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予算特別委員会、退職手当債について     ≪平成24年5月22日≫

 昨年の市長選挙において、工藤市長(当時:候補)は退職手当債は赤字地方債なので、次世代にツケを残すことから発行しない、と殊更強調し、退職手当債発行は財政運営が稚拙というような印象を有権者に与え、結果、退職手当債悪玉論が独り歩きしていたが、当選後の6月議会で、すでに前市長の下で策定された平成23年度予算についても、「発行すべきでない」「全額減額補正対応する」と大見得を切った。

 しかし、最終的にいわゆる資金繰りが叶わず、退職手当債に手を出したが、以下に6月議会、9月議会、12月議会での市長の発言を記したので、その微妙な変遷を感じとられた上で、予算特別委員会でのやり取りを読んでいただきたい。

 なお、市長は「赤字を出すと起債の制限がある。」と答弁していたが、それは間違いであったことがお分かりになると思う。
 確かに以前はあったかも知れないが、法改正によって、それは無くなったのである。恐らく、市長はそういう改正があったことを知らなかったのだと思う。

【市長の発言】
Ⅰ.平成23年6月議会
☆今年度の退職手当債につきましては、普通交付税、市税などの収入見込みや歳出予算の執行状況など、年間の収支見通しを見きわめ、一定の対策を講じながら今年度中には全額を減額補正対応したいと考えております。

☆(退職手当債は)団塊の世代の退職により大幅に増加した退職手当に対応するための起債で、交付税措置のないいわゆる赤字地方債であります。このような赤字穴埋めのための借金は将来の世代に過大な負担を残すことになり、今後、福祉や教育など各種事業の執行にも支障を来すことにもなりますので、今年度当初予算計上しております退職手当債につきましては私は発行すべきではないと考えております。

Ⅱ.平成23年9月議会
☆退職手当債につきましては、団塊の世代の退職によりまして、大幅に増加した退職手当に対応するために、起債で交付税措置のない、いわゆる赤字地方債でありまして、このような赤字穴埋めのための借金というのは、将来の世代に過大な負担を残すことになりますので、原則として発行すべきではないと考えているところであります。
 しかしながら、今年度の財源不足は普通交付税が予算を大きく下回ったことに加え、東日本大震災の影響で、今後特別交付税も減少が懸念されている状況にあることや、行財政改革の効果が1年分、途中からになりますので、1年分、年間分が見込めないなど非常に厳しい状況にあります。
御指摘の今年度、既に当初予算で計上されました退職手当債の22億円の対応につきましては、年間の収支見通しを見きわめた上で、今後実施可能な対策を講じながら、なお不足する分については、来年度以降の財源フレームも視野に入れながら、総合的に判断してまいりたいと考えております。

☆そういう中で、当初予算で22億円の退職手当債を既に前市政のもとで組んでしまったわけでありまして、これを穴埋めする財源をできる限り努力をしながら発行しない努力というのは当然すべきで、私の責任のもとでは一切もう退職手当債の発行というのは予算化するつもりは全くありませんけれども、既に当初予算で組んでしまっているこのものは、かわりの財源がなければ穴埋めできないわけでありまして、その部分についてはできる限りの努力をする考えでありますが、今行革を私は秋の陣と言ってますが、この行政を本格的に今月中にも始めようと思ってますんで、その中で対策を講じても、原則的に大きく効果が出てくるのは来年度以降になりますので、なかなか今の財源の穴埋めには間に合わないということもあります。
その辺、場合によっては赤字に、私は退職手当債を発行しないで赤字にしてもいいんだということまで極端には申し上げてきましたけども、実際の財政運営を考えると、赤字にすれば起債の制限だとかいろんなことが出てきますので、その辺は議会の皆さんともきちっと議論をいただきながら、総合的な判断のもとでこの財源をどうするかということを考えていきたいと思っております。

☆退職手当債につきましては、(略)年間の収支見通しを見きわめた上で、今後実施可能な対策を講じ、なお不足する分については、来年度以降の財源フレームを視野に入れながら、総合的に判断してまいりたいと考えているところであります。

Ⅲ.平成23年12月議会
☆(略)今後の行財政改革につきましては、本市の財政を再建させるため、退職手当債などの赤字地方債の発行や、基金の取り崩しに頼らない収支バランスが保たれた財政状況を目指さなければならないものと考えており、そのためには職員数の削減ばかりではなく、職員給与や施策の見直しなど、行財政運営全般にわたる各種の対策を進める必要があると考えております。

☆私は退職手当債などの赤字地方債と基金に頼らない、収支バランスのとれた財政運営を実現するため、財政再建の集中対策期間を設け、不退転の決意で行財政改革に取り組むこととしているところであり(略)

☆私は、退職手当債などの赤字地方債と基金の取り崩しに頼らない収支バランスの保たれた財政運営にしなければならないと考えておりますが、財政の中期的な見通しでもお示ししたとおり、毎年多額の財源不足が見込まれるところであり、この難局を乗り越えていくためにも、早期に対策を講じる必要があるものと考えておりまして、事業仕分けなどによる施策の見直しはもとよりでありますが、職員給与の独自減額も、新たな給与制度の構築を待たずに実施する必要があると判断したものであります。

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◎工藤 篤議員
 次に、「退職手当債について」に移ります。
毎年30億円の赤字穴埋めの借金を重ね、タチの悪いサラ金的な借金とさっき100億円つくったというふうに申し上げました、そのことに対しては、これ恐らく純粋なる赤字地方債である退職手当債のことをおっしゃっているんだなというふうにして思いますが、資料3を見ていただきたいと思います。

これは、平成24年度の一般会計公債費の内訳を見たわけですけれども、それらからしますと、平成16年度退職手当債が、平成16年度、平成17年度がないんですが、平成18年度が10億6,700万円、平成19年度22億3,000万円あまり、それから平成20年度が21億4,900万円ですね。
平成21年度が20億と、平成22年度は当初予算で計画したみたいですが、結果的には発行しなかったということがわかります。

つまり、先ほど言った20億円強ですね、ちょっと上回るぐらいの数字を30億円ということで10億円も水増しをして書いているわけなんですよ。いくら選挙戦と言っても、財政通と言われる工藤市長がそんなちょっと調べればわかることを水増しして大げさにおっしゃるわけがないわけでございますから、これだけとってもいかにミニコミ紙がいい加減なのかわかるような気がいたします。

ところできのう、一昨日ですか、補正予算が賛成多数で可決されたので、先ほどの公債費内訳92ページに追加で記載されることに恐らくなるんだろうというふうに思いますが、その16億円、最終的には決算でなければ確定しないわけですけれども、その16億円を借りた場合の償還内訳を資料4としてつくってみました。

私がつくったものですから正確かどうかはわかりませんけれども、大体こんな感じなんだろうと。
これでいきますと、利子が1億8,720万8,766円、若干数字は動くと思いますが約1億8,700万円、これが退職手当債を発行しないといいながら発行した結果として利子がこの分余計にかかる、この分市民負担になっているんだということをこの表で明らかになったのかなというふうに思います。

