては、
「少子化による廃部、休部の増加や、また専門的な技術指導ができる教員の不足、また担当教員の負担が大きいことなどさまざまな課題があることから、全国的に部活動の工夫、改善に向けた方策が検討されている。」、との全国的な課題を認識しつつ、さらに北海道段階でも
「運動部活動の工夫改善を目的とした実技の指導力を有する地域の方を地域スポーツ指導者として、中学校そして高等学校に派遣するという研究事業を始めたところ」、なので、市教委としても
「まずは部活動の趣旨を踏まえた上で、こうした道教委の事業が本格化されて教員の負担軽減が図られていくように、教育委員会としても取り組んでまいりたいと考えている」、との答弁でした。

 それに対し、
「道教委、道教委っていう、道教委の後を追っかけるのではなくて、追っかけて追い抜いていくっていうか、気構えをぜひ持っていただきたい」、
 さらに、
「子供たちの可能性を引き出していくのは、大人の責任であり、そのことによって、例えばスポーツにおいて全国大会に出場するとかが話題になることによって地域の活性化なり、求心力が働く、ぜひそういう面でも前向きにお願いをしたい」、と結びました。

 いずれにしても、提言が何らかの形で政策に反映されていくというのは達成感があります。今後も推移を見守っていきたいと思います。

by atsushi-kudou | 2016-02-11 19:20 | 新人議員「虚心平気」  

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