市長は6月議会で今年度中に全額を減額補正したい、減額補正対応したい。今年度当初予算計上している退職手当債については、私は発行すべきではないと答弁し、まあ大見栄を切ったわけでございます。

9月議会には、私の責任のもとでは一切もう退職手当債の発行というものは予算化するつもりは全くないが、常に当初予算で組んでいるものは代わりの財源がなければ穴埋めできないので、できるだけの努力はする。場合によっては退職手当債を発行しないで赤字にしてもいいんだということまで極端に言ってきたが、実際の財政運営を考えると、赤字にすれば起債の制限とかいろんなことが出てくるので云々、というふうに若干トーンが下がってきました。

ミニコミ紙が財政通と称賛はしていましたけども、まあそこの部分だけ見ますと、果たしてそうなのか疑ってしまいました。
ここの部分だけミニコミ紙の文言を例に出すのはおかしいんですけれども、いずれにしても行政の仕組み、中身に通暁していない方が市長になったのならいざ知らず、財務部次長、財務部長、企画部長、助役、副市長を歴任された方が一旦引き継いだ予算であるが、赤字穴埋めのための借金は将来の世代に過大な負担を残す、今年度当初予算計上してる退職手当債を発行すべきでないと考えている、と明言した以上やるべきではなかったんだよ。

武士に二言はないというのは時代錯誤にすぎるかもしれませんけれども、政治家が一旦口にしたものを、きちんとした釈明もせずに手の平を返すように、他の財源措置ができなかったので云々と、退職手当債の発行する補正を結果として私ども市民クラブは同意できませんでしたけれども、その16億円の借金は平成24年度以降引きずっていくことになるわけでございます。

そして、その利子は先ほど申し上げましたように、1億8,700万円あまり余計かかるわけでございます。
これは市長だけの問題ではなくて、それを決定したいわゆる意思決定機関としての議会、容認した個々の議員の責任であるということにも思いをいたさなければならないというふうに私は考えております。

ということを申し上げて質問でございますけれども、赤字を出すと起債の制限があると答弁しておりますけれども、実際はどうなのか教えてください。

○財務部長
 起債の制限があるか、というお話ですけれども、過日の総務常任委員会でも小野沢委員から同様のご質問がございました。
現実的には、法律上ございません。
しかし、いろんな制約、基金残高がありながら、赤字をつくるということがいかがなものかということで、当然指摘はあるものと考えております。

◎工藤 篤委員
 ということは、基金残高があったなら、基金から引き出して財政運営する対応もあったということですね。お訊きします。

○財務部長
 基金残高があるということは、基金を活用できるということなので、基金残高があるのにどうして赤字にするのかという指摘から、結果的に見えない制限と言いますか、圧力は相当かかると思います。

◎工藤 篤委員
 部長ちょっと厳しいご答弁というか、ちょっと矛盾しているんですよ。
なぜかというと、基金があれば、市長は赤字を出すと起債の制限があるというふうに答弁しているんですよ。
基金があれば赤字にならないんですよね、赤字にならないんですよ、前段の部分としては、そうですよね。
ですから、そういう意味では、基金を活用した補正予算の対応ができたはずなんです、やろうと思えば。
しかし、そういう選択をしなかったということでございます。

ただ不思議に思うのは、市長は赤字を出すと起債の制限があるというふうにしておっしゃっていたものですから、しかしそれは今部長の答弁で、そういうことはないということがわかりました。

私も勉強させてもらったら、(基金の発行は)許可制から協議制に移ったわけですから、赤字になろうがなるまいが、極端なこと言えば議会で許せば、必ず協議はしなければならないけれども、貸してくれるところがあれば赤字でも起債はできるというふうにして私学んできました。
もし、違ったら後で教えていただければというふうに思います。

それでもう1つあります。退職手当基金といいますか、退職手当引当金の創設っていうのは、過去において考えなかったんでしょうか。

○財務部財政課長
 退職引当金ということで、通常の民間企業であればいわゆるその退職引当金ということで将来の退職金の財源ということで積み立てるというような手法でございますが、一般的に地方公共団体いわゆる市町村レベルの会計の中では、そういう会計というのは現時点では存在していないというのが現状でございます。

◎工藤 篤委員
 私が調べた中では、退職手当基金というのが存在しているというふうにしてお聞きしたものですから、ちょっとお互いに違いますので、改めてまたそこは勉強し直してお訊きしたいというふうに思います。

ただ町村の場合は、退職手当組合というものがありまして、そこに参画をして、退職者が大量に出た場合についても毎年度積み立てをして、それで対応するという制度を担っておりますから、なぜ函館市はそういう選択をしなかったのかなということをお訊きしたいと思います。

○財務部財政課長
 すみません。基金、退職手当の例えば基金の部分ですとか、今の組合の部分ですとかということで、私も市いわゆる中核市レベルの市の財政構造の中には、なかなかないということで先ほどないというふうに申し上げました。
ただ、ほかのその今委員のおっしゃる話ですとか、それから町村レベルでの話というのが、法的にどういうようなその位置づけの中で行われるかというのもちょっと勉強させていただいて、いわゆる中核市である函館市が実際にそういうような組合に入れるのか、あるいはその基金を持っていいものなのかということで調査させていただきたいと思います。

◎工藤 篤委員
 私も詳しく調べたわけでございませんから、今になっては(退職手当基金の創設なり退職手当組合への加入については)手遅れなんです。今となっては、もう。
ある意味では、恐らく町村の場合は(職員の)人数少ないものですから、1回に(退職者が)大量に出れば(退職手当の支給に)債困るんで少しずつ積み立てをして、ある意味で退職手当基金みたいな形で運用をしていると。
しかし、市の場合は2,000人も3,000人もいましたんで、そういう意味でスケールメリットがあるから、わざわざそういう組合に入って事務費も払わなくたってやっていけるだろうという、恐らくこれは予想ですけれども、そういう対応でやったんだろうというふうに思うんです。

だからこそ、なお将来のいきなりその団塊の世代が生まれたわけでなくて、そういう世代が出てくるわけですから、過去のことを話してもしょうがないんですけれども、それに対応した財政運用を(事前に)すべきであったなというふうに私は思っております。
思いですから、そういうふうに受け止めてください。
それと、時間もございませんから、次に進みます。

# by atsushi-kudou | 2012-05-22 22:51 | 新人議員「虚心平気」 | Trackback | Comments(0) 

予算特別委員会、予算・財政について      ≪平成24年5月18日≫

 本会議での一般質問に引き続いて財政課題について取り上げた。
 一般質問用に用意した資料と併せて4種類の資料を理事者及び委員(議員)にも配付させてもらった。
 その資料配付も前例がないということで、議事運営委員会で協議した結果、許されたのだが、今まで委員(議員)側が用意した資料等を基にした質疑が行われていなかったということを物語っている。少し驚きであったが!

 ブログには、それらの資料を(操作的に)載せれないのが残念だが、ご容赦願いたい。

 なお、主な用語の説明を記したので参考にしてください。

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◎工藤 篤議員
「予算について」であります。
「財政について」でございますけれども、私は財政っていう直接仕事についたことがないものですから、どちらかというと苦手なんですけれども、そうも言っていられませんから、今勉強中でございます。
そういうわけですから、的外れな質問がありましたら課長、ぜひ遠慮なさらないで指摘してもらえればというふうに思います。

公債費(註A)の未償還元金についてなんですが、財務部調製の平成24年度一般会計特別会計公債費の内訳及び平成24年度公営企業会計企業債償還長期借入金償還金の内訳の総括費を参照したんですけれども、そうすると普通会計が平成24年度当初の未償還元金が1,602億5,256万1,000円、企業会計の平成24年度当初の未償還元金が1,062億2,450万9,000円と、合わせて2,664億7,707万円というように書かれておりました。

予算書の12ページの第4表、地方債の合計が89億9,870万円となって、前年度比マイナス32%なっております。
中身を見ると退職手当債を発行しないという決意の表れを示しているけれども、通常債も42億8,100万円と平成23年度の62億2,900万円から約20億円少なくなっており、率でも31.3%と少なくなっております。
借金少なくするのは結構だと思うんですけれども、この要因は何だったんでしょうか。

○財務部財政課長
 平成24年度の借入金の減ということでございます。
たまたま平成23年度中に大きな事業が終わったということで、大きくは事業、いわゆる3園統合の施設の事業が終わったと。
それから、西、弥生の小学校の大規模事業が平成23年度で完了するということに伴いまして、起債の借入金額が減少しているということでございます。

◎工藤 篤委員
 わかりました。
大きな事業が一段落したということで受け止めておきますが、今年はある意味で、そういう意味では新規事業が少ないということで理解してよろしいのかなと思いますけれども、来年度以降もそういう傾向が続くんでしょうか。ちょっと参考までに。

○財務部財政課長
起債の借入額の減イコールその普通建設事業の減ということになるわけでございまして、ただ今年度はちょうど大きな事業の狭間の年というふうに考えてございまして、例えば水産海洋の事業なんかは今年度継続事業という形で契約をいたしますものですから、その分で来年度の事業が30億円程度膨らむということを考え合わせますと、一概にこういう状況が続くということではないというふうに認識しております。

◎工藤 篤委員
 わかりました。
つまり来年度以降は、今年みたいなことではなくて、非常に厳しい状況になるということだろうというふうにして受け止めておきたいと思います。

それで、自分なりにわかるように資料つくってまいりまして、この資料1決算カード、財務部からいただいた決算カードから表にしたものなんですけれども、この資料1見ると、上のほうに丸数字書いておりますが、⑩のところ公債費残高です。
これが平成16年度が1,563億9,000万円あまり、平成22年度は1,528億5,500万円あまりと、約35億円ほど減少していますね。これはわかると思います。

公債費だけでなくて、⑯のところの基金残高を見ますと、平成16年度130億6,000万円が平成22年度には143億7,800万円と、13億円あまりふえています。

それから、⑬の人件費総額、これについては平成16年度279億、まあ280億円弱が平成22年度では214億5,000万円と、65億円あまり減少をしておりまして、⑮―1のところの人件費構成費でも4.2%少なくなっていることがわかります。

同じくこの資料の1の経常収支比率(註B)が平成16年度89.8%から平成22年度85.7%と、4.1%下がっております。

それで、「函館市の台所事情」、財務部で出したやつを見ますと、類似団体との比較が記載されておりまして、その経常収支比率は類似団体が89.5に対して当市は85.7と、3.8ポイント低くなってると。

ただこの間もお聞きしましたけども、財務当局のいう財政力指数(註C)、これが平成16年度0.45が平成22年度0.462とわずかではあるが改善されているものの、類似団体の0.799から見ると相当な差異があって、そこは懸念材料である。
平成の一桁代の頃の0.5を超え、0.6に近い数値になってほしいとの思いは十分理解できるわけでございます。

当然、財政力指数が1になったら東京都や、北海道で言えば泊村のように地方交付税の不交付団体になるわけですから、当市だけでなくどこの地方公共団体の財務当局が見る夢であるというふうに捉えることができます。
逆に言えば、財政力が弱いからこそ、その分地方交付税等によって補われるとも捉えることができるんでないかと私は思っております。

問題は、そういう現実の中でどういう財政運営をしていくかが、全国の財政力の弱い自治体の大きな課題なんだろうというふうに思います。
函館市の場合、先ほどの資料の⑥から⑨を見てもらえればわかるように、夕張市の財政破綻に端を発して新たに示された健全化判断基準(註D)には全く問題がないことがわかります。

これらのことを申し上げましたけれども、総合的に判断すると、これあくまで私の見方ですけれども、平成16年以降、厳しい中でも財政運営は堅実な範疇にあったのではないかと、私は捉えております。
財務当局の責任者として大竹部長、もし私の認識と大きく違う点がございましたら、簡潔にご答弁を願いたいと思います。
ただ、歳出の部分で扶助費云々のことは何回も聞いておりますから、そこは触れないで簡潔にお願いしたいと思います。

(註A)公債費⇔地方公共団体が発行した地方債の元利償還等に要する経費。

(註B)経常収支比率⇔経常一般財源に対する経常経費に充当した一般財源の割合で、人件費、扶助費、公債費等の義務的性格の経常経費に、地方税、地方交付税、地方譲与税を中心とする経常一般財源収入がどの程度充当されているかをみることにより、地方公共団体の財政構造の弾力性を判断するための指標として用いられる。

(註C)財政力指数⇔基準財政収入額(普通交付税の算定に用いるもので、各地方公共団体の財政力を合理的に測定するために、標準的な状態で徴収が見込まれる税収入を一定の方法によって算定した額。)を基準財政需要額(普通交付税の算定基礎となるもので、各地方公共団体が合理的、かつ、妥当な水準の行政を行い、又は施設を維持するための財政需要に充当される一般財源を一定の方法によって算定した額。)で除して得た数値の過去3か年間の平均値をいい、地方公共団体の財政力を示す指数として用いられる。
単年度の基準財政収入額を基準財政需要額で除して得た数値である「単年度の財政力指数」が1を超える地方公共団体は、地方交付税の 
不交付団体となり、その超えた分だけ標準的な水準を超えた行政を行うことが可能となる。

(註D)健全化判断基準⇔実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率の4つの指標が一定基準を超える場合の財政健全化判断基準。

○財務部長
 この表でいきますと、⑯の基金残高ございますね。これで平成24年度末現在で申し上げますと、107億円ほどになります。
これは、病院事業特例債を地域振興基金から繰上償還するための財源として使っておりますので、なおかつ□□ではなくて、財政調整基金(註E)と減債基金が残り7,000万円ほどになっておりますので、減債基金(註F)がないというところが気がかりなのと、何回も申していますが財政力指数が低いということがネックではないかと思っております。

(註E)財政調整基金⇔地方公共団体における年度間の財源の不均衡を調整するための基金。

(註F)減債基金⇔地方債の償還を計画的に行うための資金を積み立てる目的で設けられる基金。

◎工藤 篤委員
 病院の29億円の問題ですよね。あの問題、ですから、あれは貸し借りしてちょっと川村課長からちょっとお聞きしたら、先延ばしをしたというようなことですから、そこは理解しました。 
ただ私今お訊きしたのは、平成16年度から平成22年度の財政運営についてお訊きしたものですから、平成24年度のことについてはこれから出ますので、そこのところでは私は財務当局は結構何て言うんですかね、健闘したんではないかなというふうに思っているんですよ。

実は、財政の健全な運営は、市長というよりは財務当局の強固な意思にかかっていると私は思っております。大体トップは政治家ですから、思いを持っていて、あれもやりたいこれもやりたいとなるのが普通なんですよね。
私も経験があるので、手に取るようにわかるんですが、市長そうは言っても金がありません。そんな余裕はありません。来年はこの事業が先ほども言ったみたいに控えております無理ですと、等々のやりとりが想像ですけども、私の経験上そういうような想像もされるんです。
そういう意味では、財務当局の冷静沈着な、そして強固な意思のもとでの財政運営を期待をしておきたいというふうに思います。

で、同じく財務部が作成した函館市の台所事情を見ると、平成16年度が1,560億円、平成22年度は1,526億円となっていますけども、企業会計の借金、地方債残高に触れていないんですよね。
このつくりが普通会計の説明をしているんですけれども、そこの4ページで、企業会計をも対象とした連結支出赤字比率なり将来負担比率にふれているものですから、企業会計の借金をやっぱり地方債残高を数字としてわかるように記載すべきではないかと、そのほうが市民にとってわかりやすいのではないかというふうにして思いますので、提言をしておきたいというふうに思います。

それで、実はミニコミ紙というのがありまして、その報道でちょっと触れたことがあるんですよ。
ミニコミ紙は、財政の再建に言及し、財政通らしく、これ工藤市長の当時のことをおっしゃっているんでしょうけども、市は現在2,700億円もの借金を抱えてる。西尾市政の4年間を毎年30億円の赤字、穴埋めの借金を重ね、タチの悪いサラ金的な借金を100億円つくったと。
西尾市長は行革に全く興味がないと批判する一方で云々というようなコメントがありました。

ミニコミ紙ですから、一般紙のように公正、公平を標榜してるわけではなくて、自分の主観と申しますか、都合のいいところだけ取り出して理屈を並べて、まあ言ってみれば他人の不幸は蜜の味みたいな感覚であおり立てるわけですから、ほとんど信用に足るものではないと頭ではわかっていても、やはり数字等は一人歩きするものですから、ここはきちんと行政としても客観的な対応を市民にしなければならないと考えるわけです。

それで、先ほどの平成24年度一般会計特別会計公債費の内訳を見ますと、これまでの公債費の内訳が総務費から順番に記載されているが、年度ごとにいくら借金したかということはわからないんですよね。
いわゆる行政の継続性として新しい市長は、前の市長が残した借金は関係ない払わないというわけには当然いかないわけでございますから、ミニコミ紙のように市は現在2,700億円もの借金を抱えるというのは、確かにそこだけを取り出してみれば事実だけれども、真実ではないと言えると私は捉えております。

そこで私は、資料2ですか、たまたま平成19年度の公債費だけを取り出してみました。
これで取り出してみたものですから、1回しか見直し(チェック)していませんので必ずしも正しいとは限りません。
限りませんが、こういうふうに取り出してみると、この年度のだれの市長のときにだれが財務部長のときに、だれが副市長のときに借金したかっていうのがこれ一目瞭然でわかるわけなんですよ。

そんなこれ作業量ではないと思います。
私は、改めてパソコンに入力したんで時間は掛かりましたけども、恐らく源資(元々の資料)というものはパソコンだったらエクセルでしょうから、年度ごとにやって違う年度を削除してやっていけば半日ぐらいでできる作業だと思いますけれども、ぜひそういう意味では、予算書関連の中にきちんと年度ごとの地方債を出していただけるような形で示してもらえば、先ほどのミニコミ紙みたいなああいう乱暴な意見には、報道にはならないというふうに思います。よろしくお願いを申し上げます。

それともうひとつ、財務部長だったと思いますが、本会議の中でひとつの数値だけを取り出して財政がいいとか悪いとかは安易に言えないとおっしゃっていましたけれども、そういう捉え方でよろしいでしょうか。

○財務部長
 確かに本会議で喋ったと思うんですけども、ひとつの数字だけを捉まえて、いいとか悪いとかは判断できないものと思っております、という答弁をしたと思います。

◎工藤 篤委員
 そういう意味では、退職手当債、問題になっておりますけれども、それだけを抽出していいか悪いかの判断はできない、というふうに私も受けとることができますので、それは確認しておきたいと思います。

          (以下、続く)

# by atsushi-kudou | 2012-05-17 18:49 | 新人議員「虚心平気」 | Trackback | Comments(0) 

予算特別委員会、再任用制度について      ≪平成24年5月17日≫

 平成25年度から公務員の年金支給が65歳になるため、年金が出るための「つなぎ」として再任用制度を創設するという条例提案でした。
 制度の趣旨としては、理解できるのだが、中身を訊いていくと、年間300万円をベースにして給与決定したというのだ。

 それで、本来年金をもらえる、もらっていたと仮定したらいくらかと聞いたところ、年間200万円というのだ。
 ならば、年間200万円をベースにして考えるのが筋でないか、というのが私の論法である。
本来200万円であるべきなのを300万円となるのは、言葉は悪いが世間では焼け太りというのではないか、と問うたのだ。

 そして、時給1,500円、現職で働いているパートの方々から見て、それは市民感情として理解されるか、と問うたら「市民の方いろいろな方いらっしゃいますが、私どもとすれば理解が得られる範囲だというふうに認識してございます。」とシャーシャーとして答えるのです。

 どうも感覚が違うというか、公務員なんだから、という意識が見え隠れしているように思われてしようがなかったというのが率直な想いでしたが、また、議会で取り上げたいと思いますから、市民の皆さんの率直なご意見を寄せてください。

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◎工藤 篤議員
 次に、「再任用制度について」でございます。
制度趣旨の確認なんですけれども、制度導入の趣旨ということで、「公的年金の支給開始年齢の引き上げに対応し、職員が定年後の生活に不安を覚えることなく職務に専念できるよう、雇用と年金との連携を図るとともに、長年培った能力と経験を有効に発揮できるように導入する」というふうに書かれておりますけれども、これに何か付け加えることがございますか。なかったらないで。

○総務部長
 工藤議員のおっしゃったとおりでございます。
背景としては、民間において再雇用といいますか、それが制度としてなされてるし、渡島檜山管内においてもその96%の企業でそういった対応がなされているのが背景にあるということでございます。

◎工藤 篤委員
 長年培った能力と経験を有効に発揮できるということでございますけれども、実は先週の土曜日の午後からNHKのラジオ番組でぼやき川柳というコーナーがありまして聞いていましたら、こんなものがありました。
「先輩を部下に持つ身のやりにくさ」と。「先輩を部下に持つ身のやりにくさ」という川柳がありました。
そういう意味では、人事名配置でそういう配慮、つまり経験部署以外のところに配置する考え方なのかどうか、その辺は具体的にお考えですか。

○総務部人事課長
 再任用職員の配置についてのお尋ねでございますけども、基本的に対象職員、管理職も含めて全職員対象となるものでございます。
で、配置に当たりましては当然その職員の適性ですとか経験、判断して職場を決めてまいりますが、確かに工藤委員おっしゃるように、退職前上司であったものが部下の下につくという状況は、業務遂行上いろいろ支障がある場合もあると想定されますので、その辺も配慮して違う職場に配置するですとか、そういったことを考えてまいりたいと考えております。
 
◎工藤 篤委員
 そうだとすると、全く経験のない部署にいくということもあり得るということですか。

○総務部人事課長
 基本的には、知識経験を勘案して配置することになりますので、同じ何々課ですとか、同じ職場でなければだめだということではないんですけれども、当然一定の経験のある内部事務ですとか、窓口の経験があるだとか、そういった観点で配置したいというふうに考えております。

◎工藤 篤委員
 そうすると、特に現業職、現場のところの方々は、改めてまた現場でということにならないで、事務的な部分にいくということになるとすると、いわゆるその長年培った経験にそういうものが生かされない場合もあり得るんじゃないかい。
いわゆる潰しがきかないということも考えられるんですけれども、その辺はどういう配慮する予定ですか。

○総務部人事課長
 現業職員の再任用ということでございますが、基本的には現業職員も対象となるものでございまして、配置に当たりましては、確かに現在現業職員の方が働いている職場、アウトソーシングだとか含めて職場が段々少なくなっているという実態もございます。
そういう中では、希望者全員を再任用職員として配置することは難しい面はあると思っています。
職場がなければ、基本的に再任用希望されても現状の中ではお断りする場合もあるとは思いますが、基本的に現業職員の方でも現場だけじゃなくてある程度一般事務のほうにも携わっている方もおりますので、その辺も含めて判断してまいりたいと考えております。

◎工藤 篤委員
 聞いてるところなんですけれども、例えばアウトソーシングして、保母さんなら保母さんでいいです。
職場がなくなって違う部署にいくと、しかしはっきりいって最初使いものにならない。こんな表現すれば失礼なんですけども、今まで全くそういう現場でしか働いてないのに、例えば戸籍にいくとか住民登録にいくっていうことになると、経験も何もないですから、まして今パソコンというかコンピュータでやったりすると、そこでノイローゼ気味になっちゃったっていう話も実は聞いたことがあるものですから、その辺の配慮はぜひお願いをしておきたいなというふうに思いまして、次に進みます。

 給与の計算根拠なんですけれども、雇用と年金との連携を図る観点からということなんですけれども、もうちょっと簡単に部長、課長でも結構ですけども、計算方法はどういうふうになってるのか教えてください。

○総務部人事課長
 再任用職員の給料でございますが、基本的に国の再任用職員の俸給表2級相当の額で、フルタイムで21万3,400円としたところでありまして、これはうちの嘱託職員の年収とほぼ同程度になるように均衡を図ったという結果でございます。

◎工藤 篤委員
 嘱託職員との均衡を図るっていうのは、何か意図があるんでしょうか。

○総務部人事課長
 嘱託職員につきましては、あくまでも非常勤の特別職という扱いで、うち身分上認容してございますが、再任用職員につきましては、我々退職前の正規職員と同様に一般職の扱いになります。
決して嘱託職員の方が責任がないというわけではありませんけども、あくまで正規職員と非常勤の職員との違い、いわゆる職責の違いだとかも含めまして逆転するというのはいかがなものかという考えがございまして、同程度としたものでございます。

◎工藤 篤委員
 金額教えてください。聞き漏らしたかもしれませんので。

○総務部人事課長
 再任用職員の給料ですが、まずフルタイムで月額21万3,400円と今回提案させていただいてございます。
で、嘱託職員のほうなんですが、標準的な報酬額が月額18万7,200円でございまして、約年収225万円ほどになります。
で、再任用職員の場合、4分の3勤務、嘱託職員と同勤務時間4分の3勤務としますと月額16万50円になりまして、期末勤勉手当2.1カ月分がございますので、それと合わせて嘱託職員とほぼ同じ225万円というふうになるものでございます。

◎工藤 篤委員
 制度の趣旨のところで、雇用と年金との連携を図るというふうにしておっしゃっていますけれども、そういう意味で捉えれば、年金との関係を第一に考えるのが筋でないですか。嘱託のでなくて。
つまり、年金を貰えなくなるということですから、もし貰えるとしたらその年金の額がどれくらいで、それを基本にして考えるのが私本当だと思いますが、年金どれくらい貰ってるか調べてますか。

○総務部人事課長
 市を退職した後の年金、当然加入期間によってそれぞれ違いますけども、今部分年金であればおよそですけども、年で150万程度というふうに認識してございます。

◎工藤 篤委員
 そうすると、年収150万円だということですね。それにちょっと待ってください。そうすると、それは共済組合からの年金ということになりますね。それで、老齢基礎年金はまた別ということで捉えてよろしいんですよね、老齢基礎年金は。
そうすると、老齢基礎年金は65歳から満度でありますけれども、しかし61歳から繰上支給と言うんですか、できます。あ、60歳からですね。それ今7割でございますから、それが55万2,230円ということになります。
そうすると、150万円とこの50万円を足すと200万円というのが基礎ベースになるというふうにして私は考えるべきだと思うんですよ。そう思いませんか。
年金が出ないから、年金に対応するものを支給するっていうことになるわけですから、それは年金本来60歳から貰える年金があったとするならば、その年金の支給額に対して計算していくというのが本筋ではないですか。制度の趣旨と違ってきませんか。お答えください。

○総務部長
 今回の再任用の制度の導入なんですけれども、先ほどちょっと1番前段に申し上げたんですが、平成18年から民間において高年齢者の雇用の安定に関する法律というのが施行されて、民間では既に実施されているという状況にございます。
これはあくまでも年金制度が60歳から65歳へ変更されると、段階的に部分年金が、平成24年度の退職者までが部分年金が出ると。それ以降についいては、部分年金も出ませんので、退職して無年金の状態が生じるという状況の中で、その部分年金だけではということもあって、国が制度として創設したものですし、公務員においても□□□それから他都市の公務員も既に再任用という形で実施してございます。
で、確かにその年金制度が背景として、先ほども言いましたように、あるわけですけれども、あくまでもその再任用ということで市の職員として労働していただく、働いていただくと、それに対する対価としていくらの報酬がいいかという議論かと思います。
で、こうした中で国においては1級から3級だったかな、ちょっと段階忘れましたがそれぞれの給与水準を設定してございます。で、その中で私どもとしては、(「短くお願いします」と工藤委員)国の2級の給与表を想定してございますし、これ他都市の例もそうでございます。 

それから、先ほど人事課長からも言いましたように、想定されるその勤務形態が4分の3勤務ということで、嘱託職員との整合、こういった観点から今現在の水準を設定したということでございます。

◎工藤 篤委員
 嘱託職員じゃなくて、私が申し上げているのは、年金との連携を図るという制度の趣旨があるんであれば、本来ならば年金制度が続いていくとするならば貰ってる金額に対して、それをベースに考えるというのが筋じゃないですかということ申し上げてるんですよ。
筋じゃないったら筋じゃないですし、別に構いませんよ。
それから、もうひとつ付け加えるならば、なぜ国にこだわるんですか。市長は、人事院勧告制度に対しては尊重をすると言いながら、しかし一方で、公務員が公務員の給料を決めていくのはいかがなものかと、そういう発言をしております。
そして、新たな企業体系をつくるためには、民間をベースにしながら考えていくっていうことを方向性出してるわけですよ。ならば、なぜこの問題に対して、そういう方向性で進めなかったのかということをお聞きしたいと思います。簡単にお願いします、時間ないので。

○総務部長
 改めて給与水準のお話なんですけれども、まず繰り返しになりますけれども、あくまでもその労働の対価としての考え方で、それの目安として国の基準を使わせていただいたということでございます。
それから、根本的に現在市の職員の給与制度については、市長も抜本的に見直すということで、現在お時間をいただきながら調査をしていこうということで進めてございます。
ただその間においても、厳しい財政状況の中、給与の一律カットということで組合とも交渉が成立し平成24年度いっぱい平均ですけれども、5.5%の給与削減をしていると。で、逆に言うと平成25年以降に(「聞いてないことに答えなくていいですから」と工藤委員)いや、平成25年以降については、改めてまた給与交渉していきますし、そういった中でこの再任用職員の給与水準についても、改めて議論してまいりますし、それから給与制度改革の時点でも、新たにまたその制度として考え直していくということになろうかというふうに思います。

◎工藤 篤委員
 委員長、聞いてないこと答えなくて結構ですので、委員長よろしくお取りはからいをお願いしたいと思います。
とにかく、年金との連携を図るということで何回も繰り返しますけれども、そのために制度をつくるんですから、本来貰うというか、貰わなければならないというか、そういう年金をベースにして、つまり200万円というものをベースにして考えるのが筋でないですかって、筋でないならないで答弁してください。

○総務部長
 年金なんですけれども、再任用のフルタイムで働いた場合については、年金がまず出ません。それから4分の3勤務というか、短時間勤務であれば□□もそうなんですが、先ほど人事課長からお答えしましたように、個々人によって違いますが主に150万円程度と。
現在想定してる4分の3勤務の再任用職員が225万円ですので、トータルすると370万円ぐらいになろうかということで、年金をベースにということではないですが、年金と合わせた収入がどのくらいになるかということも想定しながら、この水準を設定したということでございます。

◎工藤 篤委員
 つまり、年金を想定しながら300万円というものをひとつのベースにして考えたということで理解してよろしいですね。
4分の3勤務とか何とかっていうのは、それは別な問題です。それしか働きたくないというわけですから、それはそれ別な問題。
しかし、あくまでも7時間35分ですか、45分ですか、それをベースにした300万円という、そのことを考えなければならないというふうにして私は受けとめておきますけれども、1時間当たりの単価いくらですか。

○総務部人事課長
 月額単価が嘱託職員よりかなり低いんで、単純にその期末手当も含めた年収を含めて時給換算しますと、大体1,500円弱ぐらいになるものと思います。

◎工藤 篤委員
 そのぐらいだろうと思います。私が計算したら1,493円という数字が出ました。
 それで、この数字が果たして市民からの理解を得られるかどうかということなんですけれども、得られると思いますか。イエスかノーかだけで結構ですから。

○総務部長
 市民の方いろいろな方いらっしゃいますが、私どもとすれば理解が得られる範囲だというふうに認識してございます。

◎工藤 篤委員
 まあ私に届いてる声は変わった声かもしれませんけれども、いろいろ聞いてみました。えーすごいんですねと、1,500円、今700円ちょっとでしょう、最低賃金が。
ほとんどアルバイトというか、臨時というか、何と申しますか、その働いてる方々の特にそういう4分の3とか、そういう勤務時間とかで働いてる人は700円ちょっとですよ。
その倍の金額を今リタイアした職員が、まして年金は200万円なのに、300万円をベースにして考える。言葉が適切かどうかわかりませんが、焼け太りというのこういうこと言うんですよ。と、私は思います。
どうかそういう意味では、もう少し市民もいろんな方がいるとおっしゃいましたけども、いろいろな方がいる中で市民の理解を得られるようなやっぱり制度設計、給料体系にしてもらわなければならないのではないかということを申し上げて、次に進みます。

# by atsushi-kudou | 2012-05-17 18:47 | 新人議員「虚心平気」 | Trackback | Comments(0) 

予算特別委員会、消防出張所の統合について ≪平成24年5月17日≫

 今ある2つの出張所(弥生・青柳)を統合して新たに末広出張所を造るということに関して、地域住民から3.11大震災の津波を当市でも経験した以上、低地に造るべきでないのではないか、という率直な声が寄せられていたので、その辺の見解を問うてみた。

 後述したように、
3.11の津波の最大値は2.4メートル。
予定地の海抜は4メートルで、地盤面としては約5メートル。
1階の駐車場(車庫)が約6メートル。
従って、11メートル程度の津波には対応できる。(電源は上の階で確保)
・・・、ということであった。

 まあ、あまり強く追求しなかったが、11メートル以上の津波は想定外として考えているということが分かった。
 しかし、予定地の上の方がせっかくの高台(函館山の麓)なのだから、もっと適地を探すべきだったのではないかと思われる。

 いずれにしても、11メートル以内の津波には電源確保できるとしても、車庫は水浸し、消防車両は使えず、職員は物理的に外に出られない、ということが想像される。
 屋外階段を設けて、屋上に200~300人の一時避難所として使えるようにし、地域住民の安全を守りたい、と答弁していたが、まったくナンセンス。
 前述したように、ここは函館山の麓、建物の屋上に逃げるより、山の方に避難誘導すればいい話で、危機管理としての消防の機能をより発揮できるように考えるのが第一ではないかと思うのだ。

 平成22年の10月に候補地として選定したのはいいが、その翌年に大震災に見舞われたのだから、候補地の計画変更等の柔軟な発想がなかったのかと残念に思わざるを得ない。

 それにしても、如何に答弁調整に慣れきっていたのかと改めて感じた。何しろ、質問の意図を端的に捉え、答えるというのでなく、予想質問に対して、用意してきた答弁書をとにかく読むという感じなのだ。

***********************************

◎工藤 篤議員
 次に、北消防署末広出張所の整備事業費についてですけれども、この構想は計画なり、そういう年度がいつだったのか、端的に年度だけ教えてください。

○消防本部参事3級
 末広出張所庁舎整備事業の構想計画策定についての年度のお尋ねということでございますが、まずこの末広出張所庁舎整備事業は、平成16年8月の新たな消防体制を構築するため策定しました消防組織機構再編計画に基づくものでございます。
この中で、弥生出張所、青柳出張所を統合するため、平成25年4月に開所する計画となってございます。
その後、候補地等につきましては、平成21年4月より両地区の中間点である末広町から元町地区において複数の候補地をピックアップし、消防庁舎に必要な面積や幹線道路とそれから周辺の環境などを勘案して平成22年10月に庁舎整備の構想計画策定上の候補地として選定したものでございます。

◎工藤 篤委員
 委員長ちょっとお願いしておきたいんですけれども、質問に対して的確に答えていただきたいというふうに思います。あまり形容詞つけなくていいですから、何年度だったら何年度ということで、時間もないものですから、その辺よろしくお願いしたいと思います。それで、今の場所は海抜何メーターですか。

○消防長
 予定地は海抜4メーターでございます。

◎工藤 篤委員
 昨年の津波のときは、函館市は何メーターだったでしょうか。

○消防長
 最大で23時35分で2.4メーターと記録されています。

◎工藤 篤委員
 昨年では大丈夫だということになりますよね。しかし、どうなるかわからないと。
そうすると、私が言った言葉ではないですけれども、歴史に学ばない者は過去に学ばない者は愚かだというような言葉が私聞いたことあるんですけれども、そういう意味では、5メーターの津波がきたとき、6メーター、7メーター、10メーターの津波がきたときには、どういう措置になるんでしょうか。そういう対策はなさっていますか。

○消防長
 津波の対策につきましては、このたびの震災におきましては、建設中におきましては浸水がなかったんでございますけれども、基本的に函館港内に関しましては、2.4メーターという数字でございますけれども、港内の海水がずんずん入りまして、最終的に西埠頭この辺の朝市エリアがあがったものと考えております。

そういう中におきまして、この庁舎に対しましては、いち早く地域住民、観光客に対しまして避難誘導という目線を向けまして、このたび建築する建物の屋上には防災スピーカー、消防本部から直結する遠隔装置の防災無線の拡声器をつけます。
また、庁舎そのものの屋上につきましては、屋外階段を設置しまして、屋上に200から300名の取り残された方につきまして、一時避難所として使えるような対策を講じまして、この庁舎につけて現在地の中で市内全体が低地なものですから、この中でもやっぱり我々はそういう地域で地域住民の安全を守りたいと考えております。

◎工藤 篤委員
 それはそれで結構です。
そういうことじゃなくて、そういうものができたときに、この消防署そのものが機能なさるんですかっていうことを聞いているんですけれども、いかがですか。

○消防長
 基本的に消防庁舎の電源関係につきましては、□□をあげて設置しますし、基本的に4メーターの地域ですから6メーター以上の部分に対しては、機能ができるように設置をしております。

◎工藤 篤委員
 それでは、最大何メーターの津波に対応できるっていうことになっているんですか。メーターだけで結構ですから教えてください。

○消防本部参事3級
 現在の建設地につきましては、海抜4メーター。電車道路に向かって勾配をつくりますので、およそ地盤面としては約5メーターくらいの高さになると思われます。
さらに、それに1階の駐車場、車庫が約6メーターありますので、事務所を残して上の部分で電源等を確保することになりますので11メーター程度につきましては、その消防の機能として、まあ車庫は別にしても消防の機能として使えるような設計にするよう依頼してあります。

◎工藤 篤委員
 地域の人方から連絡がありまして、やっぱり昨年の3月11日を経験してて、あそこに建てるのはどうなんだろうと心配なさっているんですよ、そういう意味では。
それで、計画が平成16年の8月ということでありますから、それならもう相当前の話ですよね、そういう意味ではね、5年くらい前ですか、もうちょっと前ですね、そうするとやっぱり去年の経験をもとに、思い切った計画変更とか、そういうことをするべきではないのかなというふうに市民の方からの声でありました。
そういうことを申し上げて、この項目は終わりたいというふうに思います。

# by atsushi-kudou | 2012-05-17 02:26 | 新人議員「虚心平気」 | Trackback | Comments(0) 

予算特別委員会、教職員の私用車駐車有料化問題 ≪平成24年5月16日≫

3月議会での予算特別委員会でのやりとりを報告したい。
予算特別委員会は3月13日(火)から16日(金)までの4日間でそれぞれ総務(教育を除く)、経済・建設、民生、総務(教育のみ)という4つの所掌ごとに行われるのが慣例とのこと。
会派の打ち合わせの中で、私は、初日の総務、3日目の民生を割り当てられた。

 最初に「函館市財産条例の一部改正について」をとりあげた。
 これは、職員の通勤用自動車を公共施設敷地の空きスペースに駐車する場合、市有地の一部を一定期間個人が占有することになるので、行政財産の目的外使用と位置づけざるを得ないので、市有財産管理の適正化を図るため、学校施設を含め有料化するということでの条例改正である。

 理屈としてはなるほどと頷けるものだとしても、学校施設の有料化については賛成しかねるという立場で質問に立った。
 その理由は、
私用車が公用使用(児童・生徒の事故や事件等の緊急時対応、生徒指導に かかわる家庭や児童相談所等との対応、部活動の引率・送迎等、会議や研修会等への出席等々)に使われていること。
旅費(学校管理運営旅費・校内研修促進費)は、北海道教育委員会から支給されているものの、実態として十分に対処仕切れていないこと。(年間配当額平均値:(平成20年度《小学校167,000円、中学校207,000円》、平成21年度《小学校167,000円、中学校195,000円》、平成22年度《小学校152,000円、中学校179,000円》)
公用車の配置が行われていないこと。
・・・、等である。

 いずれにしても、学校側職員に義務を求めるなら、市としてもその義務(正当な旅費、公用車の配置等)を考えるべきで、後述するように教育委員会側から公用車配置の予算要求さえないというのは怠慢の何物でもない、と思う。

 話は変わるが、福島県から疎開してきた方々と懇談する機会があったが、その席上、「函館市は教職員の自家用車の駐車さえ有料化するくらいなんだから、私たちの要望を受け入れてくれる余地があるんでしょうか。」といった質問があった。
 その言葉のニュアンスをご想像あれ!

***********************************

◇委員長
休憩前に引き続き会議を開きます。
 休憩前の議事を継続し、質疑を続けます。工藤 篤委員の発言を許可します。工藤委員。

◎工藤 篤委員
 こんにちは。お疲れ様でございます。私、予算特別委員会本格的なものは初めてでございますので、そういう意味で失礼なことあるかもしれませんけれども、よろしくお願いしたいと思います。
今朝ここに入ってまいりましたら、同僚議員がこの発言項目を見て(時間に)ちゃんと間に合うのかと心配なさってくださいました。
また、先ほど委員長も心配しておっしゃってくれましたけれども、新人議員を育てるという意味で、委員長恐らく特別な配慮をしてくれるのではないかなとご期待を申し上げながら進めてまいりたいと思います。

まず、午前中小山委員がおっしゃっていましたが、私も同じ案件ありますので、それを先に進めたいと思いますので、よろしくお願いします。
「函館市財産条例の一部改正について」でございます。

本会議からずっとお聞きをしておりますと、原則は原則としながら、寝た子を起こしたのかなというような気がしないでもありません。
先生方がその教育だけ、学校事業だけでないいろんな活動の中で自家用車を利用しながら、子ども達のために仕事をしているというか、活躍をしているわけですが、それを金銭的な面だけで進めていくということに、まあ基本は基本として分かりますけれども、その辺がどうもすっきり落ちないなというふうな気がいたしております。

それで、北海道からの旅費、本会議でたしか1校当たり15万2,000円、小学校で、中学校で17万9,000円ということですけれども、それ満ち足りているかどうかちょっと最初にお聞きしたいと思います。
その旅費で、今学校の予算が賄われているのかどうか。財務部のほうでそういう認識ありますか。

○財務部財産管理課長
学校へ配当されている道の旅費が十分かどうかという御質問だと思います。教育委員会のほうからは、決して十分な金額ではないというふうにお聞きしております。

◎工藤 篤委員
 公用車の配置についてですけれども、教育委員会からその要望がなかったということをさっきお聞きしまして驚きました、実は。
学校現場からは、公用車の配置をお願いしたいという要望があるというふうに聞いておりますし、私ども市民クラブでは、会派としては、各全部の学校ではございませんけれども、学校に訪問をして実態をお聞きしてまいりました。
その中では、こういう措置をするのであれば、公用車の配置をしてほしいというような、学校現場からの声がありましたけれども、そういう声は聞いていますか。

○財務部財産管理課長
学校への公用車の配置にかかわっての御質問かと思います。
先ほどもご答弁申し上げましたが、公用車配置にかかわって教育委員会から予算要求そのものがあったということは、これまでございません。

◎工藤 篤委員
 ですから、これは教育委員会の方にどういう措置でそうなったのかは、教育委員会の予算委員会の中で私どもの会派から引き続いて質問があるだろうと思いますが、つまり学校現場に対して教育委員会が何らのそういう措置を考えていなかったということについては、非常に驚きでありますから、これは後に引き継いでいきたいと思います。
私用車の関係、公用車にした場合、1キロ37円ということでありますけれども、それの措置に対してはどのようになさるおつもりですか。

○財務部財産管理課長
 私有者公用にかかわっての旅費に関してだと思います。
教育委員会からは、当費がなかなか十分に配当されていないということで、関係機関通じて全道的な規模で要望はしていきたいと、これからも強く要望していきたいということをお伺いしております。

◎工藤 篤委員
 強く要望したけど、結果としては削減の方向にあるということを、その認識に対してはどう思いますか。

○財務部長
 旅費に関する道の条例に基づいて支給されるべきものであって、残念な結果であると認識しております。

◎工藤 篤委員
 つまり、それは北海道の関係だから私は知らんという意味に受けとめていいのかなというふうに思います。
しかし、果してそれでいいのでしょうか。
市の協力を担っていく、そして事業だけじゃなくて、学校現場でいろんな部分でそういう公用的なものが使われていると。そうするならば、その実態に対してきちんと対応するのが市としてのあり方なんでないでしょうか。
まあ返答はいいです。そういう意見を申し述べておきたいと思います。なぜならば、市が独自にこういう条例をつくって義務を求めるわけなんですよ。

そうすると、市としてもそのものに対してきちんとした義務が発生するわけですから、そのことに対してやっぱりきちんと財政的に対応するのがこれ筋ってものじゃないですかね。
そう思いませんか、逆の立場になったら。この条例を提案してやっていく基本的な考え方はわかりました。しかしわかりましたが、現場としてそういう対応にあるということをやっぱりしっかりと受けとめていく必要があるんじゃないだろうか。
そのために何をなすべきかというようなことを考えたことはありますか。イエスかノーかで答えてください。

○財務部長
 教育の現状につきましては、教育委員会、5人の教育委員で教育委員会なんですけれども、市長のほうに教職員の私有車の公務使用の現状を勘案した使用料の減免や公務資料に係る予算措置など、個々の実態に即した制度設計とするよう要望があり、市側といたしましてもその辺を考慮して減免制度を導入するとしたところでございます。

◎工藤 篤委員
 それがまあ3割の減免だと。それですべて賄えるというご判断だったんだろうというふうに思いますが、しかし一方で、市が主催する会議等に係る旅費について、市が負担することが可能とのことだが、具体的にそういう答弁なさっています本会議で。具体的に煮詰まっていますか。イエスかノーかだけで結構です。

○財務部長
 教育委員会サイドのほうで、内容について現在協議中であると認識しております。

◎工藤 篤委員
 しかし、財政的には最後は財務のところにくるわけですから、それを受けてどうこうするっていうのは最終的には財務の問題だろうというふうにして思いますし、そこが1番のネックになっているんだろうと。
公用車の配置の問題も含めて、ぜひそういう意味では、義務を施行するんであれば、相手方の義務も権利もやっぱりきちんと尊重してやっていくという対応が必要ではないのかなというふうにして思います。

実は、私高校、町立高校でしたけれども、事務長やったことあるんですよ。
同じような問題がありました。そのときには、高校ですからあれですけれども、そういう予算の措置ができないので、たまたま後援会組織をつくって、その中でその1キロ37円ですか、それに見合うような形のものを出した経過があります。
それは、そういう意味では、市からそういう体制をつくりながら補助金を出してやっていくということもひとつの方法なのかなというふうにして思いますから、ぜひご検討を願いたいということを申し上げまして先に進みます。

# by atsushi-kudou | 2012-05-16 17:35 | 新人議員「虚心平気」 | Trackback | Comments(0) 

